コンプレッサーとEQ・イコライザーのおすすめの順番

ミキシング

「コンプレッサーとイコライザーは、どういう順番でつなげばいい?」
「コンプレッサーとイコライザーの順番を変えると何が変わるの?」
「コンプとEQのおすすめのつなぎ方は?」
という方のために、コンプレッサーとイコライザーのつなぎ方について解説します。

おすすめのつなぎ方は、下記のとおりです。

  1. EQ (不要な帯域をカット)
  2. コンプレッサー
  3. EQ (細かな音質調整)

この記事では、なぜこの順番がおすすめなのかを解説しています。この記事を読めば、もうコンプとEQの順番に悩むことありません。

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コンプレッサーとイコライザーの順番に正解・間違いはない

コンプレッサーとイコライザーに限らず、エフェクターはどのような順番でつなぐかによって音が変わってきます。そして、自分が求める結果が得られるのであれば、エフェクターをどのような順番でをつないでもかまいません。つまり、エフェクターのつなぎ方に正解や間違いというものはないということです。

ですので、コンプレッサーとイコライザーの場合も、コンプレッサー > EQという順番、または、EQ > コンプレッサー という順番のどちらが正解でどちらが間違いということはありません。あなたがミックスしている音源や、コンプレサーやイコライザーをどのような目的でかけるのか、どのような音を求めているのかによって適切な順番は異なります。

とはいえ、特に初心者の方にとっては、つなぎ方の基準や考え方というものがあったほうがよいので、おすすめの順番を紹介します。

コンプレッサーとイコライザーのおすすめの順番

おすすめのつなぎ方は、1つめのイコライザーで不要な帯域をカットしてから、コンプレッサーで圧縮、その後、2つめのイコライザーで細かな音質調整をEQで行う、という順番です。

  • EQ (不要な帯域をカット) > コンプ > EQ (細かな音質調整)

では、この順番がおすすめな理由を解説します。

EQ (不要な帯域をカット) > コンプレッサー

不要な帯域を大きくカットする必要がある場合、コンプレッサーの前のイコライザーで不要な帯域をカットします。

例えば、ロー(低域)が出すぎている音源で、ロー・カットのEQと、コンプレッサーをかける場合を考えてみましょう。ローをカットせずにコンプレッサーをかけてしまうと、不要なローが大きい部分でコンプレッサーが圧縮を開始します。この結果、ロー・カットしていれば圧縮されることのなかった区間でも、全帯域が圧縮されてしまいます。そして、コンプレッサーの出力をイコライザーでロー・カットします。すると、ローが過剰だった区間で、ロー以外の帯域の音が不自然に圧縮されてしまいます。

では、先にロー・カットしていればどうなるしょうか。過剰なローをカットしていれば、ローによって不要な部分でコンプレッサーが動作してしまうことはありません。このため、ロー以外の帯域が必要以上に圧縮されることなく自然なコンプ感が得られます。

コンプ前のEQでブーストしたい帯域をブーストするとどうなるでしょうか。ブーストした帯域によって、コンプレサーが動作してしまうと、せっかくブーストした帯域は圧縮され小さくなります。このため、ブーストしてもその効果が適切に得られなくなります。

また、イコライザーは帯域ごとの音量を変化させるので、全体の音量も変化します。このため、コンプレッサーの前にイコライザーをかけると、コンプレッサーに入力される音量が、イコライザーを調整するたびに変化してしまいます。コンプレッサーは、音量によってトリガーされるので、イコライザーを調整するたびコンプレッサーのかかり方が変わってしまうのです。

コンプレッサー > EQ (細かな音質調整)

コンプレッサーの後にイコライザーをかけたらどうなるでしょうか。

この場合、イコライザーをいじってもコンプレッサーに影響を与えることはありません。このため、細かな調整が必要なEQは、コンプレッサーの後にかければ、EQがコンプレッサーに影響しないため、ミックスがやりやすいのです。

コンプレッサー前のEQはカットしてしまったら、いじらないようにしましょう。コンプレッサーの前のイコライザーをいじってしまうと、コンプのかかり方に影響を与えてしまいます。

まとめ

このように、不要な帯域をカットするEQはコンプレッサーの前に、細かな音質調整のためのEQはコンプレッサーの後につなぐのがおすすめです。

エフェクターをつなぐ順番は、必ずこうでなければならないというような順番はありません。場合に応じて、適切な結果が得られるようなつなぎ方を探してみましょう。