DTMに欠かせないのがモニタースピーカーです。作っている音楽を正確に鳴らせなければ、定位や周波数バランスなどを適切に調整することはできません。
この記事では、モニタースピーカーとは何かについて解説し、おすすめの定番モニタースピーカーを紹介します。
- モニタースピーカーとは?
- モニタースピーカーと普通のリスニング用スピーカーの違いは?
- モニタースピーカーはいらない?必要性は?
- モニタースピーカーの選び方は?
- 初心者におすすめのモニタースピーカーは?
という方は、ぜひ参考にしてください。
モニタースピーカーとは
モニタースピーカーとは、音楽制作用に設計されたスピーカーのことです。 モニタースピーカーの目的は、音源に色付けをせず、原音に忠実に再生することです。低域から高域まで全周波数帯域を均一に、高い解像度で鳴らします。
モニタースピーカーとリスニング用スピーカーの違い
リスニング用スピーカーは、音楽を心地よく聴かせるためのスピーカーです。原音に忠実ではなく、低域を増幅するなどの味付けがされています。 モニタースピーカーは、味付けなく原音に忠実に再生します。
モニタースピーカーはいらない?必要性は?
ミキシングやマスタリングなどで緻密な調整を行うには、正確なモニタースピーカーが必要です。
不正確なリスニング用スピーカーでは、適切なミキシング・マスタリングを行うことができません。
フラットな特性のモニタースピーカーでバランスよく聴こえるミックスになっていれば、イヤホンやヘッドホン、ラップトップ、カーステレオ、リスニング用スピーカーなどのさまざまな環境で再生されたときもバランスよく聴こえます。
初心者~中級者向け・中型|おすすめモニタースピーカー
JBL / 305P MKII
JBL / 305P MKII は、人気の低価格モニタースピーカーです。 低価格帯では音質の評価が非常に高い製品です。
音はかなりフラットで低域も十分に出ています。解像度も高く、定位、奥行きも分かりやすいです。Yamaha / HS5 では、低域が足りないという方におすすめです。
独自のイメージコントロールウェーブガイドでスィートスポットが広く、作業中に移動しても音のバランスがくずれにくいです。
LSR305は、本製品 305P MKII の旧タイプの製品です。JBLは、アメリカの音響機器メーカーです。
購入者の口コミ・レビュー
Yamaha HS5よりこっちの方が癖が少なく バランスよく聞こえて良い感じだと思いました。 このクラスのレファレンスモニターとしてはコスパ最強じゃないですかね。 見かけがちょっとプラスチックぽいところがマイナス点かなぁ。 引用 : サウンドハウス
素直な音 MSP5と比較しましたが解像度はこちらの方が上に感じます。MSP5売りに出しました(笑)。 よほどのヤマハ信者でない限りこちらを買えば間違いありません。 引用 : サウンドハウス
Yamaha / HS5
Yamaha / HS5 は、DTMの定番の低価格モニタースピーカーです。
DTM用として、もっとも売れているスピーカーのひとつでDTM初心者に最適です。
価格に対して音質がよくコスパの高い製品です。
音は、中高域が強めでローエンドは弱めなので、ボーカル重視のポップスなどに適しています。
ヒップホップやエレクトロニックミュージックなどの低域を重視するジャンルの音楽をつくる方は、JBL / 305P MKII や Yamaha / MSP 5 などより低域が出る機種を検討したほうがよいでしょう。
購入者の口コミ・レビュー
NS-10M Studioからの買い替え NS-10M Studioでは低域が弱かった印象があるが、HSシリーズではバスレフが付き低域が補強されている。決して低音が強すぎる訳ではなく、モニタースピーカーとして低域から高域までバランス良く再現出来るスピーカーだと思う。 引用 : Amazon
とても良い モニタースピーカーとして最高。 中域から高域にかけての再生能力が非常に高いです。空気感、臨場感、音の定位、マイク録りしたであろう楽曲の鍵盤を押した音もはっきりと鳴らしてくれる。 引用 : サウンドハウス
美しすぎる 凄まじくいい音がする。これで三万!!!考えられない。他にもスタジオモニタースピーカー持っているがこいつが一番良い。癖がない。美しい部分を見事拾い上げている。極めてクリアー。原音に忠実(…より美しい)こんなに美しい音がするスピーカーは初めてだ。 引用 : サウンドハウス
Yamaha / MSP5 Studio
Yamaha / MSP5 Studio は、DTMやプロ用スタジオの定番モニタースピーカーです。Yamaha / HS5よりワンランク上のモデルです。
音は、Yamaha / HS5よりローエンド、ハイエンドがしっかりと出ていて、解像度が高く、音の低域や奥行き・立体感などを把握しやすいです。
価格以上の高音質でコスパのよい製品です。
5インチにしては、ローエンドがしっかりと出ているので、ヒップホップやエレクトロニックミュージックなどの低域重視のジャンルにも適しています。
Yamaha / HS5よりワンランク上の中価格のモニタースピーカーを求めている方に最適です。
2022年に生産完了となったので、在庫がある内に購入することをおすすめします。
購入者の口コミ・レビュー
驚きのコストパフォーマンス ペア5万程度で買えますが、品質はそれ以上。 非常にフラットで、とても作業のしやすいスピーカーです。 店舗でHS5と比較したことが有るのですが、解像度はこちらの方がダントツで上でした。 モニタースピーカーを買うのが初めてという方には非常に優れた製品だと思います。 引用 : サウンドハウス
素晴らしいの一言 今まで様々なモニタースピーカーの音を聞いてきましたが、低音から高音まで非常にバランスよく出ます。 低音に欠けるという意見もありますが、自宅でモニターする、もしくわ音を正確にモニタリングするという観点から行くと非常によくバランスが取れている音です。 音の定位は各楽器ごとにハッキリとわかり、今までグチャってたミックスも綺麗に分離されて聞き取れ、より正確に行うことが可能に。 引用 : サウンドハウス
Adam Audio / T5V
T5V は、プロ用のハイエンドスピーカーで評価の高いAdam Audioの低価格モデルです。
クリアで正確なサウンド、きらめく高音、印象的な低音で賞賛され、ホームスタジオやプロフェッショナルな使用に適しています。
5インチ・ウーファー、HPSウェーブガイド付きU-ART 1.9インチ・アクセラレーション・リボン・トゥイーター、リア・ファイアリング・バスレフ・ポートを搭載しています。
HPSウェーブガイドとU-ARTトゥイーターは、その広い分散パターンと周波数スペクトル全体にわたる正確なサウンド再生に貢献しています。
T5Vは、魅力的な価格帯で非常に高いパフォーマンスを提供するTシリーズの一部であり、控えめな予算で活動する人々にとって理想的な製品となっています。
- HPSウェーブガイド付きU-ART 1.9インチ加速リボン・トゥイーター
- ポリプロピレン5インチ・ウーファーと背面バスレフ・ポート
- 総RMSアンプ。パワー: 70 W
- 周波数特性: 45 Hz – 25 kHz (-6 dB)
- 最大SPL 1mでのペアあたりのSPL:≥106 dB
- 入力感度:-10~+4 dB
- 内蔵DSP制御ドライバー・クロスオーバーとイコライザー
- ADAM Audio T10Sサブウーファーに対応
購入者の口コミ・レビュー
このくらいの値段でパスレフ式のモニタースピーカーを買うならこれにした方がいい。 ただし、EDM,HIPHOP,TRAP,RnB とかの電子音を扱う音楽や、キレがある音楽に向いてる。 JBL305からこちらにしましたが、最初からこれにしておけばなって思いました。 引用 : サウンドハウス
初心者~中級者向け・小型|おすすめモニタースピーカー
Yamaha / HS3
Yamaha / HS3 は、DTMの定番スピーカーYamaha HSシリーズの小型モデルです。
3.5インチのウーファーを採用していて、再生周波数帯域は(-10dB) 70Hz-22kHzとなっています。
前面にはヘッドホンジャックとボリュームノブがついており、便利に使うことができます。
色はブラックとホワイトの2種類があります。
ウーファーが4.5インチのHS4もあります。
Yamaha / MSP3A
Yamaha / MSP3A は、コンパクトで高音質なモニタースピーカーです。
定番モニタースピーカー MSP5 Studio の3インチ版のモデルです。
MSPシリーズは、DTMの定番Yamaha / HSシリーズよりも上のグレードで、よりフラットな周波数特性で解像度が高いです。
3インチモデルとしては、レンジが広く67Hz~22kHzの再生能力があります。
フロントパネルには、ボリュームノブの他に、ハイとローを調整できるノブがついており、音質調整もかんたんに行えます。
小型でハイクオリティなモニタースピーカーをお探しの方におすすめです。
購入者の口コミ・レビュー
以前までHS7を使っていたのですが、ホームユースでは少しオーバーサイズ気味であり、どう調整しても低音域が乱反射して正確なモニタリングがしづらかったので買い替えるに至りました。 こちらはMSPシリーズの中では一番小さいサイズですが全ての音域に対してピーク感は皆無で安定していて余裕を感じます。 ホームユースで音響が整備されていない環境の場合はこれで十分というか、これ以上を望むのは野暮かもしれません。 とても良いモニタースピーカーです。 引用 : サウンドハウス
勿論5インチクラスと比較するとどうにもならないですが、日本の住宅環境で、 置き場も狭い、音量も出し切れない、となると何も考えずこれを購入しても良いと思います。 PCオーディオ用途でも、「基準を知る」という点でこれを選ぶのもありでしょう。 これ以上値段を出していいのなら、小型モニターとしてはADAM A3X、iLoud MTM、Fostex NF04R当たりではと思いますが、 かなりペアの値段が上がる以上、アマチュアユースならこれが最適解と思います。 引用 : サウンドハウス
MSP5と迷っていましたが 設置スペースの関係やスピーカーからリスニングポジションまでの距離が50〜70cmほどしか取れない為こちらを選びましたが正解でした。 ある程度の音量は出せるけどスピーカーからそこまで距離を取れないという方には良いと思います。 引用 : サウンドハウス
IK Multimedia / iLoud Micro Monitor
IK Multimedia / iLoud Micro Monitor は、コンパクトながら高音質で人気のモニタースピーカーです。
小型にもかかわらず、音質が非常によい製品です。
コンパクトでありながらも、高品質なウーファーとツィーターを搭載していて、低域から高域までバランスのよいサウンドです。
大口径バスレフ・ポートを装備し、クラス最高水準の低音域の周波数レスポンスを実現しています。
世界最小クラスのコンパクトな設計で、スペースに余裕がない方に最適です。
Bluetooth接続でのワイヤレス使用も可能で、ポータブルに使うのに適しています。
IK Multimediaは、イタリアのオーディオ・メーカーです。
購入者の口コミ・レビュー
素晴らしい 手軽に良いモニター環境が家に欲しかったため購入しました。 6畳の部屋で使っていますが、音量も音圧も音質も充分すぎるほどです。 引用 : サウンドハウス
非常に満足できる商品だと思います この値段とサイズでこの音が出るのかというのが第一印象でした。この点は本当に素晴らしいの一言に尽きます。 もちろん、サイズゆえの中低域の見通しづらさ等はありますが、気にならないレベルでしょう。 売れて当たり前だろうと思った点の一つに、iPhoneのスピーカーや付属のイヤホンと音の傾向がかなり似ているという点がありました。 曲作りの場において、聞き手が聞く環境をイメージして曲を作るのは重要なことの一つです。それを考えると、このスピーカーを導入することのメリットは計り知れません。 プロのアーティストがラージモニターとは別に、このスピーカーでもマスタリング音源を聞いたという話を聞きましたがそれもうなずけました。 引用 : サウンドハウス
IK Multimedia / iLoud MTM
IK Multimedia / iLoud MTM は、コンパクトで高音質な仮想同軸モニタースピーカーです。
人気のコンパクトスピーカー iLoud Micro Monitor の上位版的なモデルです。
3.5インチのウーファーにもかかわらず、低域は40Hzまで再生可能で、一般的な5インチモニタースピーカーよりも低域の再生能力があります。
ミッドウーファー + ツイーター + ミッドウーファーと上下左右対称に配置(MTM配置)した仮想同軸構造により、通常の2ウェイシステムでは不可能なほど高精細で、焦点の合った音像を得ています。
最先端のDSP技術によりスピーカーの動作を完全にコントロールすることで、40Hzから24kHzまでフラットな周波数特性であるという、アナログ設計では困難な仕様を実現しています。
0度から20度の範囲で角度調整可能なスタンド付きで、机の上にかんたんに設置できます。
- 正確なサウンドフォーカスと制御されたサウンドの分散のためのMTM(ミッドウーファー・ツイーター・ミッドウーファー)設計
- 2つの3.5インチ高性能ポリプロピレン・ウーファーと1つの1インチ・バックチャンバー搭載シルクドーム・トゥイーターを搭載した2ウェイ/3スピーカー・バイアンプ・デジタル制御のスタジオ・モニター
- 周波数特性 50 Hzから24 kHzまでのフラットな周波数特性を提供し、全周波数帯域にわたって幅広く詳細なサウンドを提供
- 自動ルーム補正機能を搭載しており、シンメトリカルなデザインと位相コヒーレントなレスポンスと組み合わせることで、どのような環境でも超フォーカスで正確なモニタリングが可能
- コンパクトなデザイン モニターは高さ264mm、幅130mm、奥行き160mmとコンパクトで、様々な設置方法に適している
激安・小型|おすすめモニタースピーカー
PreSonus / Eris E3.5
PreSonus(プレソナス) / Eris E3.5 は、コスパのよい低価格の小型モニタースピーカーです。低価格の小型モニタースピーカーでもっとも売れているモデルです。
人気DAWのStudio OneをリリースしているPreSonus社のモニタースピーカーです。
3.5インチのウーファーを搭載した、コンパクトな製品です。
背面に、高周波および低周波のコントロール・ノブがあり、再生環境に応じて音質を調整可能です。
25ワット/サイドのパワーアンプを内蔵しており、正確な出音を維持します。
コンパクトながら期待以上の大音量で鳴らすこともできます。
購入者の口コミ・レビュー
同等クラスの製品を凌駕するコスパと音質 DAW及びPC用として購入しました。 知るとおりErisシリーズには複数バリエーションがありますが、その中でも一番下位にあたるE3.5でも手綱を緩める事なく洗練された再生能力は目を剥くレベルで、VOLを最大にしてもビビリは無く、モニタースピーカーとしてのフラットな出力はどの領域でもっても維持されています、自宅で作曲作業される方や近隣に迷惑のかからない音量でありのままの音を楽しみたい方には最も適した製品ではないかと思います。 引用 : Amazon
サウンド・デザイン・コストの三冠王!初心者には特におすすめ! これまでに、NS-10M STUDIO、HS-5と、YAMAHAの味付けの少ないモニターを好んできました。 新しくレコーディング環境を設けるために、低コストパフォーマンスでどれくらいいけるのか? 難しいことは言いません!サウンド・デザイン・コストパフォーマンスは最高です! 引用 : サウンドハウス
3インチで最高かも! これ、かなり解像度が高いと思います。この値段でこの音質はかなり買いです! 引用 : サウンドハウス
Edifier / MR4
Edifier / MR4 は、シンプルなデザインが人気のモニタースピーカーです。
小型スピーカーながら、入力はRCAのアンバランス入力に加えて、TRSのバランス入力、前面にAUX入力を備えています。
前面には、AUX入力、ヘッドホン出力、電源・ボリュームノブを備えています。
背面には低域と高域の音量を調整できるノブを備えています。
色はブラックとホワイトの2種類があります。
- 4インチウーファー
- 再生周波数帯域: 60~200kHz
- 入力: RCA, TRS, AUX
Tascam / VL-S3
Tascam ( タスカム ) / VL-S3 は、左右ペアで1万円以下の低価格でコスパのよいモニタースピーカーです。
横幅110mm、高さ170mmというコンパクトサイズに、3インチウーファーを搭載しています。
ボリュームを下げてもバランスの良いモニターサウンドを提供するため、夜間など大音量再生ができない環境でも十分に活用することができます。
購入者の口コミ・レビュー
DTMモニターとして レコーディングに詳しい方に薦められてDTMのモニター用に購入しました。このサイズ感と価格帯で、うるさくない程度に低音がしっかり出てバランス良く鳴ってくれるスピーカーは他にないんじゃないでしょうか。 音の細部を確認する場合は、分解能の高いモニターヘッドホンを使用して、全体のバランス調整やスピーカーで鳴らした際の定位等を確認する際に、こちらのスピーカーを使用しています。良い買い物をしました。 引用 : サウンドハウス
これで十分。 この値段で音ははっきりしてるし、きちんと定位がわかるし、小さくて場所取らないし、趣味ならこれで必要十分じゃないかと思います。高い機材がなければ音楽できないわけじゃない。 引用 : Amazon
Pioneer DJ / DM-40
Pioneer DJ ( パイオニア ) / DM-40 は、コンパクトながら迫力ある低音を再生できるモニタースピーカーです。
ヒップホップやエレクトロニックミュージックなど低域重視の音楽の制作やDJモニター、またリスニング用にも向いています。
DJ分野に精通しているPIONEERらしく、低音が前に出てくるサウンドです。こもったボワボワとした低音では無く、輪郭のはっきりとしたクリアな出音で、ダンスミュージック特有の重低音が非常にきれいに再生できます。
4インチのウーファーでコンパクトで軽量のため、卓上にも設置しやすいです。
フロントバスレフのため、壁に近づけて設置しても低域の反射の問題が発生しにくいです。
購入者の口コミ・レビュー
音イイ。 Fostexやtannoyの4インチ当たりがライバルなんだろうと思われ。マッキーとかKRKとかもいる激戦区。上から下まで一通り端正に音を出す。フロントL側にボリュームとヘッドホンジャック(ミニ)があり便利。何気に安い。音量も大きくて得した気分。 引用 : Amazon
自宅のDJブースにスピーカースタンド使用で壁際に設置。 フロントバスレフなので低音の抜けはいいと思う。ただし低音がよく出るので好みは分かれると思う。 ただ当方HIPHOPなどクラブミュージックを聴くので他のジャンルや音源制作には向いてるのかな?という感じ。 引用 : Amazon
中級者向け・大型|おすすめモニタースピーカー
Yamaha / HS7, HS8
コスパのよい大型モニタースピーカー
Yamaha / HS7, HS8 は、定番モニタースピーカー HS5 の大型版です。
HS7 は6.5インチ、HS8 は8インチのウーファーを搭載しています。
低域は、HS7 は43Hzまで、HS8 は38Hzまで再生可能で、ヒップホップやエレクトロニックミュージックなどの低域重視の音楽制作におすすめです。
比較的安い価格でホームスタジオにも導入しやすいコスパのよいスピーカーです。
同価格帯としてはありえないほどの高音質と評価の高い人気のモデルです。
購入者の口コミ・レビュー
「HS8, HS7」 業務スタジオでのミックスとマスタリング用モニタースピーカーという観点で素晴らしいと思います。 NS-10M STUDIO, Genelec 1031, 8040、などがメインモニターでしたが、10Mのツイターがさすがにヘタってきたので代わりを探していた中で出会いました。いやー、素晴らしい。10Mユーザーから見ても問題ないクリアさがありながら、10Mに無いキレイな低域の解像度。ミックスできる解像度がありながら、聞いていて気持ちも良いという稀有なスピーカーだと思います。 一応 HS7と両方買いましたが、HS7も素晴らしいです。私には両者はまったく同じ性格/フィールに聞こえます。HS8の方が「大きいスピーカーの音」感が少しあるのと、低域の空間がデカイという感じです。 引用 : Amazon
「HS8」 本当に素晴らしい。コスパ最高。 この価格では信じられないバランスのいい音。Genelecの8050Bも使っていて、他にももう一組ぐらい欲しくて、あくまでメイんではなくサブとして買ったのですが、はっきりいって8050Bと十分対抗できる音です。もちろんGenelecには勝てませんが、恐ろしいほどの価格差があるとは思えないとても小さな差・・・個性の差とでもいえるぐらいの差です。 引用 : Amazon
「HS8」 概ね良好 音は、海外メーカーのペア20万円代の売れ筋と比べると流石に解像度は落ちますし、音の立ち上がりも鈍いですが、3分の1から4分の1の価格でこのクオリティを実現している点では、他を圧倒していると思います。 低域の伸びは、標準的です。「ローエンドまでしっかり見える」とは言い切れませんが、低域が暴れていることに気が付かずミックスで大失敗・・・ということは無さそうです。大きな劇場や、クラブの巨大なモニターシステムで鳴らす音源を制作するには不安が残るので、より下が見えるスピーカーやヘッドホンの併用が必要かと思います。 引用 : サウンドハウス
「HS8」 下位のHS5やHS7なども試聴しましたが、最上位のHS8の音の良さは格別で、ペア10万円以下でベストバイでは、とすら思います。価格帯も様々なモニタを大量に聴いて比較しましたが、このHS8、大げさではなく他社のペア20万円クラスに匹敵する音だと私は思います。ドライバも新規開発で、なによりこの出音。それでこの価格設定はすごい。ミックスがすごくやりやすくなりました。 お値段高めのフラットなヘッドホンで長時間作業してから、スピーカーで出した時の差異に長年悩んでいたのですが、HS8にしたら、その違和感がなくなりました。 HSはMSPの下位の初心者向けのローエンドなんてイメージすら持っていたのですが、このHS8で180度印象が変わりました。あまりに気に入ったのでサブウーファーのHS8Sも買いました。素のHS8でもけっこう下まで出るのですが、さらにキックのサブの動きなどのローエンドをしっかり見る必要があるクラブミュージックなどを制作する方は必須だと思います。純正サブウーファーとの組み合わせも最高です。 引用 : サウンドハウス
JBL / 306P MKII, 308P MKII
コスパのよい大型モニタースピーカー
JBL / 306P MKII, 308P MKII は、定番モニタースピーカー 305P MKII の大型版です。
306P MKII は6.5インチ、308P MKII は8インチのウーファーを搭載しています。
低域は、306P は39Hzまで、308P は37Hzまで再生可能で、ヒップホップやエレクトロニックミュージックなどの低域重視の音楽制作におすすめです。
JBL独自のイメージコントロール・ウェーブガイドによりスウィートスポットが広く、リスニングポイントから移動してもバランスが崩れにくいです。
比較的安い価格でホームスタジオにも導入しやすいコスパのよいスピーカーです。
同価格帯としては、原音に対する忠実度がかなり高く音質面で人気のモデルです。
購入者の口コミ・レビュー
「308P MKII」 コスパ高い Yamaha HS8と当機を聴き比べました。 どちらもサブウーファーを必要としないほどサイズの割には低音が出ます。高音は耳にやさしいいです。 音質的には私感ですが、Yamahaはしっとり感があります。JBLはやはり、やや乾いた感じですね。でもどちらも価格からみてのパワードモニターとしてのクオリティーは高いと思います。 価格はペアでYamahaは約7万円、JBLは約5万円でしたので、音質の好みの差ですね。 引用 : サウンドハウス
プロ向け|おすすめモニタースピーカー
Genelec / 8000シリーズ
プロ用ハイエンドモデル
Genelec / 8000シリーズは、プロ用のハイエンド・モニタースピーカーです。
コンパクトながらも高音質で、プロのスタジオ用定番スピーカーです。
フラットで解像度の高い音質で、ディレイやリバーブのディテールまでしっかりと聞こえ、定位や立体感を正確に把握することができます。
正確なモニタリングにより、早く適切なミキシング・マスタリングが可能になります。
球に近い形は、音の回析などによる悪影響を低減しフラットな周波数特性を可能にします。
独自のウェーブガイド設計により、スウィートスポットが広く、作業中に移動しても音のバランスがくずれにくいです。
スピーカーから支持台へ振動が伝達するのを防ぐアイソポット・スタンドにより、中低域に悪影響が出るのを防ぎます。
アイソポットによりスピーカーの垂直方向の向きを自由に調整できます。
最高のモニタースピーカーを求める方のための製品です。
Genelec は、フィンランドのプロ用モニター・スピーカーのメーカーです。
購入者の口コミ・レビュー
「8010」 結局、音にまつわる仕事で使うなら、Genelecにしておくのは良い選択の一つだと思う 当方、音専業で30年飯食っている者のひとりです。 さんざん様々なメーカーのスピーカーを使わせて頂いてきましたが、 Genelecの製品は周波数バランス、解像度、セパレーション、奥行き、レンジ全てにおいて 信頼できる音を常に提供してくれる為、私は結局このメーカーの製品に戻ってしまいます。 求める再生レンジ、設置するルームサイズから、どのモデルがベストかを選択すれば、 基本的にどのモデルを購入しても音は間違いないです。 (シリーズ中、最も小さいこの8010も然り) 引用 : Amazon
IK Multimedia / iLoud Precision シリーズ
DSPによる補正を内蔵
IK Multimedia / iLoud Precision は、高度なデジタル信号処理技術により、リニアな位相特性、時間領域(タイム・ドメイン)特性、フラットで色付けのない周波数特性を実現したモニタースピーカーです。
同梱の測定用マイクを使用して行うキャリブレーション機能を内蔵しています。
DSPによりあらゆる環境に最適な状態に調整されます。
5インチ、6インチ、仮想同軸のMTMの3モデルがラインナップされています。
Adam Audio / A7X
Adam Audio / A7X は、プロの現場でもよく使われているモニタースピーカーの名機です。
周波数特性がきわめてフラットで解像度が高く、音の定位や奥行き、立体感がはっきりと聞き取れます。
聞き疲れしにくい音質で、リスニング用途での利用にも向いています。 個人のホームスタジオでも導入できる程度の価格で、プロクォリティのサウンドが手に入ります。
7インチ・ウーファーとリボン・トゥイーターを搭載し、42Hz~50kHzのリニアな周波数特性を備えています。
- 7インチのカーボン/ロハセル/グラスファイバー製ウーファーと、振動板面積4インチ²(2420 mm²)、等価振動板Ø2インチ(56 mm)のX-ARTトゥイーターを搭載
- ADAM独自のART(Accelerating Ribbon Technology)フォールデッド・リボン・トゥイーターを搭載し、クリアで伸びのある高域再生を実現
- トゥイーター用のA/Bアンプとウーファー用の高効率パルス幅変調(PWM)アンプの2つのディスクリートアンプで駆動
- トゥイーターのゲインや、低域と高域をコントロールするシェルビング・フィルターなど、さまざまな室内音響に適応するためのさまざまな調整が可能
A7Xは正確で詳細なサウンドで知られており、プロフェッショナルなスタジオ用途だけでなく、高級なホームレコーディングにも適しています。A7Xは、オーディオの全領域にわたる性能と、リーズナブルな価格が好評を得ている
購入者の口コミ・レビュー
信頼できるモニター MIX作業はモニター次第だと思っているのですが、ADAMのモニターは非常に正確ですので作業が楽になりました。 リボンツイーターの解像度の高さに慣れてしまうと他のモニターでは作業する気になりません。 このスピーカーで自分が鳴らしたい様にMIXを進め、他のスピーカーで聞いて作業をやり直すことが減りました。 小型機種も有りますが、低音の再生には最低でもウーハー口径15cm以上必要かと思いますので、無理してもA7Xを買った方が良いと思います。 引用 : サウンドハウス
正直なやつ メインモニタとして2年使用。 とってもフラットでモニタモニタした音です。完全なフラットに限りなく近いものを求めているならぜひご検討ください。 ボリューム小さくてもそれなりに再現性があるしホームスタジオユーズでもプロフェッショナルユーズでもほぼ最高峰の出来栄えだと思います。 引用 : サウンドハウス
Avantone Pro / CLA-10A
Avantone Pro(アヴァントーンプロ) / CLA-10A は、世界一有名な業界標準のモニタースピーカー Yamaha / NS-10M を忠実に再現したスピーカーです。
白いコーンが特徴的な Yamaha / NS-10M は、世界中のプロ用スタジオで使用されています。
NS-10M は、すでに生産を終了しているため現在では入手困難です。
その NS-10M を再現したのが本機 CLA-10A です。
世界的ミキシングエンジニアである Chris Lord Alge(クリス・ロード・アルジ)氏が監修しています。
Yamaha / NS-10M は、パッシブスピーカーのため別途アンプが必要でしたが、本機 CLA-10A は、アンプ内蔵のアクティブスピーカーとなっているため、アンプは不要で、オーディオインターフェイスと直接接続できます。
サブ用|おすすめモニタースピーカー
Auratone / 5C Super Sound Cube
定番セカンドモニタースピーカー
Auratone ( オーラトーン ) / 5C Super Sound Cubeは、1970年~1980年代にかけてメジャーなレコーディングスタジオ、放送局などで、必ずといって導入されていたほどの定番のコンパクト・モニタースピーカーです。
ミックスされた音源がテレビやラジオ、小型のオーディオスピーカーで鳴らされる場合の確認用モニターとして多くが使用されていました。
近年ではiPodやラップトップ用の小型スピーカーを想定したリスニング・チェックにも採用されています。
進行中、または最終ミックスの比較や確認作業に使用することで、サウンド・プロダクションの精度を高められるモニタースピーカーです。
周波数特性は、低域と高域がロールオフしており、このスピーカーでバランスがとれていると大抵の環境でバランスのとれたミックスとなります。
本機はパッシブ・スピーカーです。
使用するには別途パワーアンプが必要です。
色は、ブラックと木目の2種類があります。
モニタースピーカーの選び方
モニタースピーカーを選ぶときのチェックポイントについて解説します。
価格
左右ペアで2~4万円程度が初心者向けスピーカーの相場 モニタースピーカーを選ぶ上で、最も気になる項目のひとつは価格でしょう。
ホームスタジオでのDTMなどで用いられるモニタースピーカーで、比較的低価格なものは、左右のペアで2~4万円程度です。
このあたりが、値段が安くかつ長く使える品質のものが見つかる価格帯です。
この価格帯で定番の製品は、Yamaha / HS5、JBL / 305P MKII などです。
予算があるならば、より上の価格帯のもを考慮するとよいでしょう。
ペアで1万円程度の製品もありますが、長い目で見ればペアで2万円以上のものがよいでしょう。
よりよいスピーカーは、低域から高域まで、より広い帯域をバランスよく再生でき、また解像度が高く音のディテールがはっきりと聴こえます。
このため、上下左右に広がりがあり、また奥行きもしっかりと聞き取れるバランスのよい立体感のある音になります。
そのため、それぞれのパートがどこでどのように鳴っているかが聞き取りやすく、よい早く正確なミキシングが可能になります。
逆に、よくないスピーカーでは、音に上下左右の広がりがなく、奥行きがなく平面的で、また、ディテールのぼやけたサウンドになりがちです。
加えて、周波数特性にムラがあるため、実際の音源の周波数バランスが分かりにくいです。
そのため、正確なミキシングが難しくなります。
サイズ
ホームスタジオには5インチが定番 モニタースピーカーには、さまざまなサイズのものがあります。自分の環境にあったものを選ぶことが重要です。
モニタースピーカーのサイズは、ウーファーのサイズで呼ばれます。
例えば、5インチ、8インチなどです。
ウーファーとは、低域再生を担当する大きなスピーカーユニットのことです。
高域再生を担当する小さなスピーカーユニットのはツイーターと呼ばれます。
ウーファーのサイズは、スピーカーの品番に用いられることが多いです。
例えば、Yamaha / HS5 であれば、5インチのウーファーですし、Yamaha / HS8 は、8インチのウーファーを用いています。
ウーファーのサイズが大きいほど、より低い周波数まで再生でき、また、より大きな音量で再生できます。
例えば、Yamaha / HS5 は54Hzまで、HS7は43Hzまで、HS8は38Hzまで再生できます。
小さなスピーカーは、大きなスピーカーよりも中域のバランスがよい傾向があります。
スピーカーのサイズは、スタジオの部屋の大きさに応じて選びます。
小さな部屋には小さなスピーカー、大きな部屋には大きなスピーカーが適します。
一般的なホームスタジオであれば、5インチ程度が適切なサイズです。
十分に広い空間が確保できるなら8インチなどがよいでしょう。
より低音を得たいために、大きなスピーカーを小さな部屋で使うのはうまくいきません。
小さな部屋は反射が起こりやすく、また、低域は中高域よりも吸音材などによる対処が困難です。
反射により増幅された低域によって、正確なモニタリングができなくなるでしょう。
ホームスタジオで使うような5インチ程度のスピーカーでは、一般的に50Hz以下は再生できません。
50Hz以下の低域は、ヘッドホンで確認する必要があるでしょう。
モニター用ヘッドホンについては、下記記事を参照してください。
また、音の面だけからでなく、物理的な大きさの面からもスピーカーのサイズを考慮しておく必要があります。
モニタースピーカーは、大きく重いです。
例えば、Yamaha / HS5 は外形が170W × 285H × 222D mm、重さが5.3 kg、HS8は、外形が250W × 390H × 334D mm、重さが10.2 kgです。
スピーカーを置くためのスペースがあるかどうか確認しておくことが重要です。
周波数特性
モニタースピーカーの機種による違いの中で、最も重要なのが周波数特性の違いでしょう。
モニタースピーカーは、周波数特性がフラットに設計されています。
しかし、実際には完全にフラットというわけではなく、機種により周波数特性にクセがあります。
どのような周波数特性のスピーカーがよいかは、音楽の種類や、自身の好みなどにより異なります。
例えば、ヒップホップなどの低域を重視するジャンルであれば、低域がしっかりと出ているスピーカーのほうがモニタリングがしやすいでしょう。
また、アコースティック楽器がメインのようなジャンルであれば低域はさほど必要なく、中高域が聞き取りやすいスピーカーのほうがよいでしょう。
アクティブ/パッシブ
アクティブスピーカーが使いやすくおすすめ
アクティブスピーカーとは、スピーカー自体にアンプが内蔵されていて、スピーカーとは別にアンプを接続する必要のないものです。
アクティブスピーカーには電源が必要なため、電源のインレットがついています。
パッシブスピーカーとは、スピカーにアンプが内蔵されておらず、スピーカーとは別にアンプが必要なスピーカーです。
モニター用スピーカーは、ほとんどのものがアクティブスピーカーです。
リスニング用のスピーカーは、通常パッシブスピーカーです。
アクティブのモニタースピーカーを使用する場合は、オーディオインターフェースの出力をスピーカーをつないで使用します。
アンプは必要ありません。
1Way/2Way/3Way
2Wayが定番
ワンウェイ(One Way)、ツーウェイ(Two Way)、スリーウェイ(Three Way)は、音源をいくつの周波数帯域に分けて再生するかを示すものです。
いくつに別れているかは、スピーカーのコーンの数を見れば分かります。
ワンウェイは、全帯域を1つのドライバーで再生します。
ツーウェイは、低域を出力するウーファーと高域を出力するツイーターを用います。
スリーウェイは、ウーファーとツイーターに加えて、中域用のドライバーを用います。
一般的に、ワンウェイよりツーウェイ、ツーウェイよいスリーウェイのほうが再生周波数帯域が広く音質も向上しますが、価格が高くなります。
ホームスタジオで用いるような5インチ程度のモニタースピーカーは、ほとんどの場合ツーウェイです。
密閉型/バスレフ型/パッシブラジエーター型
バスレフ型が定番 スピーカーのキャビネット(箱)には、密閉型、バスレフ型、パッシブラジエーター型などがあります。
- 密閉型
- バスレフ型
- パッシブラジエーター型
密閉型
密閉型は、キャビネットが密閉されているものです。密閉型は、キレのよいタイトな低音を再生しますが、バスレフ型よりも高い周波数から低域の出力が低減しはじめます。
バスレフ型
バスレフ型は、キャビネットに穴が空いていて、その穴についているポート(筒)を通して、キャビネット内の空気が出入りします。
バスレフ型は、密閉型よりもより低い周波数まで再生できます。
バスレフ型は密閉型より低域の減衰が急峻で、ある周波数を境にして、急激に低域の出力が低下します。
ホームスタジオ用のモニタースピーカーは、バスレフ型ものが一般的です。
バスレフ型には、ポートがスピーカーの前についているものと、後ろについているものとがあります。
ポートが後ろについているものは、背面の壁による悪影響を減らすために、スピーカーと背面の壁との距離をよりとる必要があります。
そのため、スピーカーと背面の壁との距離があまりとれない場合は、ポートが前についているスピーカーのほうが望ましいです。
パッシブラジエーター型
パッシブラジエーター型は、バスレフ型のポートの代わりに、コイルや磁石のないパッシブなコーンがついているものです。
パッシブラジエーター型の音の特性は、バスレフ型と似たものです。
一般的に、パッシブラジエーター型は、バスレフ型よりも高価になります。
ニアフィールド/ミッドフィールド/ファーフィールド
ホームスタジオ向けはニアフィールド
モニタースピーカーはニアフィールド(Near Field)、ミッドフィールド(Mid Field)、ファーフィールド(Far Field)の3種に分けられます。
ニアフィールド
ニアフィールド・モニターは、リスニングポイントから1~2mの位置に設置されるコンパクトなモニターです。
ホームスタジオで用いられるのは、ほとんどの場合ニアフィールドモニターです。
ニアフィールドモニターは、一般的に3~8インチのウーファーを用いた2Wayデザインです。
価格が安くコンパクトですが、低域のレスポンスが弱く、また大音量での再生には向きません。
ニアフィールドモニターは、リスニングポイントの近くに設置されるため、反射の悪影響を受けにくく、また、ディテールの表現に優れています。
ミッドフィールド
ミッドフィールド・モニターは、リスニングポイントから2~4mの位置に設置される少し大きなモニターです。
ミッドフィールドモニターには、8~10インチ程度のウーファーが用いられ、多くの場合3Wayデザインです。
ニアフィールドと比べ、低域のレスポンスがよく、大音量で再生可能です。
また、スィートスポットが広く、リスニングポイントから少し移動してもバランスが崩れにくいです。
ミッドフィールドモニターは、より広く、音響処理が施された部屋ではうまく機能しますが、小さく、音響的に未処理の部屋では反射の悪影響が出やすく適切なモニタリングが困難になります。
ファーフィールド
ファーフィールドモニターは、レコーディングスタジオなどの壁に埋め込まれている大きなモニターです。
ミッドフィールドよりも、さらに低域のレスポンスがよく大音量で再生できます。
ローエンドの確認や、ミックスのクライアントに聞かせるための再生などに用いられます。
サブウーファー
低音重視のジャンルではサブウーファーを追加するのがおすすめ
サブウーファーとは、低域専用のスピーカーのことです。
サブウーファーは、5インチ程度のモニタースピーカーでは再生できない50Hz以下の帯域まで再生可能です。
低域のモニタリングのためにサブウーファーが必要かどうかは、音楽の種類や部屋の環境によります。
アコースティック系の低域があまり重要ではないジャンルの音楽であれば、サブウーファーを導入するメリットはあまりないでしょう。
ヒップホップ、エレクトロニックミュージックなどの低域が重要なジャンルの場合は、サブベース帯域のモニタリングのためにサブウーファーを導入することは有効です。
しかし、サブウーファーを導入するには、適切な部屋が必要になります。
狭い部屋では、反射の悪影響によりフラットな低域を得ることは困難です。
バストラップなどの吸音材で問題をいくらか緩和できますが、十分ではないでしょう。
サブウーファーを導入するには、広くかつ音響処理された部屋が必要です。
そのような環境を用意できない場合は、サブベース帯域のモニタリングには、サブベース帯域を再生できるヘッドホンを用いるのがよいでしょう。
まとめ
これら中では、JBL / 305P MKII または Yamaha HS5 がDTM用途では、もっとも定番で無難な選択です。
予算に余裕があれば、Genelec / 8000シリーズ、なければ、Mackie / CR3 がおすすめです。小型がよければ IK Multimedia / iLoud Micro Monitor がおすすめです。
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