おすすめMIDIキーボード・コントローラー!選び方も解説!

DTM機材

「MIDIキーボードって何?」
「MIDIコントローラーの選び方は?」
「初心者におすすめのMIDIコントローラーは?」
というDTM初心者の方のために、MIDIキーボード・コントローラーについて解説します。

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MIDIとは

MIDI(ミディ: Musical Instrument Digital Interface)とは、鍵盤などの演奏情報を機器間で送受信するためのデータ規格です。

MIDIを使えば、MIDIコントローラーの演奏情報をコンピューター・DAWへ入力したり、DAWから出力したMIDIデーターで外部のシンセを演奏したりすることができます。

MIDIで送られる情報の主なものは、ノート・メッセージとコントロール・メッセージのふたつです。

ノートメッセージ

MIDI Note Message

ノートメッセージとは、ド・レ・ミなどの音の高さ(Pitch: ピッチ)と音の強さ(Velocity:ベロシティ)のふたつをセットにして送るものです。

ノートメッセージは、鍵盤やパッドから送られます。

コントロールメッセージ

Waves Vitamin

コントロールメッセージは、連続的に変化するパラメーターの値を送るものです。

コントロールメッセージは、つまみやフェーダー、ピッチベンドホイールなどから送られます。

MIDIキーボード・コントローラーとは

演奏情報を出力する

MIDIコントローラーとは、鍵盤やパッド、つまみなどの演奏や操作をMIDIデータとして出力するためのコントローラーです。

鍵盤を弾いて和音を出力したり、パッドを叩いてドラムパターンを出力したりできます。

音は出ない

MIDIコントローラーは、MIDIデーターを出力するだけで、MIDIコントローラー単体では音は出ません。音を出すには、MIDI対応の音源やシンセサイザー、コンピューターなどと接続する必要があります。

MIDIコントローラーと違い、シンセサイザーや電子ピアノ、サンプラーなどはそれ単体で音を出すことができます。

MIDIキーボード・コントローラーを使うメリット

メロディや和音、リズムパターンを演奏できる

MIDIコントローラーがなければ、メロディや和音、リズムパターンなどを鳴らすには、DAWにマウスでポチポチと入力しなければなりません。

MIDIコントローラーを使えば、鍵盤を弾いたりパッドを叩いて音を鳴らしながら、メロディやコード進行、リズムパターンを考えられます。

効率よく作業できる

MIDIコントローラーでの演奏情報をDAWに記録すれば、マウスで音符をひとつづつ入力するよりも効率よく作業できます。

DAWに記録された演奏情報はあとから修正できるので、演奏がそれほど上手でなくてもかまいません。DAWのクォンタイズ機能を使えば、タイミングのずれた演奏を、8分音符や16分音符などのグリッドにピッタリと合わせることができます。

機械的でない自然な演奏ができる

DAWにマウスで入力していくと、機械的で単調な演奏になりがちです。鍵盤などを弾いて入力すれば、自然なムラやグルーヴのある演奏になります。

MIDIキーボード・コントローラーのタイプ

MIDIコントローラーは、MIDI入力のインターフェースにいくつかのタイプがあります。主なものは、キーボード、パッド、つまみ、フェーダーです。

キーボード

Korg MicroKey

キーボードは、メロディや和音を入力するのに使います。リズムパターンの入力に使うこともできます。キーボードの鍵盤数や、サイズ、タッチにさまざまな種類があります。

キーボードが主体のMIDIコントローラーのことを、MIDIキーボードとも呼びます。

パッド

Akai MPD218

パッドは、主にリズムパターンの打ち込みに使います。ヒップホップなどを作る方には、必須のインターフェースです。

パッドから出力されるデータは、キーボードからのデータと同じものです。どの高さの音をどれぐらいの強さで弾いたかというデータが出力されます。このため、パッドはキーボードで代用することができます。

つまみ / フェーダー

Akai MIDIMIX

つまみやフェーダーは、DAW内のパラメーターを連続的に変化させるのに使います。

パラメーターの変化は、マウスを使っても入力することができますが、つまみやフェーダーを使えば、より直感的に入力できます。

ミキサーで音量を調整したり、シンセサイザーやエフェクターのパラメーターを操作して、音色を変化させたりするのが主な用途です。

MIDIキーボード・コントローラーの選び方

鍵盤

MIDIコントローラーの鍵盤には、さまざまなものがあります。

鍵盤数

MIDIキーボードの鍵盤数で主なものは、25鍵、37鍵、49鍵、61鍵、88鍵の5種類です。

鍵盤がどの音程に対応するかはオクターブ単位で変更できるので、少ない鍵盤数のものでも、もっとも低い音からもっとも高い音まですべて弾くことができます。

鍵盤の演奏が得意で、リアルな演奏をしたい方は、本物のピアノと同じ88鍵のものか、61鍵のものがおすすめです。

49鍵は、コードとメロディを両手で弾くのに十分なサイズです。もっとも無難なサイズといえます。

37鍵は、左手でコード、右手でメロディを弾くのにギリギリといったサイズです。両手で弾くこともあるけど、コンパクトなものがよい方におすすめです。

25鍵は、モバイルで使用したい方、設置スペースをコンパクトにしたい方におすすめです。

鍵盤のタッチ

MIDIキーボードの鍵盤のタッチには、ライトウェイト鍵盤、セミウェイト(セミウェイテッド)鍵盤、ピアノタッチ鍵盤の3種類があります。

ライトウェイト鍵盤は、MIDIキーボードやシンセサイザーでもっともよく使われているタイプです。基本的には、ライトウェイトのものを選んでおけばよいでしょう。

ピアノタッチ鍵盤は、本物のピアノの鍵盤の感触を再現しているものです。ピアノに慣れている方や、リアルなピアノ演奏をMIDIキーボードで行いたい方におすすめです。ピアノタッチ鍵盤は、鍵盤数が多く比較的高価なMIDIキーボードに採用されていることが多いです。

セミウェイト鍵盤は、ライトウェイトとピアノタッチの中間的なタッチのものです。

鍵盤のサイズ

MIDIキーボードの鍵盤のサイズには、ピアノの鍵盤と同じサイズのフルサイズ(フルキー)のものと、それより小さいミニサイズ(ミニキー)のものとがあります。ミニサイズ鍵盤のサイズは、メーカーや機種により様々なものがあります。

フルサイズ鍵盤のものは、ピアノに慣れている方や、キーボードの演奏をそのままDAWに録音したい方におすすめです。

ミニサイズ鍵盤のものは、MIDIキーボードをコンパクトに設置したい方や、モバイルで使用したい方におすすめです。

ペダル端子

Yamaha FC4A

MIDIキーボードには、サスティンペダル用のペダル端子があるものとないものがあります。

サスティンペダルとは、ピアノのペダルと同じようなもので、ペダルを踏んでいる間は鍵盤を離しても音が持続するようにするためのものです。キーボードを本格的に演奏する方には、ペダル端子がついているものがおすすめです。

サスティンペダル本体は、キーボードには付属していないため、別途購入する必要があります。

ピッチベンド・モジュレーション用コントローラー

多くのMIDIキーボードには、鍵盤の左側にピッチベンド、モジュレーション用のコントローラーがあります。コントローラーには、ホイール式、タッチ式、レバー式、ジョイスティック式のものなどがあります。

ピッチベンドは、音程を連続的に上げ下げするものです。ホイールを上に回せば、音程(ピッチ)が上がり、下に回せば音程が下がります。ピッチの上がり下がりの最大値は受信側のソフトシンセなどで設定します。半音、全音、1オクターブなどに設定されることが多いです。

モジュレーションホイールは、ビブラートのかかり具合を操作するものです。上に回せばビブラートがかかります。

ピッチベンド、モジュレーションのコントローラーは、受信側のソフトシンセなどの設定により、ピッチやビブラート以外のパラメーターを操作することもできます。

パッド

パッドの数や大きさにもさまざまなものがあります。ドラムの複数のパートをリアルタイムに演奏する場合は、大きめのパッドで16個のものがおすすめです。

つまみ・フェーダー

つまみ・フェーダーは、数が多ければより多くのパラメーターを割り当てておくことができ使いやすいです。

パソコンとの接続方法

MIDIコントローラーは、一般的にUSBケーブルを使ってパソコンと接続しますが、Bluetooth(MIDI over Bluetooth Low Energy: BLE-MIDI)を用いてワイヤレス接続できるものもあります。

Bluetoothによるワイヤレスのものは、すっきりとした作業環境を構築したい方や、必要なときだけMIDIコントローラーを出して使い方におすすめです。

ワイヤレス接続は、ケーブル接続と比べてレイテンシー(遅れ)が発生する場合があります。

Bluetooth対応の機種でも、USB端子はついているのでUSBケーブルを使ってパソコンと接続することもできます。

MIDI端子

MIDIコントローラーには、MIDI端子がついているものとついていないものとがあります。

MIDI端子があれば、MIDIケーブルを介して、MIDI対応の音源・シンセサイザーなどをMIDIコントローラーで演奏することができます。

MIDI端子には、一般的な5ピンDIN端子とステレオ・ミニプラグ端子のものがあります。ステレオ・ミニプラグ端子と、外部MIDI機器のMIDI端子を接続するには、ステレオ・ミニプラグ-5ピンDIN変換プラグが必要になります。

MIDI端子がない場合でも、USB-MIDI変換ボックスなどを使えば、MIDI対応機器と接続できます。

iOS対応

MIDIコントローラーには、iPad、iPhoneなどのiOS機器と接続できるものとできないものとがあります。MIDIコントローラーでiOSのアプリを使いたい場合は、iOS対応のものを選ぶ必要があります。

iOS機器と接続するためには、Lightning-USBアダプタを別途購入する必要があります。

付属ソフト

MIDIコントローラーには、付属品としてDAWの簡易版や音源プラグインなどがついている場合があります。

おすすめMIDIキーボード・コントローラー

Akai / MPK mini MK2

AKAI / MPK mini MK2 はコンパクトでコスパのよい総合型のMIDIコントローラーです。
ノートパソコンとセットで使うのに最適です。

機種 Akai / MPK mini MK2
鍵盤数 25
鍵盤サイズ ミニ
パッド 8
ノブ 8
ピッチベンド、モジュレーション ジョイスティック
接続方法 USB
電源 USBバスパワー
価格 約9,000円

Korg / microKEY

Korg / microKEY は、コンパクトかつ引きやすいMIDIキーボードです。
場所をとらないキーボードを探している方におすすめです。
25鍵タイプは、ノートパソコンとセットで使うのに最適です。

機種 Korg / microKEY
鍵盤数 25, 37, 49, 61
鍵盤サイズ ミニ
接続方法 USB, ワイヤレス
電源 USBバスパワー, 単3形電池2本

Arturia / MicroLab

Arturia / MicroLab は、ポータブルでの使用に最適なコンパクトなMIDIキーボードです。
USBケーブルを本体に収納でき、持ち運び時に便利です。
オレンジ、ブルー、ブラックの3色があります。

機種 Arturia / MicroLab
鍵盤数 25
鍵盤サイズ ミニ
ピッチベンド、モジュレーション タッチ式
接続方法 USB
電源 USBバスパワー
付属ソフト Analog Lab Lite(シンセ音源), UVI Grand Piano Model D(ピアノ音源), Bitwig Studio 8-Track(DAW)
価格 約10,000円

Arturia / MiniLab MK2

Arturia / MiniLab MK2 は、コンパクトなMIDIキーボードです。色は、ホワイトとブラックの2種類があります。

機種 Arturia / MiniLab MK2
鍵盤数 25
鍵盤サイズ ミニ
ノブ 16
パッド 8
ピッチベンド、モジュレーション タッチ式
接続方法 USB
電源 USBバスパワー
付属ソフト Analog Lab Lite(シンセ音源), UVI Grand Piano Model D(ピアノ音源), Ableton Live Lite(DAW)
価格 約10,000円

Arturia / KeyLab ESN

Arturia / MiniLab MK2 は、キーボードからパッド、ノブ、フェーダーまですべてそろった総合型のMIDIコントローラーです。色は、ホワイトとブラックの2種類があります。

機種 Arturia / KeyLab ESN
鍵盤数 49, 61, 88
鍵盤サイズ 標準
パッド 8
ノブ 9
フェーダー 9
ピッチベンド、モジュレーション ホイール式
接続方法 USB
MIDI端子 あり
電源 USBバスパワー、ACアダプター
付属ソフト Analog Lab Lite(シンセ音源), UVI Grand Piano Model D(ピアノ音源), Ableton Live Lite(DAW)

Arturia / KeyLab MK2

Arturia / KeyLab MK2 は、キーボードからパッド、ノブ、フェーダーまですべてそろった総合型のMIDIコントローラーです。色は、ホワイトとブラックの2種類があります。

機種 Arturia / KeyLab MK2
鍵盤数 49, 61, 88
鍵盤サイズ 標準
鍵盤タッチ セミウェイテッド
パッド 16
ノブ 9
フェーダー 9
ピッチベンド、モジュレーション ホイール式
接続方法 USB
MIDI端子 あり
電源 USBバスパワー、ACアダプター
付属ソフト Analog Lab Lite(シンセ音源), UVI Grand Piano Model D(ピアノ音源), Ableton Live Lite(DAW)

Roland / A-49

Roland / A-49 は、フルサイズ鍵盤のMIDIキーボードです。
フルサイズで弾きやすく、かつDTMに最適な49鍵のキーボードを探している方に最適です。
色はブラックとホワイトの2種類があります。

機種 Roland / A-49
鍵盤数 49
鍵盤サイズ 標準
ノブ 2
ピッチベンド、モジュレーション ジョイスティック
接続方法 USB
電源 USBバスパワー
付属ソフト Ableton Live Lite(DAW)
価格 約10,000円

M-Audio / Keystation

M-Audio / Keystation は、セミ・ウェイトのフルサイズ鍵盤のMIDIキーボードです。
演奏しやすいMIDIキーボードを探している方に最適です。

機種 M-Audio / Keystation
鍵盤数 61, 88
鍵盤サイズ 標準
鍵盤タッチ セミウェイテッド
フェーダー 1
ピッチベンド、モジュレーション ホイール式
接続方法 USB
電源 USBバスパワー
付属ソフト Sonivox Eighty Eight Ensemble(ピアノ音源), AIR Xpand!2(マルチ音源), Ableton Live Lite(DAW)
価格 61:約16,000円, 88:約21,000円

Novation / Launchkey

Novation / Launchkey は、コスパのいい総合型のMIDIコントローラーです。

機種 Novation / Launchkey
鍵盤数 25, 49, 61
鍵盤サイズ 標準
パッド 16
ノブ 8
フェーダー 9
ピッチベンド、モジュレーション ホイール式
接続方法 USB
電源 USBバスパワー
付属ソフト Ableton Live Lite(DAW), Loopmastersサンプルパック
価格 25:約16,000円, 49:約22,000円, 61:約26,000円

Akai / MPD

Akai / MPD は、ヒップホップ系の音楽をつくりたい方に最適の、パッドがメインのMIDIコントローラーです。

機種 Akai / MPD218, 226
パッド 16
ノブ 218:6, 226:4
フェーダー 226:4
接続方法 USB
電源 USBバスパワー
付属ソフト AKAI professional MPC Essentials(サンプラー), Ableton Live Lite(DAW), SONiVOX Big Bang Cinematic Percussion(パーカッション音源), SONiVOX Big Bang Universal Drums(ドラム音源)
価格 218:約11,000円, 226:約23,000円

まとめ

MIDIキーボード・コントローラーがあれば、効率よく曲作りができます。

どれがよいか分からない場合は、49鍵の総合型がおすすめです。