モニタースピーカーの置き方

DTM

モニタースピーカーの置き方を適切にすることは、DTM環境を構築する上で、もっとも重要なことのひとつです。

この記事では、モニタースピーカーの位置・置き方について解説します。

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モニタースピーカーの配置が重要な理由

モニタースピーカーを適切に設置しなければ、正確なモニタリング環境をつくることはできません。置き方が悪ければ、反射音の干渉などにより、周波数特性がくずれ、正確なモニタリングができなくなります。

例えば、あなたのモニタリング環境で低域が過剰に聴こえるような場合、その環境でミキシングすると、リスナーが実際に聴くものは低域が足りなくなってしまうのです。

このような問題を避けるためにも、モニタースピーカーを適切に設置することは重要なのです。

モニタースピーカーの置き方

スピーカーは短いほうの壁側に置く

スピーカーは、部屋の短いほうの壁側に置きましょう。こうすることで、リスニング・ポジションの後ろ側の壁からの反射による悪影響を減らすことができます。

リスニング・ポジションを決める

モニターを設置する側の壁から、部屋の奥行きの38%離れたところ、左右の壁から等距離の場所がもっともフラットな周波数特性が得られます。この位置が理想的なリスニング・ポジションです。例えば、部屋の奥行きが4mであれば、スピーカーを設置する側の壁からの距離が 1.52m (= 4 x 0.38) 、かつ、左右の壁からの距離が同じになる場所です。

スピーカーを壁から離す

モニタースピーカーは背面の壁から離しましょう。スピーカーの前面と、壁との距離が50cm程度になるようにしましょう。これにより、背面にまわりこんだ低域の反射による悪影響を減らすことができます。

スピーカーとリスニング・ポジションが正三角形になるように

モニタースピーカーとリスニングポジションは正三角形に

スピーカーの前面とリスニング・ポジションとの距離、左右スピーカーの距離が同じになるようにしましょう。つまり、スピーカーとリスニング・ポジションを結ぶと正三角形になるようにします。スピーカーからのリスニング・ポジションの距離は1~2mが適切です。より近いほうが、直接音が大きくなるため、部屋の音響特性の影響を受けにくくなります。

ツイーターの高さを耳に合わせる

スタンドや台座などを使用して、ツイーターが耳の高さと同じになるようにしましょう。高域は指向性が強いので、高域を再生するツイーターが耳の正面にこないと適切なモニタリングができないからです。ツイーターの床からの高さは、一般的に120cmぐらいです。

スピーカーを机に直に置かない

スピーカーを机に直に置くのはよくありません。机が共鳴して、増幅されたり減衰したりする帯域ができてしまいます。また、机の反射音による悪影響が出やすくなります。

スピーカーは縦に置く

モニタースピーカーは、縦向きに置くようにしましょう。もし、横置きにするのであればツイーターが外側になるようにしてください。

スピーカーを頭のほうへ向ける

モニタースピーカーは頭へ向ける

スピーカーは、内ぶりにして自分の頭のほうへ向けましょう。高域は指向性が強く、スピーカーの正面でないと正確なモニタリングができないからです。スピーカーの位置が低い場合は、スピーカーの向きを上向きにして、頭のほうへ向けましょう。高い場合は、下向きにして頭のほうへ向けましょう。

微調整してよいポジションを探す

これまでの基準をふまえて、実際に音を鳴らしてみて適切な位置を見つけましょう。

まとめ

モニター・スピーカーを設置する部屋の形や大きさ、窓の位置などにより、スピーカーの適切な位置は異なります。この記事の内容を参考にして、よい配置をみつけてみてください。