Korg(コルグ) / Volca(ヴォルカ) シリーズは、ステップ・シーケンサー内蔵のコンパクトなシンセサイザー・サンプラーです。
現在、9機種 + ミキサーが発売されています。
Volca Nubass / Korg

真空管を使ったアシッドベースシンセ
Volca Nubass はVolcaシリーズの最新機種のベースシンセです。Korg社のオリジナルの真空管Nutubeを使用した太いサウンドが特徴です。TB-303風のアシッドベースに最適です。
低域を補強するサブオシレーターやオーバードライブを搭載しています。
Volca Bassとの違いは、Nubassは真空管を使っていること、オシレーター、フィルターの音色の違い、サブベースオシレーターがあること、オーバードライブが搭載されていることなどです。


Volca Modular / Korg

西海岸式モジュラーシンセ
Volca Moudlarは、サンフランシスコのシンセメーカーBuchlaなどに代表される西海岸シンセにインスパイアされたアナログモジュラーシンセサイザーです。
西海岸シンセシス(ウエスト・コースト・シンセシス: West Coast Synthesis)とは、シンセサイザーの方式のひとつで、三角波などの倍音の少ない波形を、ウェーブ・シェイパー、ウェーブ・フォルダーなどで加工して倍音豊かな音色をつくるタイプのシンセサイザーのことです。アメリカ西海岸のサンフランシスコを拠点とするメーカー Buchlaなどが採用している方式のため、西海岸シンセと呼ばれています。
西海岸シンセと対になるのが東海岸シンセで、東海岸シンセはノコギリ波や矩形波などの倍音の多いオシレーターの音をフィルターで調整する一般的な減算シンセです。
西海岸シンセシスを用いたVolca Modularでは、Volca Bass, Keysなどでは出来ない実験的な音作りが可能です。



Volca Drum / Korg

6ボイスデジタルドラムマシン
Volca Drumは、6ボイスのデジタルドラムマシンです。
5種のオシレーター、3種のピッチモジュレーター、3種のアンプエンベロープジェネレーター、3種のインサートエフェクトなどで、幅広い音作りが可能です。
Volca Beatsとの違いは、Volca Drumはデジタルで音作りの自由度が高いことです。Volca Beatsは、アナログのため音づくりの幅は狭いですが、アナログならではの太い音を出せます。


Volca Kick / Korg

キック専用アナログドラムマシン
Volca Kick は、コルグのシンセの名機 MS-20 のフィルター回路を使用した、キック専用のアナログドラムマシンです。
キックの音だけでなく、タムやベース音色もつくることができます。

Volca FM / Korg

FMシンセ
Volca FMは、Yamahaのシンセの名機DX7と同様のFM合成を使用した、デジタルシンセサイザーです。
FMシンセは、80年代に大流行したシンセで、キラキラとしたサウンドが特徴です。

Volca Sample / Korg

サンプラー
Volca Sampleは、シンプルなサンプラーです。100種のサンプルを収録しています。オーディオ入力がないため、レコードなどから直接Volca Sampleにサンプリングすることは出来ません。パソコンやiOS機器からサンプルを取り込むことが出来ます。

Volca Keys / Korg

3音ポリフォニックのアナログシンセ
Volca Keysは、3音ポリフォニックのアナログシンセサイザーです。ディレイエフェクトを搭載しています。

Volca Bass / Korg

モノフォニックのアナログベースシンセ
Volca Bass / Korgは、モノフォニックのアナログベースシンセサイザーです。TB-303風のアシッドベースに最適です。

Volca Beats / Korg

Volca Beats / Korg は、アナログ&デジタルのドラムマシンです。
キック、スネア、ハイタム、ロータム、クローズハイハット、オープンハイハットの6音色です。
ハイハットはデジタルのサンプリング音源、それ以外のキック、スネア、ハイタム、ロータムは、アナログシンセで音色を合成しています。

Volca Mix / Korg

Volca Mixは4チャンネルのアナログミキサーです。

Volca といっしょに購入しておくとよいもの
電池
Volcaは単3乾電池6本を使用します。電池を購入しておくのがおすすめです。



電源アダプター
Volcaには電源アダプターが付属していません。電池でなく電源アダプターを使いたい方はアダプターを別途購入する必要があります。

オーディオケーブル
Volcaの出力をDAWに録音するには、Volcaとオーディオインターフェースをつなぐケーブルが必要です。
Volcaのオーディオ出力は、ステレオミニジャックです。オーディオインターフェースのモノラルフォンジャックとつなぐには、「ステレオミニプラグ – モノラルフォンプラグ」の変換ケーブルが使いやすくおすすめです。
