SH-101 は、1982年に Roland (ローランド) から発売されたアナログ・モノフォニック・シンセサイザーです。シンプルで使いやすく、ハウスやテクノに多用され、現在でも人気のシンセサイザーです。
SH-101 とは
SH-101 は、日本の電子楽器メーカーの Roland (ローランド) によるアナログ・モノフォニック・シンセサイザーです。
1982年に発売され、当時の価格は 59,800円 でした。
シンプルで使いやすい入門機的なシンセサイザーです。
1VCO、1VCF、1エンベロープ、1LFOの典型的な減算シンセの構造になっています。
ショールダー・キーボードとして使うことができます。
グリップとストラップを取り付けることができ、軽量で、電池駆動が可能です。
80年代後半から90年代にかけて、ハウスやテクノなどのジャンルで多用されたことで、評価が高まりました。
現在でも人気は高く、中古市場では発売時よりも高い価格がついています。
ハード・ウェア、ソフト・ウェアを問わず、SH-101 のクローン・復刻機が発売されています。
2017年には、本家のローランドからデジタルでの復刻機 SH-01A が発売されました。
SH-101 の特徴
- 1982年発売
- 59,800円 (495ドル)
- モノフォニック
- 32標準鍵盤
- VCO x 1 : ノコギリ波とパルス波をミックスできる、サブオシレーター付き
- ノイズ・ジェネレーター
- VCF : ロー・パス・フィルターのみ
- エンベロープ・ジェネレーター x 1 : ADSRタイプ
- LFO x 1 : 三角波、矩形波、ランダム、ノイズ
- アルペジエーター付き
- リアルタイム・ステップ入力のシーケンサー付き
- グレイ・ブルー・レッドの3色
- CV / Gate の入出力
- MIDI 非搭載
- 電池駆動可能
- 別売りのモジュレーション機能付きグリップと、ストラップを取り付けることでショルダー・キーボードとして使用できる
SH-101 を使用したアーティスト
- 808 State (エイト・オー・エイト・ステイト)
- Aphex Twin (エイフェックス・ツイン)
- Boards of Canada (ボーズ・オブ・カナダ)
- Orbital (オービタル)
- Squarepusher (スクエアプッシャー)
- The Prodigy (プロディジー)
SH-101 の復刻・クローン機
SH-01A / Roland
- 本家ローランドによる復刻機
- デジタル
MS-101 / Behringer
- ベリンガーによるアナログ・クローン
MS-1 / Behringer ベリンガーの SH-101 クローン・シンセの解説
MS-1 は、ドイツの音響機器メーカー Behringer (ベリンガー) のアナログ・シンセサイザーです。Roland(ローランド) が1982年に発売したアナログ・モノフォニック・シンセサイザー SH-101 のクローン機です。 MS-...