Volca Drum / Korg の使い方・レビュー

ドラムマシン
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Volca Drum(ヴォルカ・ドラム) / Korg(コルグ)は、シーケンサー付きのコンパクトなデジタル・ドラム・マシンです。

主な機能は、アナログ・モデリングによる6つの音源部と、センド&リターン・エフェクトとして1つのウェーブガイド・レゾネーター/ディレイ、それに、16ステップ・シーケンサーです。

音源部

6ボイスで、1ボイスにつき2レイヤーで構成されます。

レイヤーは、オシレーター、ピッチ・モジュレーター、アンプ・エンベロープ・ジェネレーターで構成されます。

オシレーターは5種類で、サイン波、ノコギリ波、ハイパス・フィルター・ノイズ、ローパス・フィルター・ノイズ、バンドパス・フィルター・ノイズが選べます。

ピッチ・モジュレーターは3種類で、ライズ&フォール、サイン波、ランダムがあります。

アンプ・エンベロープ・ジェネレーターは3種類で、リニア・アタック&リリース、エクスポネンシャル・アタック&リリース、マルチ・ピーク・アタック&リリースがあります。

インサート・エフェクトは3種類で、ビット・リダクション、ウェーブ・フォルダー、オーバー・ドライブがあります。

ウェーブガイド

センド&リターン・エフェクトとして使える1系統のウェーブガイド・レゾネーター(Waveguide Resonator)があります。

ウェーブガイド・レゾネーターとは、弦や管などの楽器の物理的な共振特性をシミュレートしたフィードバック・アルゴリズムのことです。

物理モデル音源(フィジカル・モデリング)で使われます。

入力された音をフィードバックさせて、ディケイ成分を作り出します。

ウェーブガイド・レゾネーターは2種類、弦タイプと、管タイプがあります。

ウェーブガイド・レゾネーターのパラメータは3つで、Decay、Body、Tuneがあります。

Decayは、ディケイ・タイムを調節します。

Bodyは、キャラクターを調節します。

キャラクターは、フィードバック回路上のフィルターの特性です。

Tuneは、ピッチを調整します。

ピッチは、フィードバックの周期です。

周期を長くすると、ディレイとして使えます。

ウェーブガイド・エフェクトのかかり具合は、各ボイスのSendパラメーターで調節します。

物理モデル音源について、詳しくは下記の記事を参照してください。

物理モデル音源とは? 仕組み、使い方を解説
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シーケンサー

16ステップ・シーケンサーです。

ハイハットのクローズ/オープンなどに、使えるチョーク機能があります。

ツマミの操作をリアルタイム・レコーディングをしながら記憶し、再生時に再現するモーション・シーケンス機能があります。

その他の仕様

電池駆動可 スピーカー付き 20,000円(税別)

Volca といっしょに購入しておくとよいもの

電池

Volcaは単3乾電池6本を使用します。電池を購入しておくのがおすすめです。

三菱電機 アルカリ乾電池 単3形
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パナソニック エネループ 単3形充電池
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パナソニック エネループ 充電器セット 単3形充電池 4本付き
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電源アダプター

Volcaには電源アダプターが付属していません。電池でなく電源アダプターを使いたい方はアダプターを別途購入する必要があります。

KORG ACアダプター KA350 / Volcaシリーズ対応
KORG ACアダプター KA350 / Volcaシリーズ対応

オーディオケーブル

Volcaの出力をDAWに録音するには、Volcaとオーディオインターフェースをつなぐケーブルが必要です。 Volcaのオーディオ出力は、ステレオミニジャックです。オーディオインターフェースのモノラルフォンジャックとつなぐには、「ステレオミニプラグ – モノラルフォンプラグ」の変換ケーブルが使いやすくおすすめです。

ステレオミニプラグ - モノラルフォンプラグ 変換ケーブル
ステレオミニプラグ - モノラルフォンプラグ 変換ケーブル

まとめ

Volca Drumは、多彩な音作りができるデジタルドラムマシンです。アナログのドラムマシンでは出せない音色を出したい方におすすめです。

デジタルドラムマシンなら、Model:Cycles / Elektron もおすすめです。

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