シンセサイザー、電子ピアノ、エレクトーン、キーボードの違いを比較して解説!

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鍵盤楽器を始めたい、買おうと思ったときによくある疑問が、「シンセサイザー、電子ピアノ、エレクトーン、キーボードてどう違うの?」「自分が買うべきなのはどれ?」ということではないでしょうか? そんな方のために、この記事では、シンセサイザー、電子ピアノ、エレクトーン、キーボードの特徴とそれらの違いについて比較して解説します。

シンセサイザーとは

Korg / Minilogue
シンセサイザー(Synthesizer)とは、電子回路やコンピューター・プログラムによって音を合成(Synthesis:シンセシス)する楽器のことです。

略してシンセと呼ばれることが多いです。

シンセサイザーの最大の特徴は、さまざなパラメーターを操作して自由に音色をつくれることです。

音色の生成方式には、減算、加算、FM、ウェーブ・テーブルなど様々なものがあります。

シンセサイザーには鍵盤はあるものもあれば、ないものもあります。

鍵盤のあるシンセサイザーでも、鍵盤の数、サイズ、タッチなどは様々なものがあります。

鍵盤のないものは、別に鍵盤をつないで打鍵情報を送ったり、シーケンサー(自動演奏機)やコンピューターから送られた演奏情報を受信して、音を発します。

また、シンセサイザーには、コンピューターやスマホの中で動く、ソフトウェアのものもあります。

ソフトウェアのシンセサイザーの場合には、もちろん、手で弾ける鍵盤などはありませんが、音を合成できるので、シンセサイザーであることには変わりありません。

シンセサイザーは、ライブなどでの演奏にも使われますが、エレクトロニック・ミュージック(電子音楽)などの音楽制作に使われることが多いです。

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MicroKorg / Korg

MicroKorg / Korg

MicroKorg / Korg は、ミニ鍵盤を用いたコンパクトなシンセサイザーです。

小型コンデンサーマイク付属でボコーダーとしても使用できます。

  • タイプ:アナログモデリングシンセサイザー
  • プログラム数:128
  • エフェクター:モジュレーション・エフェクト、ディレイ、イコライザー
  • 鍵盤部:ミニ鍵盤、37鍵、ベロシティ対応

Juno DS61 / Roland

Juno DS61 / Roland

Juno DS61 / Roland は、バンドのキーボディストの定番のシンセサイザーです。

重量5.3kgと軽量でかんたんに持ち運ぶことができます。

  • 鍵盤:61鍵 セミウェイテッド
  • 最大同時発音数:128音
  • パート数:16パート
  • プリセットパッチ:1200以上
  • マルチエフェクト:3系統、80種
  • コーラス:3種類
  • リバーブ:5種類
  • マイク・インプット・リバーブ:8種類

電子ピアノとは

Korg / LP380
電子ピアノは、ピアノを代替することを目的とした電子楽器です。

デジタル・ピアノとも呼びます。

音色は基本的にピアノ音色のみです。

機種によっては、オルガンやストリングスなどの音色を選べるものもありますが、音色を自由に合成することはできません。

また、シンセサイザーの鍵盤がバネ式の軽いタッチであるのに対し、電子ピアノは、本物のピアノのような重いタッチです。

ペダルがあることもシンセサイザーと異なります。

電子ピアノは、家庭でのピアノ演奏の練習用や、本物のピアノを使用できない簡易なライブなどが主な用途です。

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LP180 / Korg

LP180 / Korg

LP180 / Korg は、色を黒または白から選べる、インテリアに馴染む電子ピアノです。

アコースティック・ピアノタッチを再現した鍵盤と、クラシック・ピアノ演奏に必須な3本ペダル・ユニットを標準装備しています。

  • 鍵盤:88鍵(A0~C8)ナチュラル・ウェイテッド・ハンマー・アクション(NH)鍵盤
  • タッチ・コントロール:3段階(ライト、ノーマル、ヘビー)
  • 最大同時発音数:120(ステレオ時最大60音)
  • 音色:10音色(アコースティック・ピアノ(2)、エレクトリック・ピアノ(2)、ハープシコード、クラビコード、ビブラフォン、P.オルガン、E.オルガン、ストリングス)
  • エフェクト:リバーブ、コーラス
  • レッスンにも最適な2つのヘッドホン端子。

  • スピーカー付き

SP170S / Korg

SP170S / Korg

SP170S / Korg は、世界の名だたるグランド・ピアノの音色をはじめ、選び抜かれたサウンドを収録した電子ピアノです。

長時間弾いていても疲れない心地よい打鍵感が特徴のナチュラル・タッチ(NT)鍵盤を搭載しています。

  • 鍵盤: NT(ナチュラル・タッチ)鍵盤:88鍵(A0 ~C8)
  • スピーカー付き
  • 付属品: 取扱説明書、ACアダプター(KA390VI)、譜面立て(B2N専用)、ダンパーペダル
  • 別売本体アクセサリー: 専用スタンド(STB1 B1/B2兼用)、3本ペダルユニット(PU-2)

エレクトーンとは

Yamaha Stegea

エレクトーンは、ヤマハ製の電子オルガンのことで、上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤をもつ電子楽器のことです。

音色は、決められた音色の中から選ぶタイプのものと、音色を合成できるタイプのものがあります。

エレクトーンは、3つの鍵盤を駆使して、一人で多パートを演奏できるということが最大の特徴で、主に演奏を目的とした楽器です。

Stagea ELB-02 / Yamaha

Stagea ELB-02 / Yamaha は、エントリーモデルのエレクトーンです。

椅子付きです。

キーボードとは

Casio / Sa76
キーボードは、簡易な電子鍵盤楽器のことです。

キーボードは、鍵盤がある電子楽器というような広い意味でも使わることがあります。

そのような意味で、キーボードという語を使う場合には、シンセサイザーもキーボードに含まれます。

キーボードは一般的に小型で鍵盤数が少なく、鍵盤のサイズも小さいこともあります。

音色を自由につくることはできず、決められたものから選んで使います。

音色には、ピアノ、オルガン、バイオリン、トランペット、シンセなど様々なものがあります。

また、ドラムなどの自動伴奏機能があるものもあります。

キーボードは、主に家庭や簡易なライブ演奏などで使われます。

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CTK240 / Casio

CTK240 / Casio

CTK240 / Casio は、スリムで使いやすいキーボードです。

  • 49標準鍵盤
  • 最大同時発音数:12音
  • 100内蔵音色
  • 100内蔵リズム
  • 50曲(ソングバンク)
  • スピーカー付き

PSR E263 / Yamaha

PSR E263 / Yamaha

PSR E263 / Yamaha は、400の音色と130の自動伴奏スタイルを搭載したキーボードです。

  • 鍵盤:61標準鍵盤
  • 最大同時発音数:32音
  • 音色:384音色+16ドラム/SFXキット
  • 効果:リバーブ、コーラス、マスターEQ、ウルトラワイドステレオ
  • 内蔵曲:112(コードスタディー12含む)
  • 伴奏機能付き
  • 録音再生機能
  • メトロノーム
  • レッスン機能
  • スピーカー付き

まとめ

種類特徴
シンセサイザー音色を自由につくれる
電子ピアノピアノを電子楽器として再現したもの
エレクト−ンオルガンを電子楽器として再現したもの
キーボード簡易な電子鍵盤楽器

シンセサイザー、電子ピアノ、エレクトーン、キーボードの違いについて解説しました。

この記事を参考に、自分にあった楽器を選んでください。