この記事では、おすすめのラウドネスメーターVSTプラグインを紹介します。
おすすめラウドネスメータープラグイン
true:level / Sonible
true:levelは、ラウドネスとダイナミクスを最適化するためのアナライザープラグインです。
ラウドネスとダイナミクス、トゥルーピークレベルをジャンルごとに学習済みのリファレンス、または自分で読み込んだリファレンス曲と比較することができます。
Levels / Mastering The Mix
Levels は、6種類の項目(Peak, LUFS, ダイナミックレンジ, Stereo Field, ラウドネスレンジ, Bass Space)をチェックできるアナライザープラグインです。
Levelsを使うとミキシング・マスタリング・エンジニアでなくても、ミキシング・マスタリング時にトラックに問題がないかどうかをかんたんに確認できます。
Levelsをマスタートラックに挿し、左下のプリセットから対象となる出力フォーマットを選択し、曲を再生すると問題のある項目が赤く表示されます。
プリセットには、Spotify、Youtube、Apple Music、CD、Clubなどがあります。
上部のボタン(M、L、Mono、R、S)をクリックすると、それぞれMid、Left、Mono、Right、Sideをソロで聞くことができます。
Peakは、16倍のオーバーサンプリングによりトゥルーピークを計測し、マスターがクリップしないことを確認します。
LUFSは、ショート・タームLUFSとインテグレーテッドLUFSを計測し、出力フォーマットに対してラウドネスが適切かどうかを確認します。
Dynamic Rangeは、短期LUFSとピークレベルによりダイナミックレンジを計測し、トラックが圧縮されすぎていないかを確認します。圧縮されすぎていると中央のオシロスコープが緑色からオレンジ色・赤色に変化します。
Bass Spaceは、キックとベースのためのスペースが確保されているかどうかを確認します。キックとベースのトラックをミュートしてから曲を再生すると、キックとベース以外のパートの低域が強すぎないかどうかを確認できます。
LRAは、曲のセクション間でのラウドネスの差(ラウドネスレンジ)を計測し、曲に十分な抑揚があるかを確認します。ラウドネスレンジが3LU以下になるとスコープの波形が、緑色からオレンジ色・赤色に変化します。ラウドネスレンジは小さいからといって、必ずしも問題であるというものではありません。ミニマルなダンストラックなど、変化の少ない曲の場合はラウドネスが小さくても問題ありません。
Stereo Fieldは、トラックのステレオイメージが適切であるかを確認します。中央に広がりを示すベクトルスコープ、左に位相の相関を示すコリレーションメーター、下に左右の音量バランスを示すL/Rメーターを表示します。
Insight / iZotope
Insight は、多機能なメータリングプラグインです。
3Dのスペクトル表示や、ベクトルスコープ、コリレーションメーター、ラウドネスヒストリーメーターなどを搭載しています。
ワークフローに合わせてカスタマイズやサイズ変更が可能です。
Loudness Penalty / MeterPlug
Loudness Penalty は、YouTubeやSpotifyなどの主要音楽ストリーミングサービスに、曲をアップロードしたときに、どれぐらい音量を修正されるかを計測してくれるプラグインです。
音楽ストリーミングサービスは、すべての曲が一貫した音量に聞こえるようにラウドネス・ノーマライゼーションを行い、音が大きすぎる曲は音量を下げています。
マキシマイザーやリミッターで音圧を上げても、ラウドネス・ノーマライゼーションで音量を下げられては意味がありません。
Loudness Penaltyの値を参考にマキシマイザーやリミッターを調整することで、ダイナミクスを最大限に残したマスタリングを行うことができるようになります。
Loudness Penalty / MeterPlugLoudness Meter 2 / Youlean (フリー)
Loudness Meter 2 / Youlean は無料のラウドネス・メーターです。
LUFSの変化をグラフで表示できるため、楽曲中の音圧の変化を確認することできます。
Loudness Meter 2 / YouleanMLoudnessAnalyzer / Melda Production(フリー)
MLoudnessAnalyzer / Melda Production は、無料のラウドネスメーターです。
トゥルーピークやインテグレイテッドLUFS などを計測できます。
MLoudnessAnalyzer / Melda Production