ミキシング時にボリュームを上げすぎていませんか。
大きな音でミックスしたほうが、よいミックスができると思うかもしれません。
ところが、ミックス中のボリュームは、小さめにしておいたほうがよいのです。
適切な音量は、隣にいる人と普通に会話できるぐらいの音量です。
ミキシング時の音量を小さめにすべき理由は3つあります。
ミキシング時の音量を小さめにすべき理由
よいミックスができる
人間の耳は、音量が小さくなると低域と高域が聞き取りにくくなります。
このため、大きな音でバランスをとっていると、音を小さくしたときに低域と高域が小さくなりすぎて、迫力のないミックスになってしまうのです。
大きな音では、いまいちなミックスでもよい音に聞こえるものです。
小さな音量でも、しっかりとした音になるように、小さめの音量でミキシングしておいたほうがよいのです。
疲れず長時間ミックスできる
大きな音でミックスしていると、耳が疲れやすいです。
また、体にも負荷がかかり疲労の原因となります。
ミキシング中の音量が小さければ、疲れにくいのでよりよい体調で、より長時間作業することができます。
これにより、大きな音でミックスするよりもミキシングがはかどるのです。
耳を痛めない
大きな音を聞き続けると、耳が一時的に疲れるというだけでなく、耳を痛めてしまって長期的に治らない場合があります。
耳を痛めてしまっては、音楽を聞くにも、つくるにも支障をきたします。
このようなことを避けるためにも、音量は小さめなほうがよいのです。
まとめ
このように、ミキシング時の音量は小さめにしておいたほうがよいのです。
しかし、常に小さめでなければならないというわけではありません。
キックやベースの低域の鳴り具合をチェックするときなど、短時間大きな音で聞くのはかまいません。
適切な音量を使い分けて、よりよいミックスをできるようにしましょう。