FMシンセおすすめ5選!仕組み・使い方も解説!【2020年】

シンセサイザー

この記事では、FMシンセについて解説し、おすすめのFMシンセを紹介します。

FMシンセとは?

FMシンセとは、音響合成にFM合成(Frequency Modulation Synthesis)を用いたシンセサイザーのことです。

FM合成は、サイン波のオシレーターの周波数を別のサイン波のオシレーターで変調させることで、波形を変化させ音色をつくり出す方式です。

FMシンセは、一般的なアナログシンセなどで用いられる減算合成では不可能は複雑な倍音をつくり出すことができます。とくにベル系の金属的な音色をつくり出せることがFMシンセの特徴です。

FMシンセは、音作りが極めて難しいため、多くの場合プリセット音色が用いられます。

FMシンセの代表的な機種は、1983年にYamahaから発売されたDX7です。DX7は史上もっとも売れたシンセサイザーで、DX7の音色は1980年代の無数のヒットソングの中で聴くことができます。

DX7 / Yamaha ヤマハのFMシンセサイザーの解説
DX7 は、1983年に Yamaha から発売されたデジタル・シンセサイザーです。FM合成を用いた独特のキラキラしたサウンドは、80年代に一世を風靡しました。

FMシンセの仕組み・使い方

FMシンセは複数のオペレーターによって構成されます。減算シンセのようなフィルターは基本的にはありません。

オペレーター

オペレーターは、オシレーター、アンプ、アンプエンベロープが組になったものです。

オペレーターの出力は、オーディオ信号として出力される場合と、他のオペレーターのオシレーターの周波数を変調するコントロール信号として用いられる場合があります。

どのオペレーターの信号が、どこへ送られるかはアルゴリズムによって決まります。

オペレーターの数は、FMシンセの機種によって異なります。オペレーター数が多いほど、より複雑な音作りができます。DX7のオペレーターは6機です。

アルゴリズム

アルゴリズムはオペレーターの接続の組み合わせ方を選択するものです。

おすすめFMシンセ

Reface DX / Yamaha

Reface DX / Yamaha
Reface DX / Yamaha

Reface DX / Yamaha は、FMシンセの本家ともいえるYamahaのFMシンセです。名機DX7の現代版といえるシンセサイザーです。

2系統のエフェクトを搭載しています。

スピーカーを内蔵、電池駆動も可能でポータブルに使用できます。

MIDI端子も搭載しており、MIDIキーボードとして使うこともできます。

  • 鍵盤: 37鍵盤 ミニ
  • 最大同時発音数: 8
  • オペレーター: 4
  • アルゴリズム: 12
  • 電源: 電源アダプター/電池(単3×6本)
Yamaha Reface DX Demo

Volca FM / Korg

Volca FM / Korg

Volca FM / Korg は、シーケンサー内蔵のコンパクトなFMシンセです。

MIDI端子を搭載しており、MIDIキーボードを接続して演奏したり、DAWからシーケンスしたりすることができます。

32の音色プログラムを保存可能です。

DX7の音色データを保存したSYS-EX/SYXファイルを読み込むことができます。

  • 鍵盤: タッチプレート
  • 最大同時発音数: 3
  • オペレーター: 6
  • アルゴリズム: 32
  • 電源: 電池(単3×6本)電源アダプター(別売り)
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Digitone / Elektron

Digitone / Elektron
Digitone / Elektron

Digitone / Elektron は、4オペレーターのFMシンセです。DX7クローンではなくオリジナルの設計です。

4つのシンセトラックと4つのMIDIトラックを搭載しています。MIDIトラックは外部MIDI機器をコントロールするためのMIDIシーケンサーです。

LP/BP/HPの切り替えが可能なフィルターに加えて、4種のエフェクト(オーバードライブ、コーラス、ディレイ、リバーブ)を搭載しており、幅広い音作りが可能です。

64ステップのポリフォニックシーケンサーを搭載しています。

シーケンスのステップごとにパラメーターを設定できる、パラメーターロック機能を搭載しています。ステップごとに音色を変えることが可能で、1トラックでキックとスネアを鳴らしたりすることができます。

  • 最大同時発音数: 8
  • オペレーター: 4
  • アルゴリズム: 8
  • 電源: 電源アダプター

DX7 V / Arturia

DX7 V / Arturia

DX7 V / Arturia は、DX7 / Yamaha のクローンソフトシンセです。

6オペレーター、32アルゴリズムで、DX7のオリジナルパラメーターをすべて再現しています。
DX7から、音色を設定したシステム・エクスクルーシブ・データをインポートできます。
DX7のプリセットを再現したプリセットも収録されています。

DX7の機能に加えて、多数のオシレーター波形、マルチモードフィルター、エフェクト、アルペジエーターなどの機能を追加しています。
同時発音数はDX7の16から32へと拡大されています。

  • 最大同時発音数: 32
  • オペレーター: 6
  • アルゴリズム: 32

DX7 V は、Arturia のソフトシンセバンドル V Collection に収録されています。

V Collection / Arturia
V Collection / Arturia

FM8 / Native Instruments

FM8 / Native Instruments

FM8 / Native Instruments は、DX7の設計をベースにした6オペレーターのFMシンセです。
アルゴリズムは、マトリックス画面で自由にルーティングすることができます。
多数のエフェクトやアルペジエーターを搭載しています。

DX7の音色フォーマットSYS-EX/SYXファイルをロードできます。

  • 最大同時発音数: 64
  • オペレーター: 6

FM8 は、Native Instruments のプラグインバンドル Komplete に収録されています。

Komplete / Native Instruments
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まとめ

おすすめのFMシンセを紹介しました。

その他のおすすめシンセについては、こちらを参照してください。

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