この記事では、Moog(モーグ)社のシンセサイザー Minitaur/Sirin について解説します。
Minitaur/Sirin とは
Minitaur/Sirin は、Moogのコンパクトなモノフォニックアナログシンセサイザーです。 Minitaur は音域が中央のC以下のベースシンセです。 Sirin は Minitaur の音域を中央のCより上の高域まで拡大した、数量限定バーションです。
Minitaur/Sirinの特徴
2VCO
2機のオシレーターを搭載。波形はそれぞれノコギリ波、矩形波から選択可能です。 VCO2のピッチは、調整可能でデチューンさせたり、オクターブ下げてサブオシレーター的に使ったりすることができます。
ラダーフィルター
フィルターは、Moog ならではの24dB/Octのラダーフィルターを搭載しています。
エンベロープ
エンベロープ・ジェネレーターは、2機のADSエンベロープが搭載されています。 リリースタイムはディケイと共通です。
LFO
LFOは5種類の波形を選択できます。
MIDI対応
MIDI In端子とUSB端子を搭載しています。 DAWやMIDIキーボードから、Minitaur/Sirinを演奏・コントロールできます。 すべてのパラメーターがMIDI CC(コントロールチェンジ)に対応しています。付属ソフトやDAWのオートメーションを使って、Minitaur/Sirinのパラメーターをコントロールできます。 USBからDAWにMIDIメッセージを送ると、つまみの動きをオートメーションとしてDAWに記録することができます。
プリセット
最大128のプリセットを保存可能です。
CV/Gate In
CV In(Pitch, Filter, Volume)、Gate In を搭載しており、モジュラーシンセと連携して使うことができます。
付属ソフト
付属ソフトを用いてパソコンからMinitaur/Sirinをコントロールできます。
キーボード、シーケンサー、アルペジエーターなし
キーボード、シーケンサー、アルペジエーターはついていません。演奏するには、MIDIキーボードや、シーケンサー、DAWなどからコントロールする必要があります。
まとめ
Minitaur, Sirin / Moog は、低価格でモーグ・サウンドが手に入るコンパクトなアナログシンセです。 1パラメーター1ノブで直感的に使いやすくライブでの使用にも適します。MIDI対応でDAWとの連携にも優れており、スタジオでの制作も効率よく行えます。 初めてMoogのシンセを購入する方におすすめです。
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