Beyerdynamicのモニターヘッドホンおすすめ5選【2024年】

ヘッドホン
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この記事では、ドイツのオーディオ機器メーカーBeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)のおすすめモニターヘッドホンを紹介します。

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Beyerdynamicのモニターヘッドホンの選び方

インピーダンスの違い

ベイヤーダイナミックのヘッドホンには、同じ型番に複数のインピーダンスのモデル(32Ω、80Ω、250Ωなど)が用意されているものがあります。自分の使用環境に合わせて、適切なインピーダンスのモデルを選ぶ必要があります。

インピーダンスとは、電子回路のもつ交流電流に対する抵抗値のようなものです。単位はΩ(オーム)です。一定の音量を出す場合、インピーダンスが大きくなるほど、大きな電力が必要になります。

インピーダンスによる音質の違いは、ほとんどありません。ハイインピーダンスのほうが、中高域の解像度が少し高くなります。

インピーダンスの選び方は、どのような機器にヘッドホンを挿して使うかで決めるとよいです。

スマホなどのパワーのない機器にハイインピーダンスのヘッドホンを挿しても、十分に音量を上げることができず、また音質も悪くなります。 逆にオーディオインターフェイスや、ヘッドホンアンプなどのパワーのある機器は、ローインピーダンスのヘッドホンでもハイインピーダンスのヘッドホンでも駆動させることができます。

32Ωのローインピーダンスのヘッドホンを、スタジオではオーディオインターフェイスに挿し、外出時にはスマホやノートパソコンに直差して兼用することはできます。

ハイインピーダンスのヘッドホンは、スマホなどでは使えないので外出用とスタジオ用との兼用には使えません。 ドラムやギターなどの録音時にモニターとして使う場合は、音量を上げやすい80Ωが向いています。

  • 32Ω : スマートフォンやタブレット、ノートパソコンのヘッドホン端子に直差し、ポータブルプレーヤー、電池や内蔵バッテリーで動かす機器、電子ピアノ、シンセサイザー、ギターアンプなど
  • 80Ω : オーディオインターフェイス
  • 250, 600Ω : ヘッドホンアンプ

Pro と Editionの違い

DT770, DT990 には、ProとEditionの2種類があります。

Proは音楽制作用、Editionはリスニングなどの普段使い用という位置づけの製品です。

音質は、ProとEditionとも基本的に同じです。 違いは、イヤーカップのデザイン、側圧の強さ、インピーダンス、付属ケーブルの種類・長さ、イヤーパッドの種類、付属ケースの種類です。 Proのほうが側圧が強く、より遮音性が高くなっています。

Beyerdynamicのおすすめ密閉型モニターヘッドホン

DT770 Pro (32, 80, 250Ω)

DT770 Pro / Beyerdynamic

DT770 Pro / Beyerdynamic は、定番の密閉型モニターヘッドホンです。

32Ω/80Ω/250Ωの3機種があります。

32Ωは、ラップトップやスマホなどのモバイル機器用、80Ωは音量を重視したタイプ、250Ωは音質を重視しより高解像度なタイプです。

DTM用途では、80Ωか250Ωがおすすめです。

80Ωはレーコーディング時のモニター用やミキシング用を兼用する場合、250Ωはミキシング専用に向いています。

音は80Ω、250Ω共に低域と高域が強いドンシャリ気味ですが、80のほうが低域が強く、高域が弱いです。

80Ω,250Ω共にサブベース帯域までしっかりと出るので、低域が重要なジャンル、エレクトロニック・ミュージックやヒップホップなどのミキシングに適しています。

密閉型にしては、広がりのあるサウンドです。

ヘッドバンドがややきつめなので、頭の大きな人は注意が必要です。

250Ωは、場合によりヘッドホンアンプが必要です。

DT770 Pro と同グレードの開放型がDT990 Pro、セミオープン型がDT880にあたります。

セミオープンのDT880、開放型のDT990よりも低域の再生能力に優れています。

機種 / メーカーDT770 Pro / Beyerdynamic
タイプ開放型
音質高域が強め、低域がやや強めのドンシャリ傾向 80Ωは250Ωより低域が強く高域が弱い
遮音性
コード片出し 固定式 3m 80Ω:ストレート/250Ω:カール
プラグミニプラグ+変換プラグ
イヤー・パッド交換式 ベロア
再生周波数帯域5~35,000Hz
インピーダンス80Ω/250Ω
DT770 Pro / Beyerdynamic : Frequency Responce Curve

購入者の口コミ・レビュー

素晴らしいです オープンタイプのDT990PROが有名ですが、この770PROも素晴らしいです。 高音が刺さるとか低音が膨らむ、聴くジャンルを選ぶとか書かれてますがその原因は使用してる上流環境に問題が有るからだと思います。 そこそこ、ちゃんとした機種で聴けば、刺さる事も殆んど無くて豊かで絞まった低音、繊細で良く伸びクリアーな高音、中音は少し控えめですが、決して扱いにくいヘッドホンでは有りません(ヘッドホンアンプは必須) 今まで多数のヘッドホン使って来ましたが、これが一番です、密閉式ですが籠る事も無く音場も広くて、本当に良い音がします、お勧めします。 引用 : Amazon

製品化されて視聴者が聴く再生音の平均点で音を確認する DT770PRO/250を使う意味は何か. それは,製品化されて視聴者が聴く再生音の平均点で音を確認するという用途である. MDR-CD900STやYAMAHA NS-10Mなどをそのまま信じて作られた音をDT770PRO/250で聴くと低域が盛られ過ぎていて驚く.言い換えれば日本で標準的となって久しい簡易なモニタリング環境の再生音に比べてDT770PRO/250はフラットな再生をするということ.PCに内蔵されたスピーカーなどチープな再生環境だけを想定するのではなく,残す録音,歴史の風雪に耐え得る録音を目的とするならば,MDR-CD900STからDT770PRO/250に変える意味は多分にある. 繰り返すがDT770PRO/250は『製品化されて視聴者が聴く再生音の平均点で音を確認する』ためのものである. 引用 : サウンドハウス

DT1770 Pro (250Ω)

DT1770 Pro / Beyerdynamic

密閉型モニターヘッドホンの最高峰

DT1770 Pro / Beyerdynamic は、ハイエンドのプロ用密閉型モニターヘッドホンです。

DT770 Proの上のグレードにあたるモデルです。音はDT770と似た感じで、高域が強め、低域がやや強めのドンシャリ傾向です。DT770より解像度、定位がよいです。

同グレードの開放型にあたるDT1990よりもローエンドがしっかりと出ます。

密閉型にしては、広がりのあるサウンドです。

サブベース帯域までしっかりと出るので、低域が重要なジャンル、エレクトロニック・ミュージックやヒップホップなどのミキシングに適しています。

ヘッドバンドがややきつめなので、頭の大きな人は注意が必要です。

DT770との違いは、D1770はコードがストレートとカールの2種で交換式であるのに対して、DT770は固定式であること、また、DT1770はイヤーパッドが合皮とベロアの2種類であるのに対して、DT770はベロアのみであることです。

インピーダンスが250Ωと高いため、場合によりヘッドホンアンプが必要です。

機種 / メーカーDT1770 Pro / Beyerdynamic
タイプ密閉型
音質高域が強め、低域がやや強めのドンシャリ傾向
遮音性
コード片出し 交換式 3mストレート/5mカール
プラグミニプラグ+変換プラグ
イヤー・パッド交換式 合皮/ベロア
再生周波数帯域5~40,000Hz
インピーダンス250Ω
DT1770 Pro / Beyerdynamic : Frequency Responce Curve

購入者の口コミ・レビュー

制作のクオリティが確実に上がります。 制作、MIX用に導入。個人的に、使える密閉型モニターヘッドホンの最高峰クラスかつスタートラインだと思います。 まず、通常のモニターヘッドホン(Sonyやaudio-technicaなどの定番機種)と比べ、位置やバランスが掴めやすい。今までの経験上、ヘッドホンで作りこんだ後にスピーカーで鳴らしてみると変なバランスになるが、当機種なら、ほぼ思った通りの音で鳴っている。またbeyerdynamicは低音重視と言われているが、この機種は低音をブーストしているわけではなく、ちゃんと見えるようにチューニングしている、という印象。 一方で今の所感じる難点も挙げると、 ・聴き疲れしやすい ・側圧がやや強い 個人的にYoutubeやSpotifyなどで少し聴き疲れが起きるため、今の所はリスニング用にはあまり使えていないです。恐らく元々の音源の荒さやデジタリックな部分が、誤魔化されずに高解像で再生されるからだと思います。一方で録音環境の良いアコースティックな音源は、ありのままで上質だと感じました。側圧がやや強くてきつく感じますが、使い込んでいけばオーナーの環境に応じて馴染んでいくとは思います。 引用 : サウンドハウス

Best of headphone ミックス、作曲、楽器レコーディング、ハイレゾ鑑賞用に購入しました。 DT770PROの音が気に入ってたので、良いところはそのまま残し全体のクオリティが上がった印象です。特に『声』の再現力は流石の一言です。 解像度は他のモニターヘッドホンに比べ群を抜いているので、リバーブやイコライザーの設定を更に詰めれると実感しました。 引用 : サウンドハウス

Beyerdynamicのおすすめ半開放型モニターヘッドホン

DT880 (32, 250, 600Ω)

DT880 pro / Beyerdynamic

半開放型のモニターヘッドホン

DT880 Pro / Beyerdynamic は、半開放型(セミオープン)のモニターヘッドホンです。

DT880には、インピーダンスが32ΩのDT880E/32Sと、250ΩのDT880 Edition2005、600ΩのDT880 E/600の3種類があります。

密閉型のDT770、開放型のDT990の中間の特性を持ちます。

低域は、密閉型のDT770と同程度の再生能力があります。

半開放型のためヘッドホン内部での反射が少なく、よりすっきりとした明瞭な低域が得られます。

高域は、開放型のDT990に近い解像度や広がりが得られます。

ヘッドバンドの締め付けが少しきつめなので、頭の大きな人は注意が必要です。

機種 / メーカーDT880 Pro / Beyerdynamic
タイプ半開放型
コード片出し 固定式 3m ストレート
プラグミニプラグ+変換プラグ
イヤー・パッド交換式 ベロア
再生周波数帯域5~35,000Hz
インピーダンス32, 250, 600Ω

Beyerdynamicのおすすめ開放型モニターヘッドホン

DT990 Pro (250Ω)

DT990 Pro / Beyerdynamic

ドンシャリ気味の人気開放型ヘッドホン

DT990 Pro / Beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)は、中価格帯の人気の開放型モニターヘッドホンです。

密閉型のDT770より、低域の再生能力で劣りますが、中高域の解像度、音の広がりの面で優れています。

ヘッドバンドの締め付けが少しきつめなので、頭の大きな人は注意が必要です。

250オームの高インピーダーンスで、場合によりアンプが必要です。

機種 / メーカーDT990 Pro / Beyerdynamic
タイプ開放型
音質高域が強め、低域がやや強めのドンシャリ傾向
遮音性低い
コード片出し 固定式 3m カール
プラグミニプラグ+変換プラグ
イヤー・パッド交換式 ベロア
再生周波数帯域5~35,000Hz
インピーダンス250Ω
DT990 Pro / Beyerdynamic : Frequency Responce Curve

購入者の口コミ・レビュー

低音が素晴らしい。低音好きな人はこれだけで買う価値アリです。 逆に「さ行」が耳に刺さるので、気になる方はやめたほうがいいです。「さ行」が耳に刺さるのが最初気になり、このヘッドホンはだめだと思い違うヘッドホンにしましたが、そもそも「さ行」が耳に刺さる曲をあまり聞かないので、結局この低音重視のヘッドホンに戻りました。 引用 : Amazon

DT1990 Pro (250Ω)

DT1990 Pro / Beyerdynamic

最高峰の開放型モニターヘッドホン

DT1990 Pro / Beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)は、ハイエンドのプロ用開放型モニターヘッドホンです。

DT990 Proの上のグレードにあたるモデルです。

密閉型のDT770、DT1770より、低域の再生能力で劣りますが、開放型としては低域の再生能力が高いモデルです。

中高域の解像度が高く、音の広がりの面でも優れています。

下位モデルDT990と比較すると、より解像度が高く、定位が明確になっています。

DT990との違いは、D1990は、コードがストレートとカールの2種で交換式であるのに対して、DT990はカールの固定式であること、また、DT1770はイヤーパッドが音の特性が異なる2種類であるのに対して、DT770は1つであることです。

インピーダンスが250Ωと高いため、場合によりヘッドホンアンプが必要です。

機種 / メーカーDT1990 Pro / Beyerdynamic
タイプ開放型
音質高域が強め、低域がやや強めのドンシャリ傾向
遮音性低い
コード片出し 交換式 3mストレート/5mカール
プラグミニプラグ+変換プラグ
イヤー・パッド交換式 ベロアx2種類
再生周波数帯域5~40,000Hz
インピーダンス250Ω
DT1990 Pro / Beyerdynamic : Frequency Responce Curve

購入者の口コミ・レビュー

まさに耳福とはこの事ですね。 2つのイヤーパッドのうちバランスは音楽のトータルバランスをチェックするパッドなのでリスニングに最適です。 ヘッドホンなのに音抜けが良く、スタジオモニタースピーカーの様な音質傾向になります。 もう一つのアナリティカルは分析モニター用なので超高解像度です。 こちらは一つ一つの音が見えるかの様に感じます。 ただ、慣れないとあまりの情報量の多さに聴き疲れ間違いなしです。 バランス接続タイプの分離音に慣れていればツボ入るかもしれません。 マスター音源の音割れや演奏ミスまで見えるので音楽を聴く方には向きません。 音源を聴く方向きです。 引用 : サウンドハウス

DTMミックス用モニターヘッドホンおすすめ36選!選び方も解説【2024年】
この記事では、DTMでのミキシング・ミックスに最適なおすすめのモニターヘッドホンを紹介します。選び方についても解説します。 人気ランキング 当サイトで、よく売れているモニターヘッドホンの売上ランキングを紹介します。 Audio-Techni...