この記事では、「オーディオインターフェースとは何か?」と「オーディオインターフェースの選び方」について解説し、DTM初心者向けの機種からプロ用の機種まで、おすすめのオーディオインターフェースを紹介します。
オーディオ・インターフェイスとは
オーディオ・インターフェイス(Audio Interface)とは、パソコンと、スピーカーやシンセサイザーなどを接続して、音声信号の受け渡しをするための機器です。
マイクやシンセサイザーからの音をパソコンに取り込んだり、パソコンから音をスピーカーやヘッドホンに送ったりします。
オーディオインターフェイスについて詳しくは、記事の後半で解説しています。
初心者向け|おすすめオーディオインターフェイス (15,000~25,000円)
まず、DTM初心者~中級者向けのオーディオインターフェイスを紹介します。
初心者向けは2万円前後ぐらいの価格帯になります。
これぐらいの価格帯であれば、基本的な機能はすべて搭載されているので、問題なくDTMを始められます。
15,000円以下あたりになると、機能を削っている機種が多くなります。
Steinberg / UR22C
初心者向けの定番!Cubaseが付属
Steinberg / UR22C は、USB3.0対応の高音質オーディオインターフェースです。
定番のオーディインターフェースUR22mk2の後継機にあたる製品です。
UR22Cは、USB3.0による高速転送によりUR22mk2と比べよりレイテンシー(遅れ)が少なくなりました。
また、32bit録音に対応し、24bitのUR22mk2よりも高音質での録音が可能になっています。
Cubaseの簡易版 Cubase AI、CubaseのiPad版 Cubasis LEも付属しています。
オーディオ入力x2、オーディオ出力x2(ステレオ)、MIDI入出力、ヘドホン出力x1、という定番の構成です。
DTMを始めるのに必要な機能はすべて備わっています。
メーカー/品番 | Steinberg / UR22C |
価格 | 17,000円 |
音質 | 32bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 3.0 |
入力端子 | コンボ端子 x 2 |
出力端子 | 標準フォーン端子 x 2 |
MIDI入出力 | あり |
対応OS | Windows / Mac / iOS |
電源 | USBバス・パワー / 外部電源 |
付属DAW | Cubase AI, Cubasis LE for iPad |
+48V ファンタム電源 | あり (2ch) |
Hi-Z | あり (1ch) |
ダイレクト・モニタリング | 可 |
ループ・バック | あり |
購入者の口コミ・レビュー
以前にタスカムやローランド社のオーディオインターフェースを所有していましたが、本製品のクオリティは非常に高いです。 まずマイクプリの音質はフラットで少し暖かみのある音楽的なサウンド。わずかにリッチな低音で、とにかく聞いていて楽しい音。高いレベルでバランスがとれている。 引用 : Amazon
フロントパネル
リヤパネル
Focusrite / Scarlett 2i2 (gen. 3)
海外でもっとも売れているオーディオインターフェイス
Focusrite / Scarlett 2i2 (gen. 3) は、海外でもっとも売れている定番の初心者向けオーディオインターフェイスです。
2イン2アウトの定番の構成ですが、MIDI入出力はありません。
MIDI入出力は、4イン4アウトモデルScarlett 4i4 (gen. 3)には搭載されています。
メーカー/品番 | Focusrite / Scarlett 2i2 (gen. 3) |
音質 | 24bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 2.0 |
入力端子 | 2 x コンボ端子 |
出力端子 | 2 x 標準フォーン端子 |
MIDI入出力 | なし |
対応OS | Windows / Mac |
電源 | USBバスパワー |
付属DAW | Ableton Live Lite |
+48V ファンタム電源 | あり(2ch) |
Hi-Z | あり(2ch) |
ダイレクトモニタリング | 可 |
購入者の口コミ・レビュー
解像度が高く、低音から特に高音域をしっかり表現した音質 同価格帯の中では群を抜いて音の密度が高いAIFです。ハイの抜けが良く解像度も高いため音が埋もれません。 3rd genからの追加されたAIRボタンは、ISA OneなどのISAシリーズの音色を再現できる新機能です。 AIRの状態で録音することで、音の輪郭が更にくっきりとなり、高音域がより持ち上げられます。 引用 : Amazon
入門機用としてもちろん音質的にも操作面でも問題はありません。2点ほど気になっていることは、入力レベルがLED発光なので、いまいち入力レベルの認識に難があること。ファンタム電源が個別の入力に対してオンオフできないのが不満です。MOTUのインターフェース(M2/M4)の方が、入力レベル表示がLEDで表示でき、ファンタム電源供給も個別のチャンネルごとに行えるので、良いと思います。性能的にはどちらもこの価格帯で大きくは変わらないので、少し値段が上ですが、MOTUのオーディオ・インターフェースを検討された方が良いと思いました。 引用 : Amazon
PreSonus / Studio 24c
Studio Oneユーザーにおすすめ
PreSonus / Studio 24c は、DAWのStudio Oneを開発しているPreSonus社のオーディオインターフェースです。
Studio One の中位グレードである Studio One Artist が付属しています。
Studio Oneを使う予定の方におすすめです。
入出力は、オーディオ入力x2、オーディオ出力x2(ステレオ)、MIDI入出力、ヘドホン出力x1、という定番の構成です。
DTMを始めるのに必要な機能はすべて備わっています。
メーカー/品番 | PreSonus / Studio 24c |
価格 | 17,000円 |
音質 | 24bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 2.0 Type-C |
入力端子 | コンボ端子 x 2 |
出力端子 | 標準フォーン端子 x 2 |
MIDI入出力 | あり |
対応OS | Windows / Mac |
電源 | USBバス・パワー |
付属DAW | Studio One Artist |
+48V ファンタム電源 | あり (2ch) |
Hi-Z | あり (2ch) |
ダイレクト・モニタリング | 可 |
ループ・バック | あり |
フロントパネル
リヤパネル
購入者の口コミ・レビュー
互換性がいい 僕はDAW用で使用していますが、同じメーカーのDAWを使用してるので互換性が良く不具合一切起きません。 ループバック機能付いてるのでPCの音をそのまま実況や配信に使用できるのも利点ですね。 また、この商品を買うとDAWやプラグインが無料でついてくるのでとてもお得でした。 引用 : Amazon
リーズナブルだと思います。 StudioOneが欲しかったので丁度良かった。 音質も良いし、レイテンシーも気にならない。 引用 : Amazon
Roland / Rubix 22
安心のRoland製
Roland / Rubix 22 は、日本の大手楽器メーカーRoland(ローランド)社のオーディオインターフェースです。
人気DAW Ableton Liveの簡易版である Ableton Live Lite が付属しています。
入出力は、オーディオ入力x2、オーディオ出力x2(ステレオ)、MIDI入出力、ヘドホン出力x1、という定番の構成です。
DTMを始めるのに必要な機能はすべて備わっています。
メーカー/品番 | Roland / Rubix 22 |
価格 | 17,000円 |
音質 | 24bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 2.0 Type-B |
入力端子 | コンボ端子 x 2 |
出力端子 | 標準フォーン端子 x 2 |
MIDI入出力 | あり |
対応OS | Windows / Mac / iOS |
電源 | USBバスパワー/外部電源 |
付属DAW | Ableton Live Lite |
+48V ファンタム電源 | あり (2ch) |
Hi-Z | あり (1ch) |
ダイレクト・モニタリング | 可(Mono / Stereo) |
ループ・バック | なし |
フロントパネル
リヤパネル
購入者の口コミ・レビュー
間違いないです。 やっぱり安定のRoland製だなと思いました。 先に別メーカーのIFを購入したのですが、電源すら入らず即返品。当日中にこちらの商品を購入して、翌日には届けていただきました。 Macであればドライバーのインストール不要との事でしたので開封から5秒で使用が可能。シンセサイザーとPCを接続して使用していますが音質など何も問題無いです。 引用 : Amazon
使いやすい! 安定した動作、ノイズ耐性(シールドがきちんとしている)がよい。Macで使っていますがドライバインストールが不要で性能も機能も使いやすさも申し分なし。ボリュームも安心感のある使い心地。コンデンサマイクもハイインピーダンスもローノイズでとても良い。 引用 : Amazon
Arturia / MiniFuseシリーズ
Arturia / MiniFuseシリーズは、フランスの楽器メーカーArturiaによる初心者向けのオーディオインターフェイスです。
入出力数の違う3モデル(1,2,4)がラインナップされています。
全モデルブラック・ホワイトの2色があります。
レベルメーターがついているので入力レベルの調整がやりやすいです。
また、usbハブ機能が搭載されていて、1系統のUSB機器を本機を経由してパソコンに接続できます。
付属のソフトウェアも充実しています。
中級者向け|おすすめオーディオインターフェイス (25,000~50,000円)
中級者向けの価格帯(25,000~50,000円)の機種は、オーディオインターフェイスに10万は出せないけど、高音質がほしい方におすすめです。
プロレベルと比べると劣るものの、初心者向けのモデルよりは明らな高音質が得られます。
予算がある方は、最初からこのクラスのオーディオインターフェイスを導入するのもよいでしょう。
MOTU / M2, M4
低価格でハイエンドクラスの高音質
MOTU / M2, M4 は、低価格ながらハイエンドクラスの高音質で、入手困難になるほど大人気のオーディオインターフェイスです。
3万円以下の価格帯のオーディオインターフェイスでは、最高レベルの音質です。
明るく解像度が高く、超低ノイズの音質が得られます。
入力出力のレベルを示すメーターディスプレイがついており、レベルの設定がしやすくなっています。
M2は2イン2アウト、M4は4イン4アウトのモデルです。
メーカー/品番 | MOTU / M2 |
音質 | 32bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB-C 2.0 |
入力端子 | 2 x コンボ端子 |
出力端子 | 2 x 標準フォーン端子, 2 x RCA端子 |
MIDI入出力 | あり |
対応OS | Windows / Mac / iOS |
電源 | USBバスパワー |
付属DAW | Ableton Live Lite, Performer Lite |
+48V ファンタム電源 | あり(2ch) |
Hi-Z | あり(2ch) |
ダイレクトモニタリング | 可 |
ループバック | あり |
購入者の口コミ・レビュー
音質は非常に素晴らしいの一言(とくに音の解像感と、ステレオの分離感が美しい) ヘッドルームは高く、かなりクリップしにくいです 視認性の高いフルカラーの大型LCDも便利です 引用 : Amazon
SSL / SSL2, SSL2+
あのSSLの高音質オーディオインターフェイス
SSL (Solid State Logic : ソリッドステートロジック ) / SSL2, SSL2+ は、最高級ミキシングコンソールで有名なSSLのオーディオインターフェイスです。
最小限の機能に絞ることで、低価格ながらハイエンドクラスの音質を実現しています。
上記のMOTU/ M2. M4と並び、3万円以下の価格帯のオーディオインターフェイスでは、最高レベルの音質と評価されています。
SSL2は、2イン2アウト、1ヘッドホンアウトでMIDI入出力なしのモデルです。
SSL2+は、2イン4アウト、2ヘッドホンアウトでMIDI入出力ありのモデルです。
メーカー/品番 | SSL / SSL2 |
音質 | 24bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 2.0 |
入力端子 | 2 x コンボ端子 |
出力端子 | 2 x 標準フォーン端子 |
MIDI入出力 | なし |
対応OS | Windows / Mac |
電源 | USBバスパワー |
付属DAW | Avid Pro Tools First, Ableton Live Lite |
+48V ファンタム電源 | あり(2ch) |
Hi-Z | あり(2ch) |
ダイレクトモニタリング | 可 |
購入者の口コミ・レビュー
マイクプリがこの価格帯とは思えないほどに優秀。しっかりとSSL風味の味付けがされており、レスポンスも良い。 生楽器やVoの宅録をされる方には是非ともオススメしたい 引用 : Amazon
プリアンプがすばらしい。 ボーカルとアコギを録音したけど最高でした。エレキギターとベースにもよかったです。 引用 : Amazon
Audient / iD4mkII
低価格で高音質
Audient(オーディエント) / iD4 は、比較的低価格で高音質のオーディオインターフェイスです。
マイクプリアンプとAD,DAコンバーターの品質が高く、入門クラスのオーディオインターフェイスと比べて圧倒的な高音質が得られます。
Audientは、海外では定番となっているレコーディングスタジオのコンソールのメーカーです。
本機 iD4 のプリアンプにはAudient社のプロスタジオ向けコンソール ASP8024 と同等のものを採用しており、プロレベルの音質が得られます。
低価格帯のインターフェースでは難しいローエンドも出力でき低域重視のジャンルのモニタリングに最適です。
トップエンドもしっかりと伸びており全帯域をバランスよく出力できます。
バスパワーでも動作し、ポータブルでの使用にも適しています。
初心者向けオーディオインターフェイスからのステップアップに最適です。
入出力の多い上位モデルiD14も定番でおすすめです。
メーカー/品番 | Audient / iD4mkII |
音質 | 24bit / 96kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 2.0 |
入力端子 | コンボ端子 x 1 |
出力端子 | 標準フォーン端子 x 2 |
MIDI入出力 | なし |
対応OS | Windows / Mac / iOS |
電源 | USBバス・パワー |
付属DAW | なし |
+48V ファンタム電源 | あり (1ch) |
Hi-Z | あり (1ch) |
ダイレクト・モニタリング | 可 |
購入者の口コミ・レビュー
コスパ○ 出音はとても2万円台半ばのオーディオインターフェースとは思えないです。解像度、ダイナミックレンジの広さとも申し分ないです。DAW上でのレイテンシーも低いです。Apogeeをずっと使っていましたが引けを取らない音質です。 引用 : Amazon
プリアンプの音がすばらしい。完全に買う価値ありです。 600Ωのヘッドホンを使えるというのもすごい。 この価格帯のオーディオインターフェイスを探しているなら、100%おすすめです。 引用 : Amazon
Universal Audio / Voltシリーズ
Universal Audio / Voltシリーズ(Volt 1, 2, 4, 176, 276, 476)は、プロ御用達のメーカーUniversal Audioによる、初心者・中級者向けの価格帯のオーディオインターフェイスです。
全モデルに、ビンテージチューブ卓の至宝と言われるUA 610チューブプリアンプをエミュレートした回路が搭載されており、シルキーかつ温かみのあるサウンドを与えてくれます。
さらに上位機種176, 276, 476には、Universal Audioのアイコン的アウトボードである1176コンプレッサーを再現したアナログ回路が加わり、音に明瞭さとパンチを加えることもできます。
Steinberg / UR-RT2
UR-RT2 は、人気オーディオインターフェイス「URシリーズ」の上位グレード・高音質版です。
世界中のエンジニアに愛用されるプロオーディオ機器を手がけるRupert Neve Designs社の高品位トランスフォーマー豊かな倍音を持ったサウンドを生み出します。
ボーカルや、アコースティックギター等、ダイナミックレンジの豊かな楽器の録音に威力を発揮します。
価格も比較的リーズナブルで、ホームスタジオに最適です。
メーカー/品番 | Steinberg / UR-RT2 |
価格 | 35,000円 |
音質 | 24bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 2.0 |
入力端子 | コンボ端子 x 2 |
出力端子 | 標準フォーン端子 x 2 |
MIDI入出力 | あり |
対応OS | Windows / Mac / iOS |
電源 | USBバス・パワー / 外部電源 |
付属DAW | Cubase AI, Cubasis LE for iPad |
+48V ファンタム電源 | あり (2ch) |
Hi-Z | あり (1ch) |
ダイレクト・モニタリング | 可 |
ループ・バック | あり |
購入者の口コミ・レビュー
音が非常にいい やわらかいマイク音で録音できる URシリーズより音が良くなっているそうで、 ヘッドフォンの音の解像度が格段に上がり、性能を伸ばしてくれました。 こんなに音が違うとは思ってもみませんでした。 響きがすごくいいです。 マイクも柔らかく 聞きやすい音で録音でき 大変満足です。 引用 : サウンドハウス
素晴らしいです。 Rupert Neveのトランスフォーマーは予想通り、録音する音源をワンランクアップさせてくれます。個人的に、宅録であれば下手にマイクプリを導入するくらいならこの辺りで留めておいた方がお金や手間の面でいいバランスを取れるのでは、と思います。ギターやベースに使えるのも良いですし。もちろんそれを惜しまずクオリティアップを目指すならそれもいいと思います。 意外に良かったところは、モニターの音質もよくなったことです。ビギナー向けのものより低音の安定感や全体のクリアさが増しました。この部分だけでもすごく価値があると思います。 引用 : サウンドハウス
これは良いものだ DTM・DAWやるなら自己投資だと思ってRT2かRT4を買った方が良い そう思わせるほどの性能と音質と機能。 もう初めての人もこれ買って良いと思う。世界が変わる。 引用 : サウンドハウス
プロ用|おすすめオーディオインターフェイス (70,000~200,000円)
10万円以上クラスのプロ用おすすめオーディオインターフェイスを紹介します。
RME / Babyface Pro FS
プロ用高音質オーディオインターフェイス
RME ( アールエムイー ) / Babyface Pro FS は、プロミュージシャンにもよく使われている高音質なオーディオインターフェイスです。
音の解像度が非常に高く、音の定位や、リバーブのテイル、楽器の細かなノイズまでが鮮明に再生できます。
録音時の音質も高解像度で、こもりのない鮮明なサウンドで録音可能です。
RMEはドイツのオーディオインターフェースメーカーで、ハイエンドの価格帯で質の高い製品を販売しています。
本機Babyface Pro FS は、RME社のオーディオインターフェイスの中ではエントリーモデルにあたります。
アナログの4in/4out、オプティカル端子を使ったデジタルの8in/8outの計12in/12outを装備しています。
メインとなるのは背面にあるXLRのステレオペアの入出力で、入力はライン接続、マイク接続が可能。
+48Vのファンタム電源の供給もできます。
ヘッドホン出力は大きく、ハイインピーダンスのヘッドホンでも問題なく駆動できます。
USBバスパワーで動作します。
MIDI入出力も搭載しています。
中級クラスのオーディオインターフェイスからのステップアップに最適です。
メーカー/品番 | RME / Babyface Pro FS |
価格 | 105,000円 |
音質 | 24bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 2.0 |
入力端子 | コンボ端子 x 2、標準フォーン端子 x 2 |
出力端子 | XLR x 2 |
MIDI入出力 | あり |
対応OS | Windows / Mac |
電源 | 外部電源 |
付属DAW | なし |
購入者の口コミ・レビュー
ちゃんと音楽する気になったら最初にこれ買うべき 若い人でアマチュアでもプロでも、ちゃんと(本気で)音楽するなら最初にこれ買ってほしいです。 10万は覚悟のいる金額かもしれませんが、回り道せず、お金を無駄にしなくてすみます。 私はオーディオインターフェースやらアウトボードやらいろいろ回り道してきましたが まず最初にこれ買いましょう。あなたの今後の機材観の基準としてください。私と同じ轍を踏まないでください。 特に出力が凄まじく、60万ぐらいするマスタリング用途のDAC並に20-50Hz 16-20kHzが綺麗です。 定位もモノの声やスィープサインを聞けばすべて目の前に音の柱が来ているように聞こえます。 奥行き方向の情報量も凄まじく、空間の音作りの良し悪しがよく分かります。 一番感服したのはトランジェントです。バスレフ9インチウーファーで30Hzにゴッっとアタック感を感じるなんてのは 他の10万台のインターフェイスでは存在しません。これはたっかいDACでも怪しいです。 それがUSBバスパワーでこのサイズで10万で実現できてるんです。間違いなくゲームチェンジャーです。 引用 : サウンドハウス
素晴らしいの一言 スタ○ンバーグからの買い替えです。音の密度、質ともに格が違います。今までマイクを変えたりして一喜一憂していましたが、安いインターフェイスを使ったのでは根本は変わらないので、いつまでもお金の無駄遣いをした事でしょう。最初からこれを買えば良かったです。10万の出費はキツイですがそれに見合った性能だと思います。 引用 : サウンドハウス
ビックリした 今まで3万、6万のオーディオインターフェースを使ってきましたけど、babyface pro fsを使ったら安いものは使えません。 マイクはノイマンを使ってたけど安いオーディオインターフェースは音を全て受け止められないということが解ったように思います。 いいマイクを使う場合は良いオーディオインターフェースを使わないとまともな音にはならないですね。 引用 : サウンドハウス
Universal Audio / Apollo Solo
プロ定番モデルの低価格版
Universal Audio ( ユニバーサルオーディオ ) / Apollo Solo は、ビンテージ機材の音をシミュレートし、その音で録音することが可能な2in/4outのオーディオインターフェイスです。
本機は、同社のオーディオインターフェイス Apolloシリーズの低価格モデルです。
プロ用としては、低価格で8万円前後で購入できます。
UNIVERSAL AUDIO 社のオーディオインターフェイスにはUAD-2というシステムが内蔵されています。
UAD-2 とは、オーディオインターフェイスに内蔵されているDSPを使ったエフェクトプラグインのシステムです。
パソコンのCPUに負荷をかけることなくUNIVERSAL AUDIO社のプラグインをオーディオインターフェイスのDSPを使って動かすことができます。
UNIVERSAL AUDIO 社のヴィンテージモデリングのプラグインは、各ビンテージメーカーと協力して開発している公式のものであるため非常にクオリティが高くプロの現場で定番となっています。
Apollo Solo には、DSPが1機搭載されています。
同社の上位モデルのApolloでは、2機、4機のモデルを選択できます。
DSP1機では、ミキシング時のプラグインの使用にはパワーが足りなくなることが多いため、本機Arrowでのプラグインの使用は、主に録音時にプラグインを掛け録りするといった用途がメインになります。
UNIVERSAL AUDIO のプラグインをミキシングで使うには、Apollo Twin Duo または Quad がおすすめです。
Apollo Soloには、Thunderbolt3接続(Windows/Mac)のAppollo Soloと、USB接続(Windowsのみ)のAppollo Solo USBの2モデルがあります。
メーカー/品番 | Universal Audio / Appollo Solo |
音質 | 32bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | Thunderbolt3 |
入力端子 | コンボ端子 x 2 |
出力端子 | 標準フォーン端子 x 2 |
ヘッドホン出力端子 | 標準フォーン端子 x 1 |
MIDI入出力 | なし |
対応OS | Windows / Mac |
電源 | バスパワー |
付属DAW | Luna |
購入者の口コミ・レビュー
UADプラグインの「入口」に この製品の真価はプラグインの「かけどり」にあると思う。ユニゾン機能を使うことで、マイクプリをneve1073にすることも出来れば、610にすることもできる。UADのneve1073は発売時に大反響を呼び、今でも売れ続けているプラグインだ。追加購入は必要だが、それだけの価値はある。 610は購入時についてくる。無料版と侮るなかれ、音がグッと前に出てくる素晴らしいプラグインである。 またコンプやEQも同様かけどりができるため、実際に揃えたらとんでもない額を払うことになる機材たちを仮想空間に揃え、スタジオで録音したようなクオリティに持っていくことが可能なのである。 個人的には、本家だけあって1176、la2aの再現度は群を抜いていると感じた。 プラグインの最高峰とも言われるUADプラグインを、(比較的)安価に体験する上でこれ以上のツールはなかろう。 ただしミックスをする上ではDSP一基ではとても足りない。せいぜい1.2トラックが限界であるので、用途が明確な場合を除いてはtwinまで頑張った方がいいとは思う。 引用 : サウンドハウス
いい商品です この価格では抜けてますね、しかしRMEのほうが密度、クリアーさ共に上です 引用 : Amazon
Universal Audio / Apollo Twin X
プロ用定番モデル
Universal Audio ( ユニバーサルオーディオ ) / Apollo Twin X は、プロミュージシャンの定番のオーディオインターフェイスです。
音の立ち上がりがよく、周波数・ダイナミックレンジの広い高音質。
押し出し感と音場の見通し感にも優れています。
Universal Audio 社のオーディオインターフェイスにはUAD-2というシステムが内蔵されています。
UAD-2 とは、オーディオインターフェイスに内蔵されているDSPを使ったエフェクトプラグインのシステムです。
パソコンのCPUに負荷をかけることなくUNIVERSAL AUDIO社のプラグインをオーディオインターフェイスのDSPを使って動かすことができます。
Universal Audio 社のヴィンテージモデリングのプラグインは、各ビンテージメーカーと協力して開発している公式のものであるため非常にクオリティが高くプロの現場で定番となっています。
APOLLO TWIN X には、DuoとQuadの2種類があります。
違いはDSPの数で、DuoにはDSPが2機、Quadには4機搭載されています。
DSPが多いほうがより多くのUniversal Audioプラグインを同時に使うことができます。
入出力は、前面にインストゥルメント入力(フォーン)とヘッドフォン出力(ステレオ・フォーン)がそれぞれ1つずつを搭載。
背面に、ADATオプティカル入力。
ライン出力(TRSフォーン)×2と、モニター出力L/R(TRSフォーン)1系統、マイク/ライン・イン(XLR/TRSフォーン・コンボ)2系統を搭載しています。
Universal Audio 社製のMac用DAW「Luna」も付属しています。
メーカー/品番 | Universal Audio / Apollo Twin X |
価格 | 105,000円 |
音質 | 32bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | Thunderbolt3 |
入力端子 | コンボ端子 x 2 |
出力端子 | 標準フォーン端子 x 2 |
ヘッドホン出力端子 | 標準フォーン端子 x 4 |
MIDI入出力 | なし |
対応OS | Windows / Mac |
電源 | 外部電源 |
付属DAW | Luna |
激安|おすすめオーディオインターフェイス (5,000~15,000円)
Steinberg / UR12
人気シリーズの低価格モデル
Steinberg(スタインバーグ) / UR12 は、定番のオーディオインターフェイス「URシリーズ」のもっとも低価格なモデルです。
低コストでボーカルとギターを録音したい方に最適です。
人気DAWのCubaseの簡易版が付属しています。
入力は、マイク用のXLR端子とエレキギター・エレキベース用のHi-Z専用フォーン端子が各1つずつ搭載されています。
キーボードやシンセなどを入力するLine入力はありません。
出力は、低価格な機器に多いRCA端子となっています。
MIDI入出力はありません。
メーカー/品番 | Steinberg / UR12 |
音質 | 24ビット/192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB2.0 |
入力端子 | 1 x LXR端子、1 x TSフォン端子(Hi-Z専用) |
出力端子 | 2 x RCA端子 |
MIDI入出力 | あり |
対応OS | Windows / Mac / iOS |
電源 | USBバスパワー |
付属DAW | Cubase AI |
+48V ファンタム電源 | あり |
Hi-Z | あり |
ダイレクトモニタリング | 可 |
ループバック | 可 |
購入者の口コミ・レビュー
コレさえあれば 宅禄をはじめたいと購入しました。 使ってみた感想は、とりあえずはコレで十分です。 アコギはマイクとラインの同時で撮れるしドラムはとりあえず打ち込みだしCubaseにも使いこなせないほどたくさんの機能がついています。 引用 : サウンドハウス
コスパ良し MacBook Proで使っています。ノイズも無く使い勝手も良く、そこそこコンパクトで製品の質感も良いので、これにしてよかったなと思いながら使っています。 引用 : サウンドハウス
Behringer / UM2 U-Phoria
低価格なオーディオインターフェース
Behringer / UM2 U-Phoria は、低価格なオーディオインターフェースです。
とにかく安くDTM環境をつくりたい方におすすめです。
音質は、16bit/48kHzのため一般的なオーディオインターフェースと比べると低音質です。
また、オーディオ出力がノイズ除去機能のないアンバランス接続のRCA端子となっています。
メーカー/品番 | Behringer / UM2 U-Phoria |
価格 | 5,000円 |
音質 | 16bit / 48kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 2.0 |
入力端子 | コンボ端子 x 1、標準フォーン端子 x 1 |
出力端子 | RCA端子 x 2 |
ヘッドホン出力端子 | 標準フォーン端子 x 1 |
MIDI入出力 | なし |
対応OS | Windows / Mac |
電源 | USBバス・パワー |
付属DAW | なし |
+48V ファンタム電源 | あり (1ch) |
Hi-Z | あり (1ch) |
ダイレクト・モニタリング | 可 |
ループ・バック | なし |
多入出力|おすすめオーディオインターフェイス
Steinberg / UR44C
定番機の6イン版
Steinberg / UR44C は、定番オーディオインターフェース UR22C の多入力6イン版にあたる製品です。
オーディオ入力にはコンボジャック x 4、標準ジャック x 2が搭載されており、モノラルで6トラック、ステレオで3トラックまで同時録音できます。
メーカー/品番 | Steinberg / UR44C |
価格 | 31,000円 |
音質 | 32bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 3.0 |
入力端子 | コンボ端子 x 4、標準フォーン端子 x 2 |
出力端子 | 標準フォーン端子 x 6(Main x 2、Line x 4) |
ヘッドホン出力端子 | 標準フォーン端子 x 2 |
MIDI入出力 | あり |
対応OS | Windows / Mac / iOS |
電源 | USBバス・パワー / 外部電源 |
付属DAW | Cubase AI, Cubasis LE for iPad |
+48V ファンタム電源 | あり (4ch) |
Hi-Z | あり (2ch) |
ダイレクト・モニタリング | 可 |
ループ・バック | あり |
Steinberg / UR816C
定番機の8イン版
Steinberg / UR44C は、定番オーディオインターフェース UR22C の多入力8イン版にあたる製品です。
8つのコンボジャック(前面4、背面4)を搭載しており、モノラルで8トラック、ステレオで4トラックまで同時録音できます。
ラックマウントも可能です。
メーカー/品番 | Steinberg / UR816C |
価格 | 57,000円 |
音質 | 32bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 3.0 |
入力端子 | コンボ端子 x 8(前面4、背面4) |
出力端子 | 標準フォーン端子 x 10(Main x 2、Line x 8) |
ヘッドホン出力端子 | 標準フォーン端子 x 2 |
MIDI入出力 | あり |
対応OS | Windows / Mac / iOS |
電源 | 外部電源 |
付属DAW | Cubase AI, Cubasis LE for iPad |
+48V ファンタム電源 | あり (8ch) |
Hi-Z | あり (2ch) |
ダイレクト・モニタリング | 可 |
ループ・バック | あり |
RME / Fireface UCX
プロ用多入出力
RME ( アールエムイー ) / Fireface UCX は、ハーフラックサイズのプロ用オーディオインターフェイスです。
ハーフラック・サイズのボディに、スタジオやライブレコーディング等のプロフェッショナル・オーディオの現場で求められる性能を搭載しています。
18イン/18アウトもの豊富なオーディオ・チャンネル、高性能デジタル制御プリアンプ、最新鋭のAD/DAコンバーター、すべてが192 kHzでの動作をサポートされたプロフェッショナルなモデルです フレキシブルなルーティングを可能にするソフトTotalMix FXが付属しています。
入出力チャンネルには、ラージ・サイズのデジタル・コンソールに匹敵する豪華な機能(3 BandのEQ、可変ローカット、オートレベル機能、コンプレッサー、エキスパンダーなど)が備わっており、さらにマイクと楽器入力チャンネルにはオーバー・ロードを自動で防ぐインテリジェントなAuto Set機能が搭載されています。
クラス・コンプライアント・モードを搭載ておりiPad でも使用可能です。
Camera Connection Kit を経由してFireface UCX のハイ・クオリティな入出力をiPad でも使用することができます。
Fireface UCXは、Fireface UCの後継モデルにあたります。
違いは、UCXはより低ノイズ、FireWireによるバスパワー駆動が可能、リモートコントローラー用の端子がついていることなどです。
メーカー/品番 | RME / Fireface UCX |
音質 | 24ビット/192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB2.0, FireWire |
入力端子 | 2 x コンボ端子、6 x TRSフォン端子 |
出力端子 | 6 x TRSフォン端子 |
MIDI入出力 | あり(MIDI ブレイク・アウト・ケーブルが必要) |
対応OS | Windows / Mac / iOS |
電源 | 電源アダプター、FireWireバスパワー |
+48V ファンタム電源 | あり |
購入者の口コミ・レビュー
安定性が高く、シルキーで滑らかな音質が特徴。 安定性が高くトラブルが起きませんので安心できます。音質はRMEらしい上質でシルキーなもので、耳あたりが良く、長時間の作業でも聞き疲れしにくいです。端子による音質の差が極めて小さいのもありがたいです。 引用 : サウンドハウス
別次元 MOTUの896MK3も併用していますが、まず、出音が違います。 なんといいますか「クッキリ、伸びやかに、しなやかさがある」音です。 youtubeの音源を聞いても明らかなので、D/Aの違いが明らかに別次元です。 引用 : サウンドハウス
上を目指すDTM屋に 一言で言うと「素晴らしい」 非常にくっきり明瞭。最初は硬いかな、チャラいかなとも思ったがスタジオ向け機器ならばこれくらいでなければダメなのかと納得。 引用 : サウンドハウス
モバイル用|おすすめオーディオインターフェイス
Zoom / U-22
Zoom / U-22 は、モバイルレコーディングやライブパフォーマンスに必要とされる機能を厳選した、2イン/2アウト仕様のオーディオインターフェースです。
超コンパクトサイズで、ラップトップやiOSデバイスとの組み合わせに最適です。
低ノイズ設計の高品位マイクプリアンプを搭載し、ボーカルや楽器をピュアな音質で、最高24ビット/96kHzのレゾリューションで録音可能です。
2イン/4アウトの U-24、4イン/4アウトの U-44 もあります。
購入者の口コミ・レビュー
コスパ高いです。 シンプルな操作系でDAWでボーカル、ギター、ベースを入れる際に大変重宝しています。とても使い勝手良いです。入力でステレオミニジャックも有り、これが意外と重宝します。レイテンシーも低く場所も取らず、コストパフォーマンスはかなり宜しいと思います。 引用 : Amazon
コスパ良し iOSデバイスやPCとの接続も試しましたが、価格を考えれば、音質は特に気にならなかったですし、操作もシンプルでとても使いやすいです。 引用 : サウンドハウス
モジュラーシンセ用|おすすめオーディオインターフェイス
MOTU / UltraLite mk3 Hybrid
モジュラーシンセ用に最適
MOTU ( モツ ) / UltraLite mk3 Hybrid は、アナログで8In/10Outの入出力を備えたオーディオインターフェイスです。
DCカップリングに対応しており、多チャンネルのCV/Gate信号を出力可能で、モジュラーシンセと組み合わせて使うのに最適です。
オーディオアナライズ機能( FFTディスプレイ、スペクトラムアナライザー、フェイズスコープ、オシロスコープ、X-Yプロット)を搭載しています。
FireWire & USB2 兼用です。
メーカー/品番 | MOTU / UltraLite mk3 Hybrid |
価格 | 57,000円 |
音質 | 32bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 2.0, FireWire |
入力端子 | コンボ端子 x 2 標準フォーン端子 x 6 |
出力端子 | 標準フォーン端子 x 10(Main x 2、Line x 8) |
ヘッドホン出力端子 | 標準フォーン端子 x 1 |
MIDI入出力 | あり |
対応OS | Windows / Mac |
電源 | バスパワー |
+48V ファンタム電源 | あり (2ch) |
Hi-Z | あり (2ch) |
ダイレクト・モニタリング | 可 |
ループ・バック | あり |
PreSonus / Studio 26c
4出力+DCカップリング対応
PreSonus / Studio 26c は、2in/4outのオーディオインターフェイスです。
4出力のため外部エフェクトのセンドリターンに使用可能です。
DCカップリング対応の4出力で、モジュラーシンセ用のCV/Gate信号を出力できます。
メーカー/品番 | PreSonus / Studio 26c |
価格 | 22,000円 |
音質 | 24bit / 192kHz |
パソコンとの接続端子 | USB 2.0 Type-C |
入力端子 | コンボ端子 x 2 |
出力端子 | 標準フォーン端子 x 4 |
MIDI入出力 | あり |
対応OS | Windows / Mac |
電源 | USBバス・パワー |
付属DAW | Studio One Artist |
+48V ファンタム電源 | あり (2ch) |
Hi-Z | あり (2ch) |
ダイレクト・モニタリング | 可 |
ループ・バック | あり |
フロントパネル
リヤパネル
オーディオ・インターフェイスを使う理由
パソコンに、ヘッドホン端子がついているのに、なぜオーディオ・インターフェースを使う必要があるのでしょうか。
パソコンに付いているオーディオ端子は、音楽制作用につくられているものではないため、音質が悪く、また、音の遅延(レイテンンシー)が発生します。
そのため、よい音質で遅延なく録音や再生をするためには、オーディオ・インターフェースが必要なのです。
オーディオ・インターフェイスの選び方
オーディオ・インターフェースは、種類がたくさんあり、どれを選べばよいのかわかりにくいです。
そこで、オーディオ・インターフェースを選ぶ際に、チェックするポイントについて解説します。
価格
DTM初心者向けのオーディオインターフェースの相場は、15,000~20,000円ぐらいです。
機能の少ないものであれば、10,000円以下のものもあります。
プロ向けの高機能なもは、5~10万円ぐらいです。
初めてオーディオインターフェースを購入する方は、15,000~20,000円ぐらいのもを選んでおくのがおすすめです。
パソコンとの接続方式
オーディオインターフェースとパソコンとの間のデータの転送方式により、データを送受信するスピードが変わってきます。
より高速な方式ものであれば、より多くのデータをより短い時間で送受信することができ、高音質、低レイテンシー(遅れ)での送受信が可能です。
USB/Tunderbolt
オーディオインターフェースとパソコンとの間のデータの転送方式には、主にUSBとThunderbolt(サンダーボルト)があります。
入門機クラスのオーディオインターフェースのほとんどは、USBを用いています。
Thunderboldは、より高速でのデータ転送が可能で、比較的高価なオーディオインターフェースで用いられています。
DTM初心者の方は、USBのオーディオインターフェースを選んでおけば問題ありません。
USBのチェックポイント
USBには、2つのチェックポイントがあります。データの転送方式とコネクタ・端子の形状です。
転送方式
オーディオインターフェースに用いられるUSBのデータ転送方式には、「USB 2.0」と「USB 3.0」があります。
USB3.0はより高速でデータ転送ができる方式です。
比較的発売の新しいオーディオインターフェースに採用されています。
USB3.0を用いるとより高音質、低レイテンシー(遅れ)でのデータ転送が可能になります。
USB2.0は、USB3.0よりは低速ですが、音質、レイテンシーの面でも十分な速度があります。
USB2.0のオーディオインターフェースを選んでも問題ありません。
コネクタ・端子
オーディオインターフェースに用いられるUSBのコネクタ形状には、Type-BとType-Cがあります。
Type-Bは、オーディオインターフェースによく使われているUSB端子です。
Type-Cは、比較的発売の新しいオーディオインターフェースに採用されています。
ビットデプス、サンプリングレート
ビットデプス、サンプリングレートは、オーディオインターフェースの音質の良さを示すものです。
ビットデプス(Bit Depth)、サンプリングレート(Sampling Rate)は、音の解像度の単位のようなもので、ビットデプス、サンプリングレート共に、値が大きくなるほど音質が良くなります。
ビットデプスは音の振幅方向の解像度です。
オーディオインターフェースの一般的なビットデプスは24bit(ビット)です。
サンプリングレートは音の時間方向の解像度です。
オーディオインターフェースの一般的なサンプリングレートは192kHz(キロヘルツ)です。
24bit/192kHzは、音楽制作に十分な高音質です。
24bit/192kHz以上の音質は、通常は必要ありません。
CDの音質は16bit/44.1kHzです。
通常DAW内での作業は、24bit/48kHzなどで行われるため、CD音質のファイルを作成する場合は、16bit/44.1KHzへ音質を下げます。
オーディオ出力端子
オーディオ出力端子は、音楽のオーディオ信号を出力する端子です。
オーディオインターフェースのオーディオ出力端子とスピーカーのオーディオ入力端子をケーブルで接続します。
オーディオインターフェースのオーディオ出力端子には、標準フォーン端子とRCA端子の2種類があります。
標準フォーン端子は、音がケーブルを流れる際に混入したノイズを除去する機能をもつバランス接続となっています。
一方、RCA端子はノイズ除去機能のないアンバランス接続です。
多くのオーディオインターフェースのオーディオ出力は、標準フォーン端子となっています。
RCA端子は安価なオーディオインターフェースに使われてる場合があります。
標準フォーン端子のものがおすすめですが、RCA端子でもあまり問題ありません。
標準フォーン端子かRCA端子であるかにより、スピーカーのオーディオ入力端子と接続するためのケーブルが異なるので、ケーブル購入の際に注意が必要です。
オーディオ入力端子
オーディオ入力端子の種類
オーディオ入力端子の種類には、標準フォーンプラグ(TS端子・TRS端子)、キャノン端子(XLR端子)、それに、標準プラグとキャノン端子のどちらも使えるコンボ端子があります。
コンボ端子のものが使いやすくおすすめです。
オーディオ入力端子の数
オーディオ入力端子の数によって、同時に録音できるチャンネル数が決まります。
例えば、オーディオ入力端子が2つあれば、片方にマイクを、もう片方にシンセをつないで、ボーカルとシンセを同時に録音することができます。
また、スレテオ録音(LeftとRightのチャンネルを別々に)をする場合には、2つのオーディオ入力端子が必要です。
バンドなどで、多くのパートを同時に録音したい場合には、パート数に応じた入力端子数が必要です。
また、外部のハードウェアのエフェクターを、DAWからSendエフェクトとして使いたい場合には、メインのステレオ出力以外にSend用の出力チャンネルが必要になります。
DTMでは、2入力・2出力のものが一般的です。
Hi-Z
Hi-Zとは、ハイ・インピーダンスのことで、ギターやベースなどを直接オーディオインターフェースに接続して録音するときに必要になる機能です。
インピーダンスとは、電子回路の抵抗値のようなものです。
ギターやベースの微弱な電気信号を正確に受け取るには、受信側の回路のインピーダンスを高くしておく必要があります。
ギターやベースを録音するときは、Hi-Zのスイッチをオンにして録音します。
ボーカルやシンセなどを録音するときは、Hi-Zは不要なのでオフにしておきます。
安価なオーディオインターフェースでは、Hi-Zのスイッチがなく、あるオーディオ入力端子がHi-Z専用(常にHi-Zがオンの状態)となっているものもあります。
Hi-Z専用のオーディオ入力端子は「INST」と表記されている場合もあります。
MIDI入出力端子
MIDI入力端子は、外部音源やキーボードなどとMIDIデータを送受信するための端子です。
例えば、オーディオインターフェースのMIDI出力(MIDI Out)端子とシンセサイザーのMIDI入力を接続して、DAWからシンセサイザーを自動演奏したりすることができます。
また、MIDI出力端子のついているキーボードや電子ピアノなどとオーディオインターフェースのMIDI入力端子に接続すれば、キーボードや電子ピアノからDAWに演奏データを送ることができます。
現在は、MIDIデータをUSBで送る機器が多いですが、MIDI入出力しかないシンセサイザーなどとパソコンとの間で、MIDIデータの送受信を行うには、MIDI入出力端子が必要です。
外部のMIDI音源を使うことがなく、USB対応のMIDIキーボードなどを使う場合は、MIDI入出力端子は不要です。
+48V ファンタム電源
ファンタム電源とは、コンデンサーマイクを動作させるために必要な48V(ボルト)の電源です。
オーディオインターフェースからマイクへと電気が送られます。
コンデンサーマイクとは、マイクの方式のひとつです。
マイクの方式には主に、コンデンサーマイクとダイナミックマイクがあります。
コンデンサーマイクは、扱いが難しいものの高音質での録音が可能なタイプです。
ボーカルの録音をする方は、ファンタム電源がついているオーディオインターフェースを選んでおいたほうがよいでしょう。
ダイナミックマイクを使う場合、また、エレキギターやシンセサイザーをオーディオインターフェースに接続して録音する場合は、ファンタム電源は不要です。
DCカップリング
DC(Direct Current)は直流電流のことです。
音楽制作においてDCは、モジュラーシンセなどをコントロールするCV/Gate信号に用いられます。
音声信号は、交流電流(AC: Alternating Current)です。
DCカップリングは、音響機器間でDCを送受信できる結合方法のことです。
DCカップリング機能のない機器では、DCは入出力時にカットされるため、送受信できません。
DCカップリング対応オーディオインターフェイスは、一般的なオーディオ信号(AC)に加えて、CV/Gate信号(DC)を入出力することができます。
DCカップリング対応オーディオインターフェイスを用いると、Ableton LiveやBitwig Studio、Reaktor などのCV/Gate信号を生成できるソフトウェアを用いて、モジュラーシンセをコントロールすることができます。
モジュラーシンセなどを使わず、一般的なオーディオ信号の入出力のみでよい場合は、DCカップリング機能は必要ありません。
対応OS
ほぼすべてのオーディオインターフェースは、WindowsとMac共に対応しています。
iPad、iPhoneなどのiOS機器でオーディオインターフェースを使うには、iOS対応のオーディオインターフェースが必要です。
付属DAW
オーディオインターフェースには、DAWの簡易版が付属している場合があります。
簡易版のDAWは、機能がかなり制限されており本格的な音楽制作はできません。
しかし、正規版のDAWを購入するときに、簡易版からアップグレードすることで、最初から正規版を買うより安く購入できる場合があります。
そのため、使うDAWが決まっている方は、そのDAWの簡易版が付属しているオーディオインターフェースを購入するのがおすすめです。
ダイレクト・モニタリング
ダイレクトモニタリングとは、オーディオインターフェースのオーディオ入力から録音している音をスピーカーから出力してモニタリングするときにレイテンシー(遅れ)が発生するのを防ぐための機能です。
通常、録音中の音をスピーカーから再生する場合、音は一度オーディオインターフェースからDAWへ送られ、DAW内の処理を経てからオーディオインターフェースへ送られ、オーディオインターフェースからスピーカーへと送られ出力されます。
このときオーディオインターフェースからDAW、DAWからオーディオインターフェースへと送る際に若干のレイテンシーが発生します。
そのため、楽器を演奏したり歌を歌っているときに、聞こえる音の遅れにより演奏や歌唱に支障をきたす場合があります。
ダイレクトモニタリング機能とは、オーディオインターフェースに入力された音をDAWへ送ることなく、そのままオーディオ出力(スピーカー)へと送る機能のことです。
これによりレイテンシーの発生を防ぎます。
ダイレクトモニタリング機能を使用している場合、DAW内の処理を通過しないため、DAWでエフェクトなどをかけた音をモニタリングすることはできません。
ループバック
ループバックとは、オーディオインターフェースのオーディオ出力から出力される音を、オーディオ入力に送り返す機能のことです。
ループバック機能を使うと、マイクから録音している音とオーディオインターフェースから出力している音を合わせてから、パソコンへ入力することなどができます。
ループバック機能は、リアルタイムの動画配信などを行う際に便利な機能です。
DTMの音楽制作では、基本的に使うことはありません。