【フリーあり】ピッチ補正ソフト・エフェクターおすすめ8選【2024年】

VSTプラグイン
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この記事では、おすすめのピッチ補正ソフト(VSTプラグイン)・エフェクターを紹介します。

おすすめピッチ補正ソフト

Auto-Tune / Antares


Auto-Tune(オートチューン/アンタレス)は、ピッチ補正ソフトの代名詞ともなっている定番のピッチ補正ソフトです。

メリット

  • オートモード、グラフモードの両方がある
  • ペンツールで緻密な補正ができる
  • タイミング補正ができる
  • 自動で曲のキー、スケールを判別してくれる

デメリット

  • パソコンへの負荷が高い
  • グラフモードが使いにくい
  • 価格が高い

オートモード、グラフモードの両方がある

Auto-Tune は、オートモードとグラフモードの両方が使えます。オートモードで手軽にケロ声をつくることもできますし、グラフモードで緻密に補正していくこともできます。

ペンツールで緻密な補正ができる

Auto-Tune のグラフモードでは、ペンツールでピッチの変化を書くことができ、補正の自由度が高く自然さを求めるピッチ補正に適しています。

タイミング補正ができる

Auto-Tuneは、ピッチ補正だけでなく、タイミング補正もできます。

パソコンへの負荷が高い

Auto-Tuneは機能が豊富で、音の特性を細かく調整できます。自然な補正からロボットボイスまで自由に選択できます。しかし、他のピッチ補正ソフトと比べるとパソコンへの負荷が高いです。

自動で曲のキー、スケールを判別してくれる

付属のAuto-Keyプラグインを使えば、自動的に曲のキーを判別して、設定をしてくれます。Auto-Tuneを複数のトラックにインサートしている場合、すべてのAuto-Tuneのキーを自動で設定できます。

グラフモードが使いにくい

Auto-Tune は、Melodyneと比べるとより自然な補正ができますが、グラフモードの使いやすさという点ではMelodyneに劣ります。

Auto-Tune はこんな方におすすめ

  • 自然な補正を追求したい方
  • オートモードとグラフモードの両方を使いたい方

Auto-Tune のグレード

Auto-Tune には、4つのグレードAccess、EFX+、Artist、Proがあります。

Pro

Proは、オートモードとグラフモードが使える最上位グレードです。グラフモードが使えるのはProのみです。もっともおすすめのグレードです。

Artist

Artistは、Proからグラフモードをなくしたグレードです。グラフモードがない以外はProと同じです。オートモードのみでサクッとピッチ補正をしたい方におすすめのグレードです。

EFX+

EFX+ は、簡易なAuto-Tuneにマルチエフェクトを加えたグレードです。

Access

Accessは、Artistにされに機能制限を加えたグレードです。低価格でAuto-Tuneを使いたい方におすすめのグレードです。

グレードAccessEFX+ArtistPro
調整可能なRetune SpeedとHumanaizeコントロール
自動フォルマント補正
ビブラートの作成と調整
リアルタイムMIDIコントロール
Auto-EFX: マルチエフェクトモジュール
Auto-Motionパターンの生成
Auto-Keyプラグインとの互換性
Auto-Keyプラグインの同梱
「Auto-Tune 5サウンド」のClassic Mode
Flex-Tune 純粋で柔軟なピッチ補正
トランスポーズ:リアルタイムピッチシフト
グラフィックピッチ編集
グラフィックタイム編集

Auto-tune

Melodyneさんのほうが使いやすい(確実)けど、細かいピッチ補正とケロケロ加工をするときやっぱAuto-tuneしか勝たん

— 薛南🏳️‍🌈秋M3 P-25 (@setsunann_vocal) 2021年10月9日

autotuneの方が作業効率絶対ええよなぁ
melodyneもペンシル出てくれりゃいいのにね。
melodyne速い人マウスが鬼カチカチ言うてる印象。

— 派遣社員Z (@A_Studio_A) 2021年10月5日

エディットで使うピッチ補正ソフトも
Waves-Tune ⇒ Melodyne ⇒ Auto-Tune
と試してきました。
Auto-Tuneを導入してから明らかに質が上がったと思います。バグ多いし使いづらいけどそこは気合いで。
ウィンドウサイズ小さいままで変えられないって何だよって感じですが。

— kurowaku〈VComposer〉 ご依頼受付中(順番待ち有) (@kurowaku1) 2021年9月29日

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Melodyne 5 / Celemony

Melodyne 5 Studio / Celemony

Melodyne 5 / Celemony(メロダイン/セレモニー)は、Auto-Tuneと並ぶ業界標準のピッチ補正ソフトです。

メリット

  • 使いやすい
  • タイミング補正ができる
  • ポリフォニック対応
  • Auto-Tuneより低価格

デメリット

  • グラフモードのみ オートモードがない
  • Auto-Tuneほどは自然な補正ができない

使いやすい

Melodyne は、グラフモードの操作性がよくピッチ補正ソフトの初心者の方におすすめです。

タイミング補正ができる

Melodyneは、ピッチ補正だけでなく、タイミング補正もできます。

ポリフォニック対応

Melodyneの上位グレードでは、ポリフォニックにも対応していて、コードの中の1音の音程を変えて別のコードにしたりすることもできます。ポリフォニックの補正ができるのはMelodyneだけです。

Auto-Tuneより低価格

Melodyneは低価格な下位グレードでも十分な機能があり、Auto-Tuneよりコスパがよいです。ピッチ補正ソフトを導入する方におすすめです。

グラフモードのみ オートモードがない

Melodyneには、Auto-Tuneのようなオートモードはありません。

Auto-Tuneほどは自然な補正ができない

Melodyneは、Auto-Tuneのようにペンツールでピッチの変化を自由に書くことができないので、補正の自由度や自然さという点ではAuto-Tuneより劣ります。

Melodyne はこんな方におすすめ

  • 初めてピッチ補正ソフトを導入する方
  • 補正の自然さを追求しない方
  • 低価格でピッチ補正ソフトを導入したい方
  • ポリフォニックのピッチ補正を使いたい方

Melodyne のグレード

Melodyne には、4つのグレード Essential、Assistant,Editor,Studioがあります。 MeldyneのもっともおすすめのグレードはAssistantです。ピッチ補正の主要機能はすべて搭載されており、もっともコスパがよいからです。Assistantには、ポリフォニック機能はありません。 Essentialは、最低限の機能のみになります。低価格でグラフモードのピッチ補正を行いたい方におすすめです。 Editor、Studio は、ポリフォニック機能が必要な方におすすめです。

グレードEssentialAssistantEditorStudio
価格11,00026,00049,50082,500
ポリフォニック
メインツール
ピッチ
ビブラート
ピッチドリフト
フォルマント
音量
タイミング
アタックスピード
ノート分割
マルチトラッキングとマルチトラックノート編集
サウンドエディター
オーディオ-MIDI変換
音階を編集
音階検出
参照トラックにクオンタイズ

購入者の口コミ・レビュー

Melodyneさん(さん付け)
活動初期Auto-tuneばかり使ってたけど、やっぱりMelodyneさん一番優秀

音程大幅にズレてる歌い手、Auto-tuneで弄ったらミッキーマウスみたいな声になっちゃうけど、Melodyneさんで補正したら案外になんとかなる

あとハモリ作成めちゃくちゃ便利

— 薛南秋M3 P-25 (@setsunann_vocal) 2021年10月9日

Melodyneのピッチ補正、なんでこんなに違和感ないの

— るぴなす@ハロ/ハワユ (@lupiformusic) 2021年10月8日

Melodyneは使いやすいよ

— 西園寺まこ@新人Vtuber🐰生活習慣治す期間 (@saion_maco) 2021年10月12日

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Waves Tune / Waves

Waves Tune / Waves

Waves Tune / Waves(ウェーブス・チューン)は、ミキシング用プラグインで有名なWavesによるピッチ補正プラグインです。Auto-TuneやMelodyneほど有名ではありませんが、動作が軽く自然な仕上がりで使いやすいソフトです。

メリット

  • ペンツールで自然な補正ができる
  • 低価格
  • 動作が軽い

デメリット

  • グラフモードのみ オートモードがない
  • タイミング補正ができない
  • GUIが小さくて使いにくい

自然な補正ができる

Waves Tuneには、Auto-Tuneと同様のペンツールが搭載されていて、ピッチの変化を自由に書くことができ、自然な補正が可能です。

低価格

Waves Tuneは、主要なピッチ補正ソフトの中でもっとも価格が安いです。

動作が軽い

Waves Tuneは、パソコンへの負荷が軽く、低スペックなパソコンでも軽快に使えます。

グラフモードのみ オートモードがない

Waves Tune は、グラフモードのみで、オートモードはありません。オートモードを使うには、別のソフト Waves Tune Real-Time が必要です。

タイミング補正ができない

Waves Tuneは、Auto-Tune、Melodyneと異なりタイミング補正機能はありません。

Waves Tune はこんな方におすすめ

  • 低価格でピッチ補正ソフトを導入したい方
  • グラフモードのみでよい方
  • タイミング補正が不要な方

購入者の口コミ・レビュー

ボーカルのピッチ修正でwavesのtune使ってましたけど結局メロダインに戻りました。編集のしやすさはやっぱりこれに勝るやつ無い。あとピッチ修正後の音が自然に近い。tuneだとちょっと弄るとすぐケロケロボイスになっちゃう。
でもあえてケロケロ作るならtuneの方が優れてますね。使い分けかな。

— ハコタロー (@hakotaro25252) 2021年10月8日

WAVES tune結構優秀かもしれないな

— Itsuki (@Mt_itsk) 2021年10月2日

Melodyneもめっちゃ使いやすいんだけど、もう少し痒いところに手を届かせたいのなら、4000円くらいでWaves Tuneを買うのがいい。

— みきかん (@mikikan_guitar) 2021年9月20日

Waves Tune Real-Time / Waves

Waves Tune Real-Time / Waves

Waves Tune Real-Time / Waves は、オートモード専用のピッチ補正ソフトです。グラフモードはありません。リアルタイムにピッチ補正をすることができ、ライブでの使用や、レコーディング時のモニタリングにも適します。

メリット

  • 使いやすい
  • 低価格

デメリット

  • オートモードのみ グラフモードがない
  • グラフモードほど自然な補正はできない

使いやすい

Waves Tune Real-Time は、オートモードのみなので初心者の方でもかんたんに使うことができます。効率よく作業したい方にもおすすめです。

低価格

Waves Tune Real-Time は、主要なピッチ補正ソフトの中でもっとも価格が安いです。

オートモードのみ グラフモードがない

Waves Tune Real-Time は、オートモードのみで、グラフモードはありません。グラフモードを使うには、別のソフト Waves Tune が必要です。

グラフモードほど自然な補正はできない

Waves Tune Real-Time はオートモードのみのため、グラフモードのWaves Tuneほどには自然な補正はできません。ケロ声をつくりたい方におすすめです。

Waves Tune Real-Time はこんな方におすすめ

  • 低価格でピッチ補正ソフトを導入したい方
  • オートモードのみでよい方
  • 自然な補正を追求しない方
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Nectar 4 / iZotope

Nectar 4 / iZotope

Nectar 4 / iZotope(ネクター/アイゾトープ)は、AI(人工知能)を用いたボーカル用統合エフェクトです。 AIを用いたボーカルアシンスタント機能で、レベルの不一致や、共鳴によるバランスの崩れ、耳障りな帯域の処理などを自動で行います。アンマスク機能は、ボーカル以外のトラックを分析し、自動でボーカルが前面に出るように調整してくれます。

メリット

  • ボーカル用ミキシングエフェクト一式
  • オートモードとグラフモードがある
  • 使いやすい

デメリット

  • グラフモードの機能が少ない

ボーカル用ミキシングエフェクト一式

Nectar は、ボーカル・ミキシング用の総合ソフトです。 Nectar 3 に搭載されている機能は、ピッチ補正機能に加えて、ボーカルの処理に必要な、ダイナミックEQ、コーラス、フランジャー、フェイザー、コンプレッサー、リバーブ、ディエッサーに加えて、ハモリを作り出すハーモニー機能、自動で音量を調整してくるオートレベル、音のかぶりを解消するアンマスク機能、息継ぎ音を抑制するブレスコントロール機能などです。

オートモードとグラフモードがある

Nectar のピッチ補正機能はオートモードのみですが、Melodyne 4 essential が付属しているため Meldyneのグラフモードを使ったピッチやタイミング補正もできます。

使いやすい

Nectar は、オートモードの補正は初心者の方でもかんたんに使うことができます。効率よく作業したい方にもおすすめです。

グラフモードの機能が少ない

Nectarに付属している Melodyneは最下位グレードの Essential であるため機能が少ないです。

Nectar はこんな方におすすめ

  • ボーカル用ミキシングエフェクト一式をまとめて導入したい方
  • 人工知能を用いたミキシングアシスタント機能を使いたい方
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VoiceTone C1 / TC Helicon

VoiceTone C1 / TC Helicon

VoiceTone C1 / TC Helicon(ティーシーヘリコン) は、ペダルタイプのハードウェア・ピッチ補正エフェクターです。 3つのつまみで、曲のキー、補正の強さ、フォルマントシフトを設定するだけで、かんたんにリアルタイムにケロ声をつくることができます。ライブでの使用だけでなくスタジオでの制作にもおすすめです。

VT-4 Voice Transformer / Roland

VT-4 Voice Transformer / Roland

VT-4 Voice Transformer / Roland(ローランド)は、ピッチ補正、フォルマントシフト、ロボットボイス、ボコーダー、ハーモナイザー、リバーブなどが一体になったボーカル用マルチエフェクターです。 つまみで曲のキーとピッチ補正の強さを設定するだけで、かんたんにリアルタイムにケロ声をつくることができます。ライブでの使用だけでなくスタジオでの制作にもおすすめです。

ピッチ補正ソフト・エフェクターとは?

ピッチ補正ソフト・エフェクターとは、ボーカルなどのピッチ(音程)を補正するソフトです。ピッチ補正は、ロボットボイスを作ったり、ハモリを作ったりするのにも使えます。

ピッチ補正

ピッチ補正ソフトは、ボーカルなどのピッチ(音程)のズレを補正することができます。少しピッチがずれてしまったテイクなどでも、正しいピッチに修正できます。 また、ピッチのずれを修正するだけではなく、メロディを変えてしまうこともできます。 ピッチ補正ソフトは、ボーカルだけでなく楽器音にも使用できます。ギターなどのチューニングのずれを修正することができ、再レコーディングの必要がなくなります。また、ポリフォニックの楽器に使えば、和音の中のひとつの音だけを動かして別の和音にするということもできます。

ロボットボイスをつくる

ピッチ補正ソフトを使うと、人間の声をロボットのような声に変えることができます。ケロケロボイス、ケロ声、ロボ声などとも呼ばれます。 ケロ声にするか、自然に補正するかの程度は、パラメーターにより調整可能です。

ハモリをつくる

ピッチ補正ソフトを使えば、1つのボーカルからハモリパートを生成することができます。 ピッチ補正でメロディを変えたボーカルを、元のボーカルと重ねるだけで、簡単にハモリが作成できます。複数のメロディのボーカルをレコーディングする必要がなくなり、作業効率を大幅に改善できます。

ピッチ補正ソフトの選び方

ピッチ補正ソフトは、それぞれできることが異なるので、チェックしておくべきポイントを解説します。

リアルタイム/オフライン

ピッチ補正ソフトの処理方法には、リアルタイムのものとオフラインのものとがあります。 リアルタイム処理では、入力された音声をその都度リアルタイムで処理します。リアルタイム処理はオートモード(Auto Mode)とも呼ばれます。 オフライン処理では、一度音声データーをすべて読みこんでから処理します。オフライン処理は、グラフモード(Graph Mode)とも呼ばれます。 リアルタイム処理・オートモードは、自動で行われるため簡単に使うことができます。設定できるパラメーターが少ないため緻密な補正はできず、自然さを求めるピッチ補正には向きません。積極的にケロ声に変える用途に適しています。 また、リアルタイム処理・オートモードは、ライブで使用することや、スタジオでのボーカル録音時にピッチ補正をかけた声をモニタリングしながらレコーディングすることもできます。 オフライン処理・グラフモードでは、さまざまなパラメーターを操作でき緻密な補正ができます。自然な補正から、ケロ声まで幅広い使い方ができます。 ピッチ補正ソフトによっては、オートモードとグラフモードの両方が使えるものと、どちらかのみのものとがあります。

モノフォニック/ポリフォニック

ほとんどのピッチ補正ソフトは、モノフォニック(単声)用です。Melodyneの一部の機種では、ポリフォニック(多声)に対応しており、和音を構成する音をそれぞれ別々にピッチを補正することができます。 ポリフォニック機能があれば、レコーディングしたギターのコードを変えたりするだけでなく、サンプルのコード進行を変えたりすることもできます。 ボーカルのピッチ補正には、ポリフォニック機能は必要ありません。

自然/ケロ声

ピッチ補正ソフトで自然な補正をしたいのか、ケロ声をつくりたいのかにより適したソフトは異なります。 自然な補正をするにはオフライン処理のグラフモードで、細かく補正していく必要があります。グラフモードでは、自然な補正だけでなく、極端なケロ声もつくることができます。 ケロ声をつくりたいだけであれば、リアルタイム処理のオートモードでも出来ます。

ソフト/ハード

ピッチ補正エフェクターには、パソコンで使うソフトウェアのものと、パソコンなしで使えるハードウェアのものとがあります。 スタジオでの音楽制作で緻密で自然な補正を行いたい場合はソフトのものが便利です。ハードウェアのものはライブでの使用に向いています。

ピッチ補正を使った有名曲

オートチューンを単なるピッチ補正ではなく、積極的に音質を変えるエフェクトとして用いた最初のヒット曲は、1998年にリリースされた「Cher – Believe」です。2001年にはオートチューンを大々的に用いた「Daft Punk – One More Time」が大ヒットしました。

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