この記事では、2023年7月26日にリリースされたマルチバンドデュアルコンプレッサープラグイン Fuse Compressor / Minimal Audio を紹介します。
Fuse Compressor のセール情報・安く買う方法
Minimal Audio のセール情報は下記ページにまとめています。
Fuse Compressor とは
Fuse Compressor は、最大6バンドまでのマルチバンド・デュアル・コンプレッサー・プラグインです。デュアル・コンプレッションとは、各バンドでダウンワードコンプとアップワードコンプの両方が使えることを意味します。
ダウンワードコンプとは、一般的なコンプでスレッショルドを超えると音量を下げ圧縮します。アップワードコンプは、スレッショルドより音量が下回ると増幅します。
Ableton Live の Multiband Dynamics と似たタイプのプラグインです。Multiband Dynamicsの人気プリセットOTTと同様のプリセットも収録されており、OTTサウンドをAbleton Live以外でも使うことができます。
Fuse Copressor の特徴は、マクロ機能により各バンドの設定を同時に操作し、手間のかかるマルチバンドコンプの設定を効率よく行えることです。一般的なマルチバンドコンプは、各バンドごとに設定を調整する必要があり、全バンドの設定を調整しようとすると時間がかかりワークフローの妨げになります。Fuse Compressorは、各バンドの設定を相対的に維持したまま全バンドを一括して調整できるため、効率よく作業できます。もちろん、帯域ごとに個別に調整すること可能です。
マクロコントロールでは、Adaptive Time機能を使って、全帯域にわたってアタック・タイムとリリース・タイムを調整できます。アダプティブ・タイムでは、ポジティブに設定すると高い周波数帯域が速く反応し、低い周波数帯域が遅く反応します。バンドごとにパラメーターを設定することなく、コンプレッションのキャラクターを変えることができます。
下部中央には、全バンドのダウンワードコンプとアップワードコンプのスレッショルドとレシオを同時に調整するコントロールがあります。
Tiltノブでは、コンプレッションの強さを高い周波数または低い周波数に傾けます。Tiltを右に回すと高域の圧縮が減り音が明るくなり、左に回すと低域の圧縮が減り音が暗くなります。
スペクトルディスプレイでは、コンプ前と後の2つのスペクトルが表示されるので、視覚的に音の変換を確認しながら調整できます。
ミッドサイド・モード、チャンネル・リンク、パラレル・コンプレッション効果を得るためのウェット/ドライ・スライダーも搭載されています。
ドラム、リード、パッドなどを処理するための様々なプリセットを収録しています。
Fuse Compressor は、グラフィカルで使いやすいマルチバンドデュアルコンプレッサーです。アップワードコンプのレシオを1/1
にしておけば、ダウンワードコンプのみの一般的なマルチバンドコンプとしても使うことことができ、幅広い用途に使用できます。ミックスのマルチバンドコンプ処理を効率よく行いたい方におすすめです。
Fuse Compressor の特徴
正確なサウンドで高速なワークフローを刺激するように設計されたFuse Compressorは、最高の作品の作成に集中できる強力なツールです。
ディープダイナミクスシェーピング
最大6バンドのデュアルコンプレッションにより、透明な接着剤から非常に詳細なエンハンスメントなど、さまざまなエフェクトを作成できます。
ワークフローのすべて
マルチバンド圧縮は難しい場合があります。そのため、マクロ比制御、スペクトルチルト、適応時間などの機能が含まれています。そのため、細部に迷うことなく音楽を作ることができます。
必要なときの精度
ミッドサイド処理、ソフトニー、チャンネルリンク、および個々のバンドコントロールにより、必要に応じて設定をすばやくダイヤルインできます。
多様なプリセットライブラリ
クラシックコントロールから新しいオーバーザトップ構成まで、40 +の用途の広いプリセットから選択してください。
Fuse Compressor の機能
マルチバンドエンジン
最大6バンドの独立した上下圧縮を適用します。
ダイナミックスペクトラム表示
動的応答曲線を使用して、スペクトル全体でどのように圧縮しているかを正確に確認できます。
スペクトルチルト
内部マルチバンドダイナミクスをすばやく調整して、低周波数から高周波までの圧縮の分布を増減します。
適応時間
各周波数帯域のアタック時間とリリース時間を自動的に調整して、よりクリーンまたは誇張された圧縮文字を作成します。
マクロ コントロール
標準のコンプレッサーと同様に、バンドごとのすべてのしきい値または比率を同時に調整して、マルチバンド圧縮を使用します。
バンドごとの設定
バンドごとのしきい値、比率、メイクアップゲイン、バイパス、ソロを個別に設定して、完全な柔軟性を実現します。
ミッドサイドとステレオコントロール
ステレオモードとミッドサイドモードを組み合わせ、可変チャンネルリンクを使用してステレオイメージを制御します。
感動的なプリセット
透明なミキシングからオーバーザトップのキャラクター圧縮まで、さまざまなユースケースをカバーする専門的に設計されたプリセットにアクセスします。
アプリ内ツールチップ
Fuse Compressorの学習を簡単にする組み込みのツールチップでエキスパートになりましょう。
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