【フリーあり】アンプシミュレーターおすすめ11選(VSTプラグイン&ハード)【2023年】

この記事では、おすすめのアンプシミュレーター(VSTプラグイン&ハードウェア)を紹介します。選び方は、記事の後半で解説しています。

おすすめアンプシミュレーターVSTプラグインソフト

Guitar Rig 6 / Native Instruments

Guitar Rig 6 / Native Instruments

Guitar Rig は、ソフトシンセなどで有名なNative Instruments社が開発している定番のアンプシュミレーターです。 アンプシュミレーターだけでなく、マルチエフェクターとしての機能もあります。20種類のアンプ、27種類のキャビネット、70種類のエフェクトが収録されており、有名な機種はほぼ網羅されています。 ギターやベースだけでなくボーカルやシンセ、ドラムなどに使用することを想定したエフェクターも用意されており、さまざまな場面で使うことができます。 インターフェースは、左側のアンプやエフェクターのリストから、必要なものを右側にドラッグして上から順に並べていくだけで、使いやすく視認性がよいです。 プリセットも豊富で、音作りが苦手な方でもかんたんに良い音が出せます。 また、キャビネットとマイクの設定画面で、マイクの位置や Dry と Air の混ぜ具合を調整でき、様々な音作りが可能となっています。 Guitar Rig 6 は、 Native Instruments社のプラグインバンドル Kompleteに収録されているのでお得に購入できます。 Komplete は、シンセからドラム、ベース、アコギ、ピアノ、ストリングス、ブラス、ドラムなどの音源に加えて、多数のエフェクトも収録されています。Komplete でDTMに必要な音源は一通りそろいます。

AmpliTube 5 / IK Multimedia

AmpliTube 5 / IK Multimedia

AmpliTube 5 / IK Multimedia は、Guitar Rigと並び人気の高い定番のマルチエフェクター/アンプシミュレーターです。 使いやすさ、音質、価格、どれもバランスよく優れており、宅録ギタリストには欠かせないアイテムだと言えるでしょう。情報が多く導入の敷居も低いため、初心者の方にもオススメです。 本機の特徴は、モデリングのクオリティの高さです。ソフトウェアタイプのシミュレーターは各社から様々な製品がリリースされていますが、本ソフトAmpliTube 5 の音質は数あるアンプシミュレーターの中でもトップクラスの評価を得ています。 特にドライブサウンドは、本物の真空管アンプのような、温かみのある倍音豊かな音色で、デジタル特有のシャリシャリした硬さを感じさせません。 アンプやキャビネット、エフェクターの種類も豊富で、有名なアンプとキャビネットは、ほぼ網羅されています。メーカー公認のエフェクト・アンプモデリングが多数用意されおり、Fenderから、Marshall、Vox、Mesa Boogie、Peavey、Orange、Roland、Ampeg、Soldano、ENGLなどの有名メーカーが公式に認めた実名でのモデリングを提供しています。 本ソフト AmpliTube 5 は、AmpliTubeシリーズ製品のすべてのモデルを含んだバンドル「AmpliTube MAX」に収録されており、個別に買うよりバンドル版を選んだほうがお得に購入できます。

AmpliTube 5 / IK Multimedia
AmpliTube 5 / IK Multimedia

Bias Amp 2 / Positive Grid

Bias Amp 2 / Positive Grid

Bias Amp 2 は、アメリカのPositive Grid社が開発しているアンプシミュレーターです。コスパ、音質ともに優れており、人気が急上昇中です。 Bias Amp の特徴は、アンプのセッティングを細かく自分好みにカスタマイズでき、こだわりぬいた音作りができることです。真空管、真空管バイアス、プリアンプ、トランス、トーン・スタック、キャビネット、集音マイクなどのパラメーターを調整できます。 36種類のアンプモデルを搭載しており、きらびやかなクリーントーンから、ハイゲイン・サウンドまで使える音色となっています。 Biasシリーズは3つのエディションがあります。

  • Bias Amp: アンプシミュレータのみ
  • Bias FX: アンプ+エフェクター
  • Bias Pedal: エフェクターのみ

Bias Amp は、アンプに専門特化したエディションです。Bias Ampで作成したアンプをBias FXで読み込んで使うことができます。 アンプにこだわって細かく調整したい方は、Bias Ampがおすすめです。そこまでアンプにこだわらない方には、Bias FX のほうがコスパが高くおすすめです。

Bias Amp 2 / Positive Grid
Bias Amp 2 / Positive Grid

GTR 3 / Waves

GTR 3 / Waves

GTR 3 / Waves は、ミキシング用のプラグインで有名なWaves社のマルチエフェクター/アンプシミュレーターです。 エレキギター分野で有名なPRS(ポール・リード・スミス)の代表と共同開発したということもあり、音のクオリティが非常に高いです。 9種類のギターアンプ、7種類のベースアンプ、22種類のキャビネット、26種類のエフェクターを収録しており、有名な機種はほぼ網羅しています。 Waves製品は、バンドルで購入すると非常に安くなるので、ミキシングやマスタリングをする方は、単品よりもバンドルを購入するのをおすすめします。 Gold、Plutinum、Horizonなどのバンドルに収録されています。

ToneDeluxe V2 / Lostin70s(フリー)

ToneDeluxe V2 / Lostin70s

ToneDeluxe V2 は、真空管アンプをモデリングした無料のアンプシミュレータープラグインです。 2種類のスプリングリバーブを搭載しています。 Lostin70s

Modern Deluxe / Lostin70s(フリー)

Modern Deluxe / Lostin70s

Modern Deluxe / Lostin70s は、真空管アンプをモデリングした無料のアンプシミュレータープラグインです。 5バンドのEQやトレモロ、ビブラート、コーラス、ディレイ、リバーブ、コンプレッサーなどのエフェクトを搭載しています。 Lostin70s

おすすめハードウェア・アンプシミュレーター

Iridium / Strymon

Strymon / Iridium

Strymon ( ストライモン ) / Iridium は、3種類のアンプモデルと9種類のIRキャビネット、調整可能なルーム・アンビエンスの3つの機能を搭載したペダル型アンプシミュレーターです。 フェンダー系・VOX系・マーシャル系の3種類のアンプをモデリングし、クリーンからクランチ、リードまで幅広く対応できます。 ・Fender Deluxe Reverb ・VOX AC30 ・Marshall Plexi(1959 Super Lead) ルームエミュレーションは、インパルス・レスポンスをリバーブアルゴリズムで補う、ハイブリッドシステムを採用しています。これにより、大きさが異なるルーム・アンビエンスを完璧に再現することができます。

G3Xn / Zoom

Zoom / G3Xn

Zoom ( ズーム ) / G3Xn は、合計80種類のアンプ/エフェクトモデルを内蔵し、最大7個を自由な接続順で同時に使用可能なマルチエフェクター/アンプシミュレーターです。 LCDとノブとスイッチを組み合わせた3つのエフェクトユニットを搭載し、ストンプボックス感覚の直感的な操作が可能です。 有名ブティックペダルのモデリングを含む70種類のエフェクト、真空管アンプの特性や内部動作を忠実にエミュレートした5種類のアンプモデル、IR(インパルス応答)を用いた5種類のキャビネットモデルを搭載しています。 ルーパー、リズムマシン、チューナーも搭載しています。

Pod Go / Line 6

Line 6 / Pod Go

Line 6 ( ライン6 ) / Pod Go は、多数のエフェクト、82種類のアンプ、39種類のキャビネットを搭載した、マルチエフェクター/アンプシミュレーターです。 本体にプリセットを256種類保存可能です。1つのプリセット内でアンプ/キャビネット1種類、EQ、ワウ、ボリュームペダル、最大4種類のエフェクトの同時使用が可能です。 サードパーティー製のスピーカーキャビネット IR (インパルスレスポンス)をロードすることもできます。 オーディオインターフェイス機能もあり、本機をパソコンにUSBでつなぐことで、DAWソフトに直接レコーディングが可能です。

Sansamp GT2 / Tech21

Tech21 / Sansamp GT2

Tech21 ( テック21 ) / Sansamp GT2 は、クランチサウンドからハードなドンシャリサウンドまで幅広く使えるアンプシミュレーターです。 テック21は、アメリカ・ニューヨークに拠点を置くプリアンプエフェクターで有名な楽器メーカーです。1989年に発売されたDIボックス「SANSAMP CLASSIC」は、チューブ・アンプ・エミュレーション回路の開発に成功し、新境地を切り開きました。それまでは不可能とされていたチューブ・アンプのサウンドをライン・レコーディングする手法は、世界中のアーティストの定番レコーディングデバイスの地位を堅持しています。 本機TECH21 Sansamp GT2は、CLASSICの設計をベースにしながらも、使いやすい操作性と幅広い音質を実現しています。装備されているハイゲインディスト―ションは、CLASSICで得ることはできず、自宅で録音したい人にとっては、必需品とも言えるアンプになっています。使える音が多いことに加え、どこへでも持ち歩きやすいコンパクトな仕様も、使いやすさのひとつです。 マイク、歪み、アンプのそれぞれに三段階調整可能なスイッチが付いており、27通りもの音を表現することができます。

MV50 シリーズ / Vox

Vox / MV50

Vox ( ヴォックス ) / MV50 シリーズ は、プリアンプにKorg(コルグ)社の新真空管Nutubeを搭載したアナログのヘッドアンプです。コンパクトなサイズにもかかわらず、50Wの大出力を誇り、紛れもない真空管サウンドが得られます。 キャビネット・シミュレータも搭載しており、直接オーディオインターフェイスやミキサーへ送るだけで、自宅からスタジオ、ステージまで、いつでもどこでも本格的な真空管サウンドで演奏することができます。 キャビネット・シミュレータは、本格的なレコーディング・スタジオで、高級マイクやビンテージ・マイク・プリアンプを通し、熟練のエンジニアよるマイキング技術も含めシミュレーションされていおり、瞬時に本格的なサウンドでレコーディングすることが可能です。 MV50 シリーズには、5つのモデルがあります。

  • MV50 AC : VOX伝統のクランチ・サウンド
  • MV50 Boutique : 伝説的ブティック・アンプのサウンド
  • MV50 Clean : 歪みのないナチュラルなクリーン・サウンド
  • MV50 High Gain : ハイゲイン・サウンド
  • MV50 Rock : アグレッシブに歪むディストーション・サウンド
Vox / MV50 シリーズ
Vox / MV50 シリーズ

アンプシミュレーターとは

アンプシミュレーターとは、本物のギターアンプを鳴らしてマイクで録った音をシミュレートするエフェクターのようなものです。 主に、アンプを鳴らすことができないホームスタジオなどで、アンプを鳴らしたような音を録音したり、自宅での練習などに使われます。ライブで使われることもあります。 ギターの出力、または、エフェクターの出力をアンプシミュレーターに入力し、アンプシミュレーターの出力をミキサーやオーディオインターフェイスに入力すると、実際のアンプを鳴らして録った音のようになります。 アンプシミュレーターには、マルチエフェクターと一体になっている機種もあります。

キャビネットシミュレーターとの違い

アンプシミュレーターに似たものにキャビネットシミュレーターがあります。 ギターアンプは、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカー(キャビネット)で構成されおり、スピーカーから出た音をマイクで録音します。 この、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカー(キャビネット)、マイクをシミュレートしたのが、アンプシミュレータです。 キャビネットシミュレーターは、スッピーカー(キャビネット)とマイクをシミュレートしたものです。機種によっては、パワーアンプも含まれている場合があります。 キャビネットシミュレーターを使うには、別途プリアンプが必要です。

アンプシミュレーターの選び方

ハード/ソフト

アンプシミュレーターには、ハードウェアのものとソフトウェアのものとがあります。

ソフトウェア・アンプシミュレーター

Guitar Rig / Native Instruments

ソフトウェアのアンプシミュレーターとは、パソコン内で使うソフトウェアのアンプシミュレーターです。 ソフトウェア・アンプシミュレーターのメリットは、一度録った音を後から修正できることです。アンプシミュレーターに通す前の音をDAWに録音しておき、後からソフトウェアを調整して様々なセッティングを試すことができます。 デメリットは、パソコンを使う必要があるのでライブには不向きなことです。

ハードウェア・アンプシミュレーター

G3Xn / Zoom

ハードウェアのアンプシミュレーターとは、物理的なモノがあるアンプシミュレーターです。ペダルタイプのものや、ラックマウント型、アンプヘッド型のものなどがあります。 ハードウェア・アンプシミュレーターのメリットは、ソフトウェアと違いパソコンが必要ないということです。 デメリットは、録音した音を後から変更できないことです。

まとめ

おすすめのアンプシミュレーターを紹介しました。 おすすめのマルチエフェクターについては、こちらを参照してください。