この記事では、おすすめのサイドチェインコンプレッサー・ダッキングVSTプラグインを紹介します。
おすすめサイドチェインプラグイン
pure:unmask / Sonible
pure:unmask は、人工知能を搭載したサイドチェイン・ダッキング・プラグインです。
Wavesfactory / Trackspacerと同じような機能のプラグインです。
トラック間の帯域のかぶりを解消し、クリアなミックスをつくることができます。
シンプルなインターフェイスでかんたんに使えるので、サイドチェイン・ダッキング処理をサクッと行いたい方におすすめです。
サイドチェインに入力する音のプロファイルを選択し曲を読み込ませると、人工知能が音を分析し、適切なEQカーブでダッキングを行ってくれます。
大きなノブでは、エフェクトのかかりの強さを調整します。
Resolutionでは、EQカーブの解像度をLow, Mid, Highの3種類から選択できます。Lowではよりワイドに、HighではよりピンポイントなEQカーブとなります。
Speedでは、反応の速さを調整します。コンプレッサーのアタック、リリースと同じような機能です。
下部のRangeでは、対象となる帯域を設定でき、低域や高域をダッキングの対象から外すことができます。
Trackspacer / Wavesfactory
Trackspacer は、トラック間の音のかぶりを解消するサイドチェインプラグインです。サイドチェインに入力された信号の周波数カーブを反転させて、メインの信号を圧縮することでスペースを生み出します。
ベースを圧縮してキックのためのスペースを生み出したり、バックトラックを圧縮してボーカルを前に出したりすることができます。
32バンドのダイナミックEQのような仕組みとなっており、一般的なサイドチェインコンプよりもより自然な仕上がりで音のかぶりを解消することができます。
ミックスをクリアにしてクオリティを上げるために、ぜひ持っておきたいプラグインです。
Duck / Devious Machines
Duck / Devious Machines は、多機能なサイドチェイン・ダッキングプラグインです。
ボリュームカーブを自由に調整できます。
4つのトリガーモード(Repeat、MIDI、Sidechain、Plugin Input)が登載されており、様々な方法でトリガーできます。
Repeatは1/4音符などで周期的にトリガーするモード、MIDIはMIDIノートでトリガーするモード、Sidechainは一般的なサイドチェインモード、Pugin Inputはプラグインを挿しているトラックのオーディオ信号でトリガーするモードです。
サイドチェーンの入力にフィルターをかけることができます。
例えば、ドラムループの高域をカットしてキックの低域が鳴ったときのみ、トリガーするといった使い方ができます。
2バンドのマルチバンド処理が可能です。
低域と高域でダッキングの深さを別々に設定できます。
例えば、ベースをキックをトリガーにしてダッキングするときに、低域は深くダッキングしてキックのスペースをつくり、中域は軽めのダッキングにしてベースのアタックを残したりすることができます。
VolumeShaper / Cableguys
VolumeShaper / Cableguys は、多機能なサイドチェイン・ダッキングプラグインです。
ボリュームカーブを自由に調整できます。
コンプレッサーを内蔵しており、ダッキングとコンプを同時にかけることができます。
MIDIかオーディオ入力でトリガーできます。
3バンドのマルチバンド処理が可能で、帯域ごとに個別にボリュームカーブや深さ、トリガー、コンプレッサーを設定できます。
Kickstart / Nicky Romero
Kickstart / Nicky Romero は、音楽プロデューサーのNicky RomeroとVolumeShaperの開発元であるCableguys社が共同で開発したシンプルなダッキングプラグインです。
1/4音符などで周期的にダッキングするタイプです。
サイドチェイン入力はありません。
ボリュームカーブは、プリセットから選択するのみです。
自由な編集はできません。
LFO Tool / Xfer Records
LFO Tool / Xfer Records は、ソフトシンセSerumで有名なXfer Records社のサイドチェーンプラグインです。
ボリュームだけでなく、フィルターやパンもコントロールできます。
LFOカーブを自由に調整できます。
トリガーは、音符で周期的に行うか、MIDI入力で行います。
OneKnob Pumper / Waves
OneKnob Pumper / Waves は、シンプルなダッキングエフェクトです。
サイドチェイン入力はなく、テンポに合わせて周期的にダッキングを行います。
4つ打ちの曲などにおすすめです。
ノブでダッキングの深さを設定するだけで、かんたんにサイドチェーンコンプ風のサウンドメイクができます。