この記事では、おすすめのボイスチェンジャー(ボイチェン)のVSTプラグインソフト/ハードウェアを紹介します。
おすすめボイスチェンジャー(プラグイン)
Littel Alter Boy / Soundtoys

Littel Alter Boy / Soundtoys は、シンプルで使いやすい定番のボイスチェンジャープラグインです。
ピッチシフト、フォルマントシフト、人気のハードなピッチ補正エフェクト、ロボット・ヴォイス、更にはMIDIピッチ・コントローラルによるヴォコーダーのようなエフェクトまで、多彩なエフェクトが得られます。
さらに人気のサチュレータープラグインDecapitatorに搭載のクラシック・チューブ・サチュレーションも搭載していて、ヴォーカルに真空管の温かさ、エッジを加えることができます。
Little AlterBoy / SoundtoysLittel Alter Boy は、Soundtoysの全プラグインを収録したプラグインバンドル「Soundtoys 5」に収録されています。
プラグインを個別に買うよりも、とても安く購入できるのでおすすめです。


Vocal Bender / Waves

Vocal Bender / Waves は、人気プラグインメーカーWavesが2021年2月に発売した最新のボイスチェンジャープラグインです。
シンプルなインターフェイスでかんたんに使うことができます。
パラメーターを周期的にコントロールするためのLFOも搭載しています。
Gold、Horizonなどの定番バンドルには収録されていないので、単品購入がおすすめです。
当サイト DTM HackerのリンクからWavesのサイトへ行くと、10%割引のクーポンがもらえます。ぜひ、ご利用ください。

ElastiquePitch 2 / zplane

ElastiquePitch 2 / zplane は、タイムストレッチ・ピッチシフトエンジンの開発で有名なzplane社による高音質なボイスチェンジャープラグインです。
zplane社のタイムストレッチ・ピッチシフトエンジンは、CubaseやAbleton Liveにも提供されています。
高音質なボイスチェンジャーを探している方におすすめです。
ElastiquePitch 2 / zplaneMAutoPitch / Melda Production(フリー)

MAutoPitch / Melda Production は、無料のピッチ補正プラグインです。いわゆる「ケロ声」をつくることができるプラグインです。
フォルマントシフト機能が搭載されているので、ボイスチェンジャーとしても使うことができます。
おすすめボイスチェンジャー(ハードウェア)
V3 / Zoom

V3 / Zoom は、16種類のエフェクターを搭載したボイスチェンジャーです。
パッドを押して、すぐにエフェクトを切り替えることができます。
ピッチ補正機能もあり、「ケロ声」も可能です。
また、パッドの16種のエフェクトとは別に、エンハンサー、コンプレッサー、ディレイ、リバーブも備えています。
オーディオインターフェイス機能を内蔵しているので、パソコンと直に接続できます。

VT-4 / Roland

VT-4 Voice Transformer / Roland(ローランド)は、ハードウェアのボイスチェンジャーです。
ピッチシフト、フォルマントシフト、ピッチ補正、ロボットボイス、ボコーダー、ハーモナイザー、リバーブなどの機能が搭載されています。
スライダーを操作するだけで、かんたんに声質を調整することができます。
ピッチ補正機能を使うと、いわゆる「ケロ声」もリアルタイムでかんたんにつくることができます。

ボイスチェンジャーとは
ボイスチェンジャー(Voice Changer)(ボイチェン)とは、声のピッチ(音程)を変えたり(ピッチシフト : Pitch Shift)、フォルマントを変えたり(フォルマントシフト : Formant Shift)することができるエフェクターです。声を巨漢の男性のような低くて太い声に変えたり、子供のような高く細い声に変えたりすることができます。
テレビでインタビューを受けている人が誰だかわからないように変な声に変えている、あのエフェクトです。
音楽の分野では、歌の途中でフォルマントを連続的に変化させていったり、フォルマントを変えたボーカルを重ねてダブリングやバックコーラス的に使ったりという使い方がされています。
また、VTuber(ヴァーチャルYouTuber)の分野で、男性の声を女性のような声に変えるなどの用途でも使われています。
フォルマントとは
フォルマントとは、声の周波数スペクトル(周波数とその音量を示すグラフ)に現れる複数(主に2つ)ピークのことです。
この2つのピークの周波数の比で母音(あいうえお)が決まり、ピークの周波数の高さで声の太さが決まります。
ピークの周波数を下げると巨漢の男性のような低くて太い声になり、ピークの周波数を上げると子供のような高く細い声になります。
まとめ
おすすめのボイスチェンジャーを紹介しました。
その他のボーカルエフェクトは、こちらを参照してください。


