ソフトシンセは、種類が多くどれを選べばよいか分かりにくいです。
そこで、この記事では、ソフトシンセの選び方や種類について解説し、おすすめ定番ソフトシンセVSTプラグインを紹介します。
ソフトシンセ選びで困っている方は、ぜひ参考にして下さい。
ソフトシンセの選び方
ソフトシンセは、音をつくる方式(音色合成方式)によって、いくつかの種類に分けられます。それぞれの方式により作れる音色が異なるので、自分がつくりたい音楽にあったタイプのソフトシンセを選びましょう。
この記事では、タイプごとにおすすめ・定番のソフトシンセを紹介していきます。
もっとも使われているのは、ウェーブテーブル系とサンプル系です。この2種類のタイプのシンセを持っていれば、たいがいの音は出せます。
ウェーブテーブル系
最も人気のタイプのひとつ。バキバキの電子音からアナログシンセ風のソフトな音まで音色の幅が広い。音作りはかんたん。
サンプル系
最も人気のタイプのひとつ。本物の楽器のようなリアルな音色を出せる。音色を選ぶだけなので、もっとも扱いがかんたん。
アナログ系
アナログシンセを再現したもの。レトロな電子音を出せる。古典的なタイプでシンセの音作り入門に最適。音作りは簡単。
FM系
80年代に大流行したFMシンセ。キラキラしたベル系やエレピなどのサウンドが得意。音作りは非常に難しい。
総合系
多数の方式を組み合わせたもの。何でもできる。扱いが難しい。
物理モデリング系
物体の振動をリアルタイムに計算して音を出すタイプ。サンプル系と同様にリアルな楽器音が出せる。サンプル系と異なりソフトの容量が非常に小さい。音作りが難しい。あまり使われていないタイプ。
モジュラー系
シンセサイザーのモジュール・部品を組み合わせて自分でシンセをつくるタイプ。フレキシブルで自由にシンセを作ることができる。扱いが難しい。電子音マニア向け。
ウェーブテーブル系|おすすめソフトシンセVSTプラグイン
ウェーブテーブルシンセは、波形テーブルに保存しておいた1周期分の波形を繰り返し読み出すことで、音を生成するシンセサイザーです。
ウェーブテーブルシンセの特徴は、音作りが簡単であることと、作れる音色の幅が広いことです。
EDM、トラップ、ダンスホール、フューチャーベースなどに適した今風の音が出せます。
エレクトロニックミュージックなどをつくるなら必ずひとつはもっておきたいシンセです。
Pigments / Arturia
Pigmentsは、ウェーブテーブル、アナログモデリング、サンプラー、グラニュラー、加算シンセを搭載した多機能なソフトシンセです。
Serum(定番のウェーブテーブルシンセ)を多機能化したようなプラグインです。
2基のオシレーター、2基のフィルターに多様なモジュレーター、エフェクターに加えステップシーケンサーも搭載されています。
10種類のフィルターを備えていて、MS-20, Jupiter-8, SEM, Minimoogなどアナログシンセの名機のフィルターをモデリングしたタイプやローパスゲート、フォルマントフィルターもあります。
18種類のエフェクターには、ローランドのシンセの名機JUNO-60に搭載されているコーラスをモデリングしたエフェクトや、70年代のアナログフランジャーをモデリングしたエフェクトも搭載されています。
モジュラー式ではないものの、ルーティングの自由度も高く幅広い音作りができます。
Pigmentsは、Serum風のウェーブテーブルシンセをベースに、多機能化し、アナログシンセのクローン的な要素を加えたシンセです。
幅広い音作りを楽しみたい方や、現代的な使いやすい設計でアナログ風の音を出せるシンセを求める方におすすめです。
PhasePlant / Kilohearts
Phaseplant は、モジュラー式のウェーブテーブルシンセです。
アナログモデリングシンセ、FMシンセ、サンプラー機能も搭載しています。サンプラーには、グラニュラーシンセ機能を内蔵しています。
音源部とモジュレーター、エフェクトを自由に組み合わせて複雑な音作りをすることができます。
Phaseplant は、SerumやMassive Xなど競合のウェーブテーブルシンセと比べると非常に自由度が高いため、音作りにこだわりたい方におすすめです。
UI(ユーザーインターフェイス)の左側に、ジェネレーター(オシレーターorサンプラー)セクションがあり、ジェネレーターはいくらでも追加していくことができるのでかなり複雑な音づくりができます。ウェーブテーブルを取り込んだり、作成したりすることもできます。
UIの下側は、モジュレーターセクションです。LFO、エンベロープ、MIDIを使用してモジュレーションできます。
UIの右側は、エフェクトセクションでスナップインエフェクトを使うことができます。
Current / Minimal Audio
Current は、多機能なウェーブテーブルシンセプラグインです。
ウェーブテーブル機能に加えて、グラニュラーシンセ、加算合成によるサブオシレーター、サンプラー機能を備え、また、AM/FM機能や高性能なエフェクトに多数のモジュレーターも搭載しています。さらに、プラグイン内にクラウドコンテンツプラットフォームStreamも備えています。
Currentは、機能的にはArturiaのウェーブテーブルシンセPigmentsに似ていますが、Minimal Audioの実験的で高機能なエフェクトが多数内蔵されている点でPigmentsやその他のウェーブテーブルシンセ(Serum, Vitalなど)と大きく異なります。音色はかなりデジタル感の強いギラギラした音です。アナログ系のオシレーターやフィルターは搭載していないためアナログ風の音は出ません。モダンで実験的なサウンドを用いるエレクトロニックミュージックなどには最適なシンセです。
音源セクションは、2つのウェーブテーブルオシレーター、グラニュラーシンセ、加算式のサブオシレーター、サンプラーで構成されています。すべて同時に使うことができるので、非常に柔軟な音作りが可能です。
ウェーブテーブルオシレーターが多機能で音作りの幅が広いのも特徴的です。テーブル内のポジション(Index)を調整するPostitionノブに加えて、その左右波形を加工するための2つのノブを備えています。2つのノブに割り当てられるアルゴリズムの種類が多く、ひとつのウェーブテーブルから非常に幅広い音色変化を生み出すことができます。
サブオシレーターには、加算シンセシスが用いられています。多数のパラメーター(Detune, Mod, Spectra, Knob他)が用意されていて、一般的なサブオシレーターとは比べ物にならないほどの音作りの幅があります。
2系統のフィルターが用意されており、フィルターの種類も豊富に備えています。
下部には9つのモジュレータースロットがあり、それぞれADSRエンベロープ、LFO、エンベロープフォロワー、マルチセグメントエンベロープジェネレーターから選択して使うことができます。
エフェクトは9つのスロットが用意されていて、8種類のエフェクトから選択して割り当てることができます。エフェクトは、Minimal AudioのプラグインCluster Delay, Fuse Compressor, MorphEQなどが内蔵されていて、非常に高機能なエフェクトを使うことができます。
プラグインに内蔵されているコンテンツプラットフォーム「Stream」では、クラウドからプリセット、サンプル、ウェーブテーブルなどをダウンロードすることができます。
Massive X / Native Instruments
Massive X / Native Instruments は、2019年6月に発売されたウェーブテーブルシンセです。
2007年に発売された人気ウェーブテーブルシンセ「Massive」をベースに新たに再設計されたシンセです。
旧Massiveは、現在のウェーブテーブルシンセの流行のはしりとなった名作シンセです。
Massive X では、旧Massiveよりも音質が改善されEDM風のシンセ音だけでなく、アマログ風のマイルドな音色にも適しています。
モジュラー機能を搭載していて、フィルターやエフェクターのルーティングを自由に行えます。 周波数変調、位相変調も搭載していて幅広い音作りが可能です。内蔵エフェクトも充実しています。
購入者の口コミ・レビュー
最近インストールしたMASSIVE Xの音の抜け感がすごく好き。極めたら作れない音ってほぼ無いんじゃないかなって思ってる。
— 大谷 和正 (@kazumasa_ohtani) 2021年6月9日
massive x本当いいなぁ!!!
ゴリラ良すぎで多用しそうな感じ!
serum購入を検討してたけどちょい様子見よかな……🤔
— syo-getsu(しょーげつ.正月) (@thenikuudon) 2021年6月23日
Massive Xはぐりぐりノブをいじってるだけで楽しい!
固い音から浮遊感漂う音まで幅広く扱える優等生という感じ🧑🏫— エレクトロニ子👾electronico (@eleco_beat) 2020年10月12日
Massive X は、Native Instruments のプラグインバンドル Komplete に収録されています。
Massive / Native Instruments
Massive / Native Instruments は、ウェーブテーブルシンセの流行のはしりとなった名作シンセです。
モジュレーション機能が充実していて、複雑な音作りがしやすいです。ユーザーも多く情報が豊富なので初心者でも安心して使用できます。
2019年6月に、Massiveをベースにした新しいシンセ Massive X がリリースされました。
使用アーティスト: Martin Garrix, Skrillex, Deadmau5, Avicii, Hardwell, Afrojack, Nicky Romero, David Guetta, Diplo, Steve Aoki, Knife Party, marshmello, Grimes, The Chainsmokers
購入者の口コミ・レビュー
Massive、なかなかおもしろいシンセだ。えぐい音がバリバリ作れる
— DY(7/23配信シングル) (@dyparabi) 2021年6月3日
シンセの音色探ししてるとMassiveとMassive Xがやっぱバランスいいですわ
— タカユキカトー †kikato† (@takayukikato) 2021年6月7日
Serumばっかり使っててmassive使わなくてなったけどmassiveはmassiveでいいシンセやね全然まだ使える
— colon (@colon3434) 2021年5月27日
音源もいくつか触ってみた。やっぱMASSIVEから。以前は定番のEDMシンセだったからそれなりの音は出る感じ。NEXUSとかと同じ時代の音がするw
太くて粗野な音といいますか。やっぱ後出のシンセには負けるかなぁ。使い所はまだあると思うけど。— あんどりゅー@キーボードスター🌟 (@Andrew80286) 2021年6月11日
Massive は、Native Instruments のプラグインバンドル Komplete に収録されています。
Serum / Xfer
Serum / Xfer は、業界標準とも言える大定番のウェーブテーブルシンセです。
ウェーブテーブル式シンセのなかでも、最も人気があるシンセです。
波形がグラフィカルに表示されるので、直感的に音作りができます。
Serum は、ユーザーが非常に多いため、チュートリアルが豊富で、無料のプリセットなども多数配布されています。
初心者の方におすすめのソフトシンセです。
使用アーティスト: Martin Garrix, Skrillex, Deadmau5, Nicky Romero, Diplo, Flume, marshmello, Kanye West, The Chainsmokers, KSHMR, Sophie
購入者の口コミ・レビュー
1ミリでも打ち込み系の音楽に興味があるやつは漏れなくSerumを買うべきでは?という気分になりました、めちゃくちゃ良いよ、Serum
— shodai (@tarako_shodai) 2021年6月23日
Serum、いじってると最強なのがわかってくるな
— け@Reourom (@Reourom_SDL) 2021年6月24日
SERUM面白い音いっぱい出るな~
— 黒ピーマン@ゲーム制作とウマ娘 (@blackpman) 2021年7月1日
serumはたしかになんでもできるしなぁ
— Ze;roP@音ゲーLiminality代表 (@datui2525) 2021年6月25日
Spire / Reveal Sound
Spire / Reveal Sound は、EDMなどのダンスミュージックに最適なウェーブテーブルシンセです。
主要な機能が一画面にまとまっているので、操作がわかりやすく初心者の方でもかんたんに使うことができます。
使用アーティスト: Martin Garrix, Hardwell, Flume, Dillon Francis, marshmello, Alan Walker, The Chainsmokers, KSHMR
購入者の口コミ・レビュー
Spireの何が良いって使いやすさ、分かりやすさ。音も当然良い
— ゆにばす(Computer Music Japan/Synth Sonic) (@universe_ex) 2021年5月8日
もろデジタルなシンセで選ぶならやっぱSpire良い音よなあ、divaより全然軽いだろうし。
— KeySets (@_KeySets) 2021年6月13日
Spireクッソ音良すぎてビビり散らかしてる。やっぱりシンセの音の好みってありますねぇ!
— TREAF(とれえふ) (@TREAF_skateman) 2021年4月25日
今年頭から導入したソフトシンセSpireが超お気に入り!
そんな重くないけど、出音は良いし。— naka_di (@naka_di) 2021年6月18日
サンプル系|おすすめソフトシンセVSTプラグイン
サンプリング式シンセとは、アコースティック楽器やシンセサイザーの音をサンプリングしたライブラリーから音色を選ぶタイプのシンセサイザーです。
サンプリング式シンセは、サンプラーの一種といえます。基本的に自分で音をサンプリングして、音色を追加することはできず、最初から入っている音の読み出しのみが可能です。このため、サンプリング式シンセは、ROMpler(ロムプラー)とも呼ばれます。
サンプリング式シンセの特徴は、ウェーブテーブル、アナログモデリング、FMなどでは出せないリアルな楽器音を出せることです。ライブラリーから音色を選ぶだけなので、音色を自分でつくる必要がなく、初心者の方でも簡単に使用できます。
サンプリング式シンセは、ソフトの容量が大きいため、ハードディスクに十分なスペースが必要です。
サンプリング式シンセは、ポップスからEDM、ヒップホップまで、ほとんどどんなジャンルでも使用できます。サンプリング式シンセがあれば、音作りの幅が格段に拡がるので、ひとつは持っておきたいシンセです。
Kontakt / Native Instruments
Kontakt は、業界標準のサンプラー音源です。
アコースティック楽器から生ドラム、民族楽器、シンセ音まで、さまざまな音色が収録されています。
また、Kontaktで使える音源ライブラリーは他社からも多数リリースされています。
使用アーティスト: Skrillex, Deadmau5, Avicii, Zedd, Nicky Romero, Flume
Kontakt は、Native Instruments のプラグインバンドル Komplete に収録されています。
Omnisphere 2 / Spectrasonics
Omnisphere 2 / Spectrasonics は、膨大な音色が収録されている大定番のサンプラー音源です。
とにかく色んな音色が大量に収録されていますが、ピアノ、ギター、ベース、ストリングスなどの一般的な楽器音はほぼありません。変わった音色を使いたいときに便利なシンセです。
音色を加工する自由度は低いですが、音色を選ぶだけでよいので初心者でも簡単に使え、効率よく制作を進めることができます。
ポップスやヒップホップなどを作る方におすすめです。
使用アーティスト: Martin Garrix, Deadmau5, Steve Aoki, The Chainsmokers
購入者の口コミ・レビュー
omnisphere導入したので触ってみたらヤバすぎて変な声出た。
これは死ぬまで遊べるドン。— はちみつとんこつ@2021/8 新譜予定 (@8ton_band) 2021年5月20日
アンビエント作る様になるとOmnisphereのすごさをあらためて思い知る。サンプルを読み込んでグラニュラーシンセシス使えば平均律に囚われずに圧倒的に美しいサウンドが作れるし、アルペジオ機能を複雑に作り込めば鍵盤押すだけで曲として成立する様なプログラムすら作れる。
— Takahiro Izutani (@TakahiroIzutani) 2021年6月7日
Omnisphere ってなんだかんだ音がいい。
深みがある。
トランスやハードスタイルでブレイク後での抑揚のあるストリングスとかPadとかでしっかり聴かせたくなる。
— Fate – Akira (@AkirA_00_tm) 2021年6月6日
作り出したらアルバム的なイメージ出てきたし真面目に作るか。それにしてもOmnisphereが優秀でうっかりプリセットのワンノートで満足しかける。
Atmosphereの頃から愛用してるけどもはや手放せない。使いすぎると暑苦しいのでなるべく控えめにするようにはしてる。— ƚɾιM / と⃒ら⃒い⃒む⃒ / tri-synthesis (@trisynthesis) 2021年5月23日
Nexus 3 / ReFX
Nexus3 は、カナダのメーカーReFXによるEDMやテクノなどに適した音色が収録されているサンプリング式のソフトシンセです。
プリセットを選択するだけでクオリティの高い音が出せるので音作りが苦手な方におすすめです。
様々なジャンルに合った追加の音源ライブラリーも販売されています。
使用アーティスト: Martin Garrix, Skrillex, Deadmau5, Avicii, Hardwell, Zedd, Tiest, Afrojack, Nicky Romero, David Guetta, Steve Aoki, Kygo, Mashmello, Grimes, Alan Walker, The Chainsmokers, KSHMR
購入者の口コミ・レビュー
Nexus 3、がっつり作り込みは出来ませんが、割とドンピシャで好みのプリセット見つかるくらいツボ押さえたシンセになってると思います。3になって更に音良くなった感じがします
— Yo-SK@新曲「ABAKU」 (@yo_sk_vocalop) 2021年6月24日
最近作ってる曲もちろんSerum必須やけど
それと同じくらいNexusも必須
あのシンセじゃないと出せない音ある— 𝗙𝗘𝗟𝗢𝗡𝗘 (@FELONEMUSIC) 2021年6月27日
やっぱりNexusなんですね…!
私もよくコードに使われてるようなちょっとシンセっぽいピアノの音が大好きなのでNexus最強!って感じで使い倒してます笑— イヴ@EQ勉強中 (@saihateive) 2021年6月9日
Nexusだけでシンセ系大抵間に合うなこれ
— ダリアorカズオ(ダリアP) (@dahliapool51) 2021年4月3日
リアルな音質を求めるんやったらkontakt対応してるサンプリング音源。で、NEXUSはどっちかというよりシンセっぽい音質(?)やね
— も (@YKSYKSYKSYKSYKq) 2021年4月25日
アナログ系|おすすめソフトシンセVSTプラグイン
アナログ系シンセ・アナログモデリングシンセは、アナログシンセをソフトウェアでシミュレートしたシンセサイザーです。もっとも基本的なタイプのシンセのため音作りが簡単で、シンセサイザー初心者の方に最適です。
音作りの幅は、ウェーブテーブルシンセと比べると狭いです。レトロなアナログシンセ音を出したい場合に適しています。
ハードウェアのヴィンテージ・アナログシンセのクローンがソフトシンセとして多数リリースされていて、実機のアナログシンセの音色にそっくりな音色を出すことができます。
Diva / u-he
Diva / u-he は、複数のシンセサイザーをモデリングしたプラグインです
それぞれのオシレーターとフィルターを自由に組み合わせて使うことができます。
下記のシンセをモデリングしています。
- Minimoog / Moog
- Jupiter-8、Jupiter-6 / Roland
- Juno α、Juno-60 / Roland
- MS-20 / Korg
- JP-8000 / Roland
ソフトウェアとは思えないほどの、アナログ感ある太くて暖かい音色を出すことができます。
レトロなアナログシンセ音色を求める方におすすめです。
購入者の口コミ・レビュー
夢のようなソフトシンセ u-he DIVA。minimoog、Jupiter-8&Jupiter-6、Juno α&Juno-60、MS-20、JP-8000をパーツごとに組み合わせることができる。シンセ好きにはたまらん。 pic.twitter.com/qK3Y2nNprP
— Tokio Astral (@tokio_astral) 2019年8月13日
u-he DIVAやばい。噂通りのシロモノ、こんなに良いシンセだったとは…今まで高負荷であまり触ってなかったので。
— shibuichi abe (@phabcommasters) 2020年6月22日
Repro / u-he
Repro には、Repro-1、Repro-5のふたつのシンセが含まれています。
Repro-1 は、アナログシンセの名機 Pro-One / Sequential Circuits のクローンソフトシンセです。ステップシーケンサーやエフェクトなどの機能拡張がなされています。
Repro-5 は、ポリフォニック・アナログシンセの名機 Prophet-5 / Sequential Circuits のクローンソフトシンセです。8音ポリフォニック化やエフェクトなどの機能拡張がなされています。
Repro は、Divaと共に音質の評価がとても高いシンセです。
アナログの実機に非常に近い音色を出すことができます。
購入者の口コミ・レビュー
Reproは簡単でシンセ入門にはちょうどいいですね♪
音もいいので聴いていて気持ちいいです☺
テクノにもヒップホップにも使えそうです。
実機そのままって感じらしいですがさわりやすいです。
— IBUKI -息吹- (@sd_musica) 2021年1月10日
ずっと気になってたREPRO安くなってたので買ってみたんだけどなんでもっと早く買わなかったんだと言う気持ちになった。どストライクなやつだった。
— 新井俊也 (@toshiya_arai) 2020年12月21日
Reproはそこまでシンセに明るくない自分でもすげぇ!と思う音で
適当に音出すだけで気持ちよくなって満足してDAWを閉じるレベル(アカン)
でもかなり負荷が高いのでArturiaも欲しい— 未来性器ブラブラチンチン (@Bullatin) 2021年1月11日
気がつけば今作もシンセサイザーは全てU-heのReproオンリー。どんだけ好きなんだ。いや大好きです。
— ナカヤマコウジ (@cutupfunk) 2021年1月22日
Mini V / Arturia
Mini V / Artuira は、伝説的なアナログシンセサイザー Minimoog / Moog のクローン・ソフトシンセです。
Minimoogはクラフトワークをはじめ、無数のアーティストに使用されています。
音色がとても太く、ベース、リードなどに最適です。 Minimoogはモノフォニックですが、Mini Vではポリフォニックも可能になっています。
ボーカルフィルターやモジュレーターなどの機能拡張がなされています。
Mini V は、Arturiaのソフトシンセバンドル V Collection に収録されています。
Prophet 5 V / Arturia
Prophet 5 V / Arturia は、アナログポリシンセの名機Prophet-5 のクローン・ソフトシンセです。
Prophet 5 は、1978年にアメリカのSequential Circuits社から発売された5音ポリフォニックのアナログシンセです。
デペッシュ・モード、ヴィンス・クラーク、ジャパン、ニュー・オーダーなどが使用しています。
Prophet V は、Arturiaのソフトシンセバンドル V Collection に収録されています。
PolyMax Synth / Universal Audio
Polymax Synth は、シンプルで使いやすいアナログ系ポリフォニックシンセサイザープラグインです。
特定のモデルのクローンではなくオリジナルの設計です。サウンド的には、Roland JUNOなどに似た系統でレトロでアナログ感のある音になっています。
2xオシレーター、1xフィルター、2xエンベロープ、1xLFOの構成で、2系統のエフェクト(モジュレーション+空間系)とアルペジエーターも備えています。
FMやオシレーターシンクも可能で、シンプルながらも幅広い音作りが可能です。
Nativeプラグインのため、Univarsal Audioのハードウェアなしで使うことができます。
インターフェイスがシンプルで分かりやすいので、使い勝手のよいアナログ系のポリシンセをお探しの方におすすめです。
Sylenth1 / Lennar Digital
Sylenth1 は、オランダのLennar Digital社による使いやすいアナログ系ソフトシンセです。
アナログ感あるレトロなサウンドから、EDM向けのモダンなサウンドまで幅広く出すことができます。
シンプルな設計でインターフェイスがわかりやすく、シンセ初心者の方でも使いやすいシンセです。
非常に動作が軽いシンセのため、低スペックのパソコンでも安定して動作します。
使用アーティスト: Martin Garrix, Skrillex, Deadmau5, Avicii, Hardwell, Zedd, Tiest, Afrojack, Nicky Romero, David Guetta, Diplo, Steve Aoki, Madeon, Flume, Dillon Francis, Kygo, Alan Walker, The Chainsmokers, KSHMR
購入者の口コミ・レビュー
シンセサイザー4本使ってるけどダントツでSylenth1使うな~時点でSpire
— しいまむ (@Siimamu_Trance) 2021年6月22日
結局アナログ系の音が好きすぎて、ほぼSylenth1しか使ってない。
— Lycorizer (@lycorizer) 2021年6月25日
sylenth1、最初からいっとけば良かった……
アナログの音がどういうもので、デジタルの音がどういうものということすらわかってなかったからということもあるけれど……こっちや
— Hiroki Omomo (@OmomoHiroki) 2021年6月12日
まわりまわってSylenth1になった。やっぱ使いやすいわ。
— CleanTears (@cleantears) 2021年6月16日
Synth1 / Daichi(フリー)
Synth1 / Daichi は、アナログモデリングシンセの名機 Nord Lead 2 / Clavia を手本につくられた、無料の日本製バーチャル・アナログ・シンセサイザーです。
FM系|おすすめソフトシンセVSTプラグイン
FMシンセとは、音響合成にFM合成を用いたシンセサイザーです。
FMシンセの代表的な機種は、1983年にYamahaが発売したDX7です。現在、発売されているFMシンセのプラグインは、DX7のクローン、または、DX7とほぼ同じアルゴリムを用いたものです。
FM合成はデジタル合成なので、DX7などのハードウェアFMシンセの音色を、ソフトウェアでほぼ完全に再現できます。
FMシンセは独特のキラキラした金属的な音が出せます。音作りが非常に難しいので、主にプリセットを使います。
DX7 V / Arturia
DX7 V は、1983年に発売されたFMシンセの名機 DX-7 / Yamaha のクローン・ソフトシンセです。
音色はDX7の音そのものです。キラキラとしたベル音色や、FMならではのエレピ、ベース音色などが聴いたことのあるDX7サウンドが再現できます。
FMシンセは音作りが難しいですが、約490のプリセットを収録しているので、プリセットを選ぶだけでも十分に使うことができます。
本家DX-7のプリセットファイルを読み込むこともできます。
Artuira版では、エンベロープなどをグラフィカルに表示できるインターフェースが追加されており、FMシンセの使いにくさを解消しています。
DX7 V は、Arturiaのソフトシンセバンドル V Collection に収録されています。
FM8 / Native Instruments
FM8 / Native Instruments は、FMシンセの名機 DX7 / Yamaha のクローンシンセです。
FMシンセは80年代に流行したシンセで、キラキラした音色に特徴があります。
FMシンセシスのサウンドが、革新的な新機能と共に、スマートなユーザーインターフェイスに収められています。
使用アーティスト: Skrillex, Deadmau5
FM8 は、Native Instruments のプラグインバンドル Komplete に収録されています。
Dexed / asb2m10(フリー)
Dexed / asb2m10 は DX-7 / Yamaha クローンの無料のFMシンセサイザーです。
総合系|おすすめソフトシンセVSTプラグイン
Falcon 2 / UVI
Falcon 3 / UVI は、減算、PM、FM、ウェーブテーブル、加算、物理モデリングというほぼすべてのシンセシス方式を搭載した万能ソフトシンセです。
サンプラー機能もありグラニュラーシンセシスを行うこともできます。
90種を超えるエフェクトも搭載しており、非常に多彩な音作りが可能です。
購入者の口コミ・レビュー
Falconはいろんなタイプのオシレーター積んでるから、質感でシンセ使い分ける用途でもなければ1台でかなり広範囲に使える。
FMは4オペやけど、並列に並べたら8オペでも12オペでも出来る。5オペ以上の直列とかは出来ないけどその領域を使いこなせる人は少ないやろなww— Hideki Tanaka (@hetareDTMer) 2021年6月18日
Falconは凄すぎて、シンセなのかどうかもよくわからないです。
音の3Dプリンターみたいな感じというか。。
プリセットをまだ全部聴くことすらできてないっす。。 https://t.co/Sntpv3oEl2— 品川 洋 (@old47shinagawa) 2021年6月3日
Falconはシンセサイザーとしてほぼ全てのシンセシスが搭載されたエンジンを搭載してるので、作れない音はないくらい、拡張性は高いですよね。音の質もエフェクトの質もいいのでトータルでサウンドクオリティが高いシンセだと思います。
— musictrack (@musictrackjp) 2021年6月3日
最近めちゃくちゃシンセ音源のセールスに心動かされるんだけど、結局falconとmassive xで大体なんでもできちゃうので使わなさそうなんだよな…
— h i y a m a (@hvmevln) 2021年6月8日
falconシンセ、あれは別格だな。
我が道をゆくって感じ。— BUFFER ZONE@track maker (@46koa) 2021年5月28日
VPS Avenger / Vengeance Sound
VPS Avenger / Vengeance Sound は、バーチャルアナログ、FM、ウェーブテーブル、サンプリングの合成方式を搭載したソフトシンセです。
ハウス、トロピカルハウス、ディープハウス、トランス、ダブステップ、EDMなどのジャンル向けのプリセットを収録しています。
ドラム用サンプラーとしても使うこともできます。
使用アーティスト: David Guetta
購入者の口コミ・レビュー
発売から推している最強のモンスターシンセ音源。この音源は安いからではなく、優れているからひたすら推しです。但しCPU負担は高めです。それを差し引いても推しです。
— ADSRX (@adsrx) 2021年7月1日
少し前に買ったVPS Avengerを改めて触ってみてるけどコレは中々色々できそうで面白いシンセだなぁ
アナログっぽいこともFMっぽいこともウェーブテーブルっぽいこともコレ一台でできる。
その代わりにやや重い(メモリ的にも操作難易度的にも)— Yasuki (@gon2_Yy7) 2021年5月22日
『VPS Avenger』手に入れちゃいました!!
やばい、当分シンセはこれ一台でいいかもw(高負荷で落ちなければ~) https://t.co/o0ZXwDybVG— ひろぽん@MIX師 依頼受付中 (@hiropon_pegasus) 2021年3月13日
SynthMaster / KV331
SynthMaster は、トルコの KV331 Audio社によるセミモジュラータイプのソフトシンセです。
加算合成、減算合成、ウェーブテーブル、FMなど、多くのシンセシス方式を搭載しています。
マルチアルゴリズムオシレーター、アナログモデルのフィルター、11種類の高品質エフェクトを自由にルーティングできます。
使用アーティスト: Martin Garrix, Avicii, Zedd, Tiesto
購入者の口コミ・レビュー
Synthmasterはクッソ便利なんだけど、未だに上手く使えてない気がするしプリセットちょっと弄るのすら躊躇する
主役にしづらいけど支えにするのにすごく重宝してる、やっぱ買って良かったな(なんやねん)— バナナヘッヨ (@orchehit_255) 2021年6月6日
SynthMasterこんな神々しい音出せたんだな…って今更気付いている
— DUZI (@wivadipe) 2021年5月22日
synthmasterほんとに深いな。
— イトケン (@harpyitoken) 2021年5月30日
物理モデリング系|おすすめソフトシンセVSTプラグイン
Chromaphone / Applied Acoustics Systems (AAS)
Chromaphone / Applied Acoustic Systems は、 弦や膜などの振動特性をモデリングする物理モデリング合成を用いたシンセサイザーです。
アナログモデリング、ウェーブテーブル、FMなどでは不可能な本物のアコースティック楽器のようなリアルな音を出せるのが特徴です。
ドラム、から弦楽器、ピアノ、オルガンなど様々な音色をつくることができます。弦、膜、菅、棒、板などを組み合わせて現実には存在しない楽器の音をつくることもできます。
Chromaphone 3には、最先端のアコースティック・オブジェクト・シンセシスを最大限に活用した1000以上のプリセットが搭載されています。
モジュラー系|おすすめソフトシンセVSTプラグイン
Modular / Softube
Modular / Softube は、Eurorackモジュラーシンセをモデリングしたソフトシンセです。
Doepfer や Intellijel といった人気のユーロラックモジュラーメーカーの製品を公式にモデリングしています。
標準のモジュラープラグインには、6つのDoepferモジュールと、シーケンサー、ミキサー、ディレイを含む20以上のユーティリティモジュールが同梱されています(オプションで追加購入も可能)。
また、すぐに始められるように大規模なプリセット・ライブラリも用意されています。
Zebra 2 / u-he
Zebra 2 / u-he は、セミモジュラータイプのソフトシンセです。
減産シンセシスがメインですが、FMシンセ、加算シンセ機能も搭載されています。
Reaktor / Native Instruments
Reaktor / Native Instruments は、オシレーターやフィルター、エンベロープなどのさまざまな部品を自由に組みわせて、自分のシンセやエフェクターをつくることができるソフトウェアです。
自分でシンセやエフェクトをつくることができなくても、有料または無料で多数のデバイスが配布されています。
Monarkなど、いくつかの Native Instruments のプラグインはReaktorで作られています。
モジュラーシンセ Reaktor Blocks も収録されており、モジュラーパッチングの自由度と柔軟性を、REAKTORの高品質DSPと組み合わせています。刺激的な40以上のBlocksが付属しています。
使用アーティスト: Skrillex, Knife Party, Trent Reznor, The Chainsmokers, Squarepusher, Air, Broadcast, Tim Exile
購入者の口コミ・レビュー
reaktor、ハマるとエフェクターもシンセもなんでもぜんぶ自作しはじめて曲作りどころじゃなくなりそーでこゎぃです!w
— ayapi
ぁゃぴ
(@upgrade_ayp) 2021年6月12日Reaktorはシンセ作るシンセなので気楽に触るとパニックになるやで!
— おいちゃん (@oichan_D) 2021年6月27日
Reaktor は、Native Instruments のプラグインバンドル Komplete に収録されています。
まとめ
DTM初心者の方が、まず買うべきなのはウェーブテーブル式とサンプリング式のソフトシンセです。
この2種類のシンセを持っておけば、DTMでの音楽制作に必要な音色の大部分をカバーできます。また、ウェーブテーブル式もサンプリング式も使い方が分かりやすいので、初心者の方に最適です。