作曲初心者の方が困るのが「どのコード進行を使えばいいのか分からない」ということではないでしょうか。
コード理論の解説書などには、あまりに多くのパターンやテクニックが書かれていて、実際に使えるのはどのコードド進行なのか分かりにくいです。
そこで、この記事では最近のポップスのヒット曲で実際によく使われている定番のコード進行とその使用曲を紹介します。
この記事の読み方
この記事では、曲のセクションを表すのに「ヴァース」「プリコーラス」「コーラス」「ドロップ」といった用語を使います。これらは、主にアメリカ・ヨーロッパで使われている用語です。
「コーラス」は曲の盛り上がりの部分、日本では「サビ」と呼ばれる部分です。
「プリコーラス」は、「コーラス」へ向けて盛り上がっていく部分。
「ヴァース」は、歌い始めあたりの比較的落ち着いた部分、日本では「Aメロ」と呼ばれる部分です。
「ドロップ」は、比較的新しい用語で、曲のテーマとなるようなシンセ・ベースリフなどが鳴るインストゥルメント(歌なし)の部分です。
コード進行は、すべてCメジャースケール、またはAマイナースケールで記載しています。事例として挙げている曲は、Cメジャースケール、またはAマイナースケールでない場合があります。
メジャー、メジャーセブンス、あるいマイナー、マイナーセブンスなどを区別せず、単にメジャーコード、またはマイナーコードで記載しています。事例として挙げている曲では、メジャーセブンス、マイナーセブンス、テンションなどが使われている場合があります。
おすすめコード進行
4-5-6-1(F-G-Am-C)
近年もっともよく使われているコード進行のひとつ。
「4-5-1」の「1」を「6-1」に分割したコード進行といえます。「4-5-1」と似た雰囲気のコード進行です。
ルート(ベース)が「ファ〜ソ〜ラ〜ド〜」と順番に上がっていく、わかりやすい高揚感があります。
4-5-6と合わせて使われるパターンが多いです。ヴァースは「4-5-6」で抑えめにしておいて、コーラスで「4-5-6-1」で開放するような使い方です。
4-5-6-1(F-G-Am-C)の使用曲
Selena Gomez, Marshmello – Wolves (2017)
ドロップ(歌が盛り上がった後のインスト(歌なし)の部分)で「4-5-6-1」のコード進行が使われています。ドロップ前のプリコーラスのような部分では「4-5-6-5」と合わせて「4-5-6-5 4-5-6-1」としています。
4-5-6(F-G-Am)
「4-5-6-1」と似たコード進行ですが、トニック(C)へ行って開放せずAmのまま終わります。荘厳でダークな感じのコード進行です。
「4-5-6-1」とセットで使われるパターンも多いです。
4-5-6(F-G-Am)の使用曲
Lana Del Rey – Lust For Life ft. The Weeknd (2017)
コーラス部分(歌詞が「In a lust for life, In a lust for life
Keeps us alive, Keeps us alive」の部分)で「4-5-6」が使われています。
4-5-6-5(F-G-Am-G)
「4-5-6-1」「4-5-6」と似ているコード進行です。「4-5-6」で4に戻る前に5を経由する感じです。
荘厳で切ない感じのあるコード進行です。
4-5-6-5(F-G-Am-G)の使用曲
The Chainsmokers & Coldplay – Something Just Like This (2017)
Chainsmokersは、この「4-5-6-5」系のコード進行をよく使っています。この曲では、頭から終わりまでずっと「4-5-6-5」のコード進行です。
4-5-6-3(F-G-Am-Em)
「4-5-6-1」「4-5-6」「4-5-6-5」と似ているコード進行です。終わりにマイナーコードが2つ続くため、かなり切ない感じのコード進行です。
4-5-6-3(F-G-Am-Em)の使用曲
Charlie Puth – We Don’t Talk Anymore (feat. Selena Gomez)
コーラス部分(歌詞が「We Don’t Talk Anymore」の部分)に「4-5-6-3」使われています。
4-1-5-6 (F-C-G-Am)
サブドミナント始まりですが、浮遊感よりは安定感が強い感じのコード進行です。Amで終わる暗い感じのコード進行のため、マイナースケールのメロディーが合う感じです。
4-1-5-6 (F-C-G-Am) の使用曲
Rihanna – Umbrella (2007)
コーラス部分で「4-1-5-6」が使われています。この曲は少し古いですが、このコード進行自体は現在でもよく使われています。
4-6-5 (F-Am-G)
淡々とした浮遊感のあるコード進行です。解決することなくフワフワしつづけている感じです。
比較的よく使われています。似た進行に「4-6-5-3」があり、こちらのパターンもよく使われています。
4-6-5 (F-Am-G) の使用曲
Justin Bieber – Sorry (2015)
4-6-5-3 (F-Am-G-Em)
上記の「4-6-5」と似ていますが、「3」で終わるため解決感があります。切ない感じのコード進行です。
よく使われています。
4-6-5-3 (F-Am-G-Em) の使用曲
Khalid – Better (2018)
1-5-6-4 (C-G-Am-F)
非常に有名なコード進行です。コード進行の教科書などで、真っ先に出てくる進行のひとつです。トニック(Cメジャーコード)から始まるため、サブドミナント始まりの進行より安定感があり重たい感じの進行です。
今風というよりはクラシカルな印象を与えるコード進行です。現在でもよく使われる進行です。
この進行で有名な例はビートルズの「Let It Be」の出だしの部分です。
1-5-6-4 (C-G-Am-F) の使用曲
Maroon 5 – Girls Like You ft. Cardi B (2018)
曲の全編にわたり、この「1-5-6-4」のコード進行が使われています。
The Beatles – Let It Be (1968)
出だしの部分が「1-5-6-4」です。
1-6-4-5 (C-Am-F-G)
定番の循環コードです。循環コードとは、トニック(C)で始まって、トニックへ戻ってくる進行です。中でもトニック-トニックの代理-サブドミナント-ドミナントというパターンがもっとも定番です。
1-6-4-5 (C-Am-F-G) の使用曲
Daddy Yankee – Dura (2018)
曲の全編にわたり、この「1-6-4-5」のコード進行が使われています。
6-4-5-1 (Am-F-G-C)
ダークかつ高揚感のあるコード進行です。
「4-5-6-1」と似たわかりやすい高揚感、開放感のあるコード進行です。
マイナーコードで始まるため、ダークなマイナー感あるメロディーと相性のよいパターンです。
6-4-5-1 (Am-F-G-C) の使用曲
Calvin Harris – This Is What You Came For ft. Rihanna (2016)
曲の全編にわたって「6-4-5-1」の進行が使われています。
6-4-1-5 (Am-F-C-G)
「6-4-5-1」と似ていますが、終わりが5のため開放感が少なくより暗い印象のコード進行です。
6-4-1-5 (Am-F-C-G) の使用曲
Alan Walker – Faded (2015)
曲の全編にわたって「6-4-1-5」のコード進行が使われています。
おしゃれなコード進行
4-3(M)-6-1(7) (F-EM-Am-C7)
ノンダイアトニックコードを使ったオシャレなコード進行です。3、1でノンダイアトニックコードを使います。
コードの繰り返しの頭のFに戻るときに、セカンダリードミナントのC7を経過的に使ってフワッとさせる定番の手法です。
軽くおしゃれな感じの印象のコード進行です。
Ariana Grande – thank u, next (2018): 全編
4-3(M)-6-2 (F-EM-Am-Dm)
EMがノンダイアトニックコードになります。
Ariana Grande, Social House – boyfriend (2019): 全編
4-3(M)-6-5(m) (F-EM-Am-Gm)
EMとGmがノンダイアトニックコードです。
Doja Cat – Like That ft. Gucci Mane (2020): 全編
その他のコード進行
1-2-3-2 (C-Dm-Em-Dm)
「トニック-サブドミナント」を繰り返す、淡々とした進行。
1-2-3-4 (C-Dm-Em-F)
ルートが順々に上がっていく、高揚感のある進行。
1-2-3-6 (C-Dm-Em-Am)
トニック系コードが多い、落ち着いた印象の進行。
1-2-5-6 (C-Dm-G-Am)
ツーファイブの「2-5」の後にトニックの「1」へ進まず、「6」へ偽終止するパターン。
1-3-2-5 (C-Em-Dm-G)
定番の循環コード「1-6-4-5」のトニックの代理の「6」を「3」に、サブドミナントの「4」を「2」に変えたパターン。
1-3-4-5 (C-Em-F-G)
定番の循環コード「1-6-4-5」のトニックの代理の「6」を「3」に変えたパターン。
1-4-1-5 (C-F-C-G)
1-4-5 (C-F-G)
1-4-5-1 (C-F-G-C)
「トニック – サブドミナント – ドミナント – トニック」のメジャースケールの基本といえるコード進行です。安定感、王道感のあるパターンです。
- Maren Morris – The Bones (2019): コーラス (1/3-4-5-1/6)
- この曲では、分数コードを用いてベースがひとつづつ上がっていく、高揚感あるコード進行になっています。
1-4-6-5 (C-F-Am-G)
- Selena Gomez – Lose You To Love Me (2020): ヴァース
1-5-3-6 (C-G-Em-Am)
トニック系コードが多く、落ち着いた印象の進行。
1-5-4-1 (C-G-F-C)
1-5-6-3 (C-G-Am-Em)
トニック系コードが多く、落ち着いた印象の進行。
1-5-6-4 (C-G-Am-F)
「トニック->ドミナント->トニック->サブドミナント」と進むパターン。
ビートルズの「Let It Be」の冒頭で有名な進行です。
1-6-2-5 (C-Am-Dm-G)
循環コードの基本的なパターン「1-6-4-5」の「4」を代理コードの「2」に置き換えた進行。「イチ・ロク・ニー・ゴー」と呼ばれる循環コードの代表的パターン。
1-6-3-5 (C-Am-Em-G)
トニック系のコードが3つ続き、ドミナントへ進むパターン。変化の少ない淡々とした進行です。
1-6-4-1 (C-Am-F-C)
強進行を促すドミナントを含まないため、淡々とした印象の進行です。
1-6-4-5 (C-Am-F-G)
循環コードの基本的なパターン。循環コードとは、トニックから始まってトニックに戻ってくるコード進行のこと。
この「1-6-4-5」のようにあ、トニック->トニックの代理->サブドミナント->ドミナントというパターンが最もポピュラーな循環コードです。
1-6-5 (C-Am-G)
- Khalid – Young Dumb & Broke (2017): 全体
2-3 (Dm-Em)
- Drake – God’s Plan (2018): 全体
- Drake – Hotline Bling (2015): 全体
2-3-6 (Dm-Em-Am)
マイナースケールの定番のコード進行です。レゲエっぽい印象を与える進行で、レゲエ調のポップスでよく使われます。
- J. Balvin, Bad Bunny – Que Pretendes(2019): 全体
- Ariana Grande – Side To Side ft. Nicki Minaj (2016): コーラス
2-3-6-3 (Dm-Em-Am-Em)
「2-3-6」とほぼ同じ雰囲気のコード進行です。こちらもレゲエ風のポップスに合います。
- Swae Lee – Won’t Be Late (2019): 全体
2-3-6-5 (Dm-Em-Am-G)
「2-3-6」系のコード進行です。こちらもレゲエ風のポップスに合います。
- Bad Bunny feat. Drake – Mia (2018): 全体
2-4-6-5 (Dm-F-Am-G)
- Sam Smith – How Do You Sleep? (2019): 全体
2-5-1 (Dm-G-C)
いわゆる「ツー・ファイブ・ワン」の進行。
2-5-1-4 (Dm-G-C-F)
「ツー・ファイブ・ワン」の後に、完全5度下行(完全4度上行)して「4」へ進むパターン。
すべてのコードが、完全5度下行(完全4度上行)の強進行になっている、いわゆる「サイクルオブ5th」の進行でスムーズな流れの進行です。
「Dm7-G7-CM7-FM7」で使われることが多いです。
2-5-1-6 (Dm-G-C-Am)
定番の「1-6-2-5」を「2-5」から始めたパターン。
2-5-3-6 (Dm-G-Em-Am)
日本人が好む「4-5-3-6」の「4」を代理の「2」に変えたパターン。「4-5-3-6」よりもより切ない印象になります。
2-6 (Dm-Am)
- The Weeknd – Call Out My Name (2018) : 全体
2-6-1-2 (Dm-Am-C-Dm)
- Major Lazer – Be Together (feat. Wild Belle) (2015): 全体
2-6-1-5 (Dm-Am-C-G)
- Alan Walker – Diamond Heart (feat. Sophia Somajo) (2018): 全体
2-6-5-4 (Dm-Am-G-F)
- Mabel – Mad Love (2019): 全体
3-2-5-1 (Em-Dm-G-C)
トニックの代理の「3」から始まりツーファイブワンへ進む進行です。
3-6-2-5 (Em-Am-Dm-G)
すべてのコードが、完全5度下行(完全4度上行)の強進行になっているパータン。いわゆる「サイクルオブ5th」の進行でスムーズな流れの進行です。
3-6-4-5 (Em-Am-F-G)
循環コードの定番「1-6-4-5」の「1」を代理の「3」に置き換えたパターン。「1-6-4-5」より切ない印象のコード進行です。
4-1-3-6 (F-C-Em-Am)
- Sam Smith – To Die For (2020): コーラス
4-1-5-1 (F-C-G-C)
フワッとしたサブドミナント終始のあとに、しっかりとしたドミナント終始がくるコード進行です。安定感があり荘厳な感じの進行です。
- Selena Gomez – Lose You To Love Me (2019):プリコーラス、コーラス
4-1-5-6 (F-C-G-Am)
「4-1」のサブドミナント終始と「5-1」のドミナント終始の「1」を代理に変えた「5-6」の偽終止を組み合わせたパターン。
「4-1-5-1」と似ています。
4-2-6-1 (F-Dm-Am-C)
- Major Lazer – Know No Better (feat. Travis Scott, Camila Cabello & Quavo) (2017): 全体
4-2-6-5 (F-Dm-Am-G)
- Martin Garrix & Troye Sivan – There For You (2017): コーラス
4-3-2 (F-Em-Dm)
ルートが順々に下がっていくパターン。切ない印象の進行です。
4-3-2-1 (F-Em-Dm-C)
ルートが順々に下がっていくパターン。切ない印象の進行です。
4-3-6 (F-Em-Am)
- Calvin Harris – Slide ft. Frank Ocean, Migos (2017): 全体 (FM7-Em7-Am7)
4-3-6-1 (F-Em-Am-C)
「4-5-6-1」に似たコード進行です。少しダークな感じがありつつも高揚感のあるパターンです。
- Halsey – Nightmare (2019): 全体
4-5(F-G)
淡々とゆらゆら浮遊し続けるコード進行です。
- Kim Petras – Broken (2019) : 全体
4-5-1(F-G-C)
サブドミナント始まりのメジャースケールの王道のコード進行です。浮遊感や高揚感のある進行です。EDM系のポップスなどにおすすめです。
「4-5-6-1」の元になる進行ですが、「4-5-1」より「4-5-6-1」のほうがよく使われています。
- Zayn – Pillowtalk (2016): ほぼ全体(4-5-4-5-1)
4-5-1-6 (F-G-C-Am)
定番の循環コード「1-6-4-5」を、サブドミナントの「4」から始めたパターン。「1-6-4-5」より軽く切ない印象の進行です。
- Alan Walker – Sing Me To Sleep (2016): コーラス (Sing me to sleep now…)
4-5-1-6-5 (F-G-C-Am-G)
上記の「4-5-1-6」の変形した進行です。
- Marshmello & Halsey – Be Kind(2020): コーラス
4-5-3 (F-G-Em)
「4-5-1」のトニックの「1」を代理の「3」に変えたパターン。
4-5-3-6 (F-G-Em-Am)
日本人が非常に好むコード進行として有名な進行。
「4-5-1-6」のトニックの「1」を代理の「3」に変えたパターン。「4-5-1-6」よりも切なく、トニックが出てこないので浮遊感がある進行です。
- David Guetta – Titanium ft. Sia (2011) : コーラス、ドロップ
4-5-6 (F-G-Am)
「4-5-1」のトニックの「1」を代理の「6」に変えたパターン。
近年、非常によく使われているパターン。「4-5-6-1」と合わせて使われることが多い。
4-5-6-2 (F-G-Am-Dm)
- Tiësto, Jonas Blue & Rita Ora – Ritual (2019): コーラス
4-6-3 (F-Am-Em)
- INNA – Sober (2020): 全体
- FM7-Am7-Em7
4-6-5-2 (F-Am-G-Dm)
- LSD – Audio ft. Sia, Diplo, Labrinth (2018): 全体
5-4-1 (G-F-C)
6-1-3-4 (Am-C-Em-F)
- Major Lazer – Cold Water (feat. Justin Bieber & MØ) (2016): 全体
6-1-4 (Am-C-F)
浮遊感があり切ない感じのコード進行です。
- DJ Snake, Lauv – A Different Way (2017): 全体
6-1-5-2 (Am-C-G-Dm)
- Selena Gomez – Feel Me (2020): 全体
6-2-3 (Am-Dm-Em)
6-2-3-6 (Am-Dm-Em-Am)
6-2-4-5 (Am-F-C-Em)
- Ed Sheeran – Shape Of You (2017): 全体
6-2-5-1 (Am-Dm-G-C)
代表的な循環コード「1-6-2-5」を「6」から始めたパターン。すべてのコードが完全5度下行(完全4度上行)するスムーズな進行です。
6-3-2 (Am-Em-Dm)
6-3-4-5 (Am-Em-F-G)
「1-4-5」の「1」を「6-3」で代理したパターン。切ない印象の進行です。
6-4-1-3 (Am-F-C-Em)
定番の「6-4-1-5」に似ている進行です。
- Halsey – You should be sad (2020) : 全体
- ZAYN – Dusk Till Dawn ft. Sia (2017): 全体
6-4-1-5 (Am-F-C-G)
マイナーキーでよく使われるパターン。
6-4-2 (Am-F-Dm)
変化の少ない淡々としたマイナー感ある進行。
- Selena Gomez – Dance Again (2020): ほぼ全体
6-4-3 (Am-F-Em)
6-4-5-1 (Am-F-G-C)
基本的な循環コード「1-6-4-5」を「6」から始めたパターン。マイナースケールに合うマイナー感ある進行ですが、メジャースケールにも使えます。
6-4-5-3 (Am-F-G-Em)
- Tones And I – Dance Monkey (2019): 全体
6-4-5-6 (Am-F-G-Am)
- Khalid – OTW ft. 6LACK, Ty Dolla $ign (2018): 全体
6-5-2-3 (Am-G-Dm-Em)
- G-Eazy & Halsey – Him & I (2017): 全体
- French Montana – Unforgettable ft. Swae Lee (2017) : 全体
- パワーコードが使われています。
6-5-2-4 (Am-G-Dm-F)
- The Weeknd, Kendrick Lamar – Pray For Me (2018) : プレコーラース、コーラス
6-5-3-4 (Am-G-Em-F)
- Selena Gomez – Look At Her Now (2019): 全体(ブリッジ以外)
6-5-4-3 (Am-G-F-Em)
ルートがひとつずつ下がっていくコード進行です。沈んでいくような暗い印象です。
- Halsey – Still Learning (2020): 全体
6-5-4-5 (Am-G-F-G)
ルートがひとつずつ下がって上がって戻ってくる淡々としたコード進行です。ダーク感がありつつもダークすぎない印象です。
- Dua Lipa – New Rules (2017): 全体
まとめ
最近よく使われているコード進行のパターンを紹介しました。
どのコード進行を使えばよいか分からないという作曲初心者の方は、この記事で挙げた進行を使ってみることをおすすめします。
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