Pioneer DJ が新マルチプレーヤー「CDJ-3000」を発表!

AlphaTheta社(旧Pioneer DJ)が、最新フラグシップモデルのプロDJ/クラブ向けマルチプレーヤー「CDJ-3000」を発表しました。 「CDJ-3000」は「CDJ-2000NXS2」の後継機にあたるモデルです。 発売日は、2020年9月24日です。

CDJ-3000の特長


進化したMPU
CDJ-3000は、Pioneer DJのCDJの中で最も高性能で処理能力が高いMPUを搭載し、これまでのCDJよりもスムースで安定した動作を実現しました。MPUの処理能力が向上したことにより、楽曲やHOT CUEのロード時間が大幅に短縮しただけでなく、これまで実現することができなかった数々の新機能を搭載しました。
ギガビット伝送に対応したPRO DJ LINK用LAN端子
PRO DJ LINKを構築するLAN端子は高速データ伝送を可能にするGigabit Ethernetに対応しました。これにより、1つのUSBストレージデバイスやSDカード内のオーディオファイルを最大6台のCDJ-3000で共有できるようになりました。
ディスプレイの視認性向上
ディスプレイの最大輝度がCDJ-2000NXS2との比較で1.5倍以上になり、プレイする環境に応じて輝度を調整することで、視認性を向上させることができます。
さらに丈夫になったコンポーネント
堅牢で高品質なアルミ製の天板と新設計されたPLAY、CUE、HOT CUEボタンは、これまで以上の耐久性を備えています。ロック可能なV-Lock電源ケーブルは、プレイが中断されてしまう不慮の断線を防ぎます。また、取り回しに優れプロフェッショナルな現場でも使用できる高品位なデジタルケーブルも付属しています。
原音を忠実に再現し、さらにDJの表現力を際立たせる究極のサウンド
CDJ-3000は、低ノイズ設計技術および高度なデジタル音声処理技術を高次元で統合し、高い原音再現性とともにDJの表現力を際立たせる究極のDJサウンドを実現し、オーディエンスがより高音質で音楽を楽しめるように徹底した音質の向上を図りました。 再生可能な全てのオーディオフォーマットにおいて内部のオーディオ処理を96kHz/32bit浮動小数点演算に統一しました。これにより、原曲の持つ音の繊細さや奥行・空気感、さらには低域の微細な音色の変化さえも漏らしません。 可変速再生やMASTER TEMPO、本機で新規搭載されたKEY SHIFT機能といった高度なオーディオ処理技術を通じて出力されるDJサウンドは、従来のCDJとは比較にならないほど実在感あふれる空間描写力とより音楽的な低音の表現力を実現しました。 また、DACの能力を最大限引き出すために、オーディオ回路を構成する部品に対して1つ1つ見直しをかけました。アナログオーディオは悪影響の大きいデジタルノイズを徹底的に低減し、デジタルオーディオはキーパーツの試作と試聴を繰り返すことで、大音量でも長時間聴き続けたくなるような、自然なサウンドに仕上げています。
必要な情報が一目で分かる9インチ高解像度タッチディスプレイ
CDJ-2000NXS2よりも大きく鮮明なタッチディスプレイを採用したことで、より多くの情報をもとに直感的にブラウズできるようになりました。 さらに、表示させたい情報をカスタマイズでき、文字サイズなどもお好みに合わせて設定できるようになりました。また、タッチディスプレイ上でスワイプやソート操作も可能なので、DJのワークフローをよりスムースにします。
TOUCH PREVIEW
新たに、ブラウズセクションに波形情報を表示するPREVIEWが追加されたことにより、視覚的に楽曲の構成を把握できるようになりました。さらに、波形をタッチすることで楽曲を視聴することができます。CDJ-3000と「DJM-V10」や「DJM-900NXS2」をPRO DJ LINK経由で接続している場合は、LINK CUE機能を使って楽曲を試聴することができます。
TOUCH CUE
再生中の楽曲でも、全体波形にタッチすることで同楽曲の別のパートをLINK CUE機能を使って聞くことができるようになりました。特にDJの交代時やBack to Backの際に、再生楽曲の先の展開を聞いてミックスに役立てることができます。
STACKED WAVEFORM
再生中の拡大波形に、マスター波形を並べて表示できるようになりました。グリッド情報のみでは把握できない楽曲の展開を視覚的に確認でき、適切なミックスポイントを把握してDJプレイができるようになります。
3Band波形
これまでのRGBとBlueのオプションに加え、3Band波形が選択できるようになりました。3Band波形では、楽曲のHIGH, MID, LOWを色別で表示することにより、キックやハイハットなどのサウンドを個別で見ることができ楽曲の構成をより把握しやすくなりました。
KEY SYNCとKEY SHIFT
キーが異なる楽曲同士でも自動的にキーを合わせることができるKEY SYNC機能を搭載しました。ボタンを押すだけでキーを自動的に調整し、自然なミックスができるようになります。タッチディスプレイのKEY SHIFTを使用すれば、手動で楽曲のキーを上下に変化させることができます。
CDJ史上最も滑らかなジョグ
滑らかな操作性でピッチベンドやスクラッチプレイが可能になりました。ジョグの内部機構を刷新し、当社CDJの中でも最もスムースな操作感を実現しています。また、タッチレイテンシーを低減したことでレスポンスの早さも向上しました。 さらに、ジョグ内の表示部には液晶ディスプレイを採用し、アートワークも表示させることができるようになりました。
8つのHOT CUEボタン
ボタンの数と配置を見直し、ディスプレイの下に8個のボタンを横一列に配置しました。ディスプレイ内の全体波形を見ながら操作できるので、より直感的なDJプレイが可能になります。
BEAT JUMPボタン
ビートをキープしたまま瞬時に任意の拍数で再生位置を移動させるBEAT JUMPボタンを搭載しました。BEAT JUMPの値は1/2、1、2、4、8、16、32、64拍の中から選択できます。
進化したAUTO BEAT LOOPセクション
CDJ-2000NXS2に搭載されている4-BEAT LOOPボタンに加え、CDJ-3000には8-BEAT LOOPボタンを搭載しました。また、3、5、6、7、9 BEATなど奇数BEAT LOOPの拡張オプションを使うことでループプレイのバリエーションを広げました。
rekordboxとの連携による多様な演奏オプション
CDJ-3000はrekordboxのHardware Unlock対象機器のため、PERFORMANCEモードの機能を用いてDJプレイができます。また、「Beatport / Beatsource LINK」などのストリーミング音楽配信サービスの楽曲も使用できます。 最新のrekordbox for iOSとCDJ-3000をUSBケーブルで接続すれば、MP3やAACに加えて、WAV、FLAC、ALAC、AIFFといったロスレス形式のファイルでもDJプレイが可能です。 今後のアップデートにて、「Serato DJ Pro」に対応する予定です。
音に合わせて照明を自動で同期させる新機能、PRO DJ LINK LIGHTINGに対応
CDJ-3000で再生している楽曲のフレーズ解析情報をPC/Mac上のrekordboxが読み取り、RB-DMX1(別売り)を介することで、自動的に楽曲の展開に同期した照明演出ができます。
CDJ-3000の仕様・スペック
再生可能メディア :SDメモリーカード USBストレージデバイス PC/Mac iPhone 再生可能ファイル :WAV、AIFF (44.1/48/88.2/96kHz、16/24bit) FLAC (44.1/48/88.2/96kHz、16/24bit) Apple Lossless (44.1/48/88.2/96kHz、16/24bit) MP3 (44.1/48kHz、16bit) AAC (44.1/48kHz、16bit) USBストレージ対応ファイルシステム:FAT16 FAT32 HFS+ 対応ソフトウェア :rekordbox 周波数特性 :4Hz~40kHz S/N 比 :115dB 以上 全高周波歪率 :0.0018% 以下 オーディオ出力電圧 :2.0Vrms 音声出力端子 :Audio Out (RCA)×1 Digital Out (Coaxial)×1 USB 端子 :USB (タイプ A)×1 USB (タイプ B)×1 その他の端子 :LAN (1000Base-T)×1 電源 :AC 100V 50/60Hz 消費電力 :40W 最大外形寸法 (W×D×H) :329×453×118mm 本体質量 :5.5kg 付属品 :電源コード (V-lock) デジタルオーディオケーブル アナログオーディオケーブル LANケーブル クイックスタートガイド 使用上のご注意 保証書
