Bitwig Studio 5!レビューとセール情報!Producer, Essentialsの違いも解説!

DAW
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

この記事では、Bitwig社のDAW 「Bitwig Studio」について、主にAbleton Liveとの違いを中心に解説していきます。

各グレード、フル版、Producer、Essentialsの違いについても解説します。

これからBitwigを導入しようと思っている方、Abeton Liveからの乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Bitwig Studio のセール情報・安く買う方法

【1/8まで最大27%オフ】 Bitwig Studio Black Friday Sale

  • 期間: 2023/11/17~2024/1/8
  • 割引: 最大27%オフ
  • ショップ: Plugin Boutique、サウンドハウス、楽天など各ショップ
  • 内容:
    • Bitwig Studio(25%オフ)
    • Bitwig Studio Producer(25%オフ)
    • Bitwig Studio Essentials(205%オフ)

Bitwig Studio とは

Bitwig Studio は、ドイツ・ベルリンのBitwig社が開発しているDAWです。

Bitwig社は、Ableton社でLiveを開発していた開発者により設立されました。そのため、Bitwig StudioはAbleton Liveと非常に似ています。

2014年に最初のバージョンがリリースされた、かなり新しいDAWとなります。現在はバージョン5です。

Bitwig は、Ableton Liveと同じくループを主体としたエレクトロニックミュージック向けのDAWです。ポップス、ロック系には向いていません。

ユーザーは、Ableton Liveから乗り換えた方が多い印象です。

Bitwig Studio 5 の新機能

Bitwig Studio 5で新たに搭載された機能を紹介します。

MSEGモジュールを搭載

MSEG(マルチ・セグメント・エンベロープ・ジェネレーター)を用いた5つのモジュールSegments、Curves、Scrawl、Transfer、Slopesが導入されています。

Segmentsは、グローバルタイムスケーリングモードとループモードを持つエンベロープです。 グリッドおよびポリマーモジュールとして、または任意のパラメータを制御するモジュレータとして使用します。

Curvesは、ビートタイムやグルーブに同期できるLFOモジュレーターおよびグリッドモジュールです。

Scrawlは、GridとPolymer用のアンチエイリアスオシレーターです。

Slopesは、ステレオフェーズオプションを備えたGrid用のパターンシーケンサーです。

Transferは、Grid用のウェーブシェイパーです。

モジュレーターの拡張

モジュレーターは、インストゥルメントやエフェクトのデバイスのパラメーターをコントロールするだけでなく、ミキサーのコントロールが可能になりました。パンやボリュームフェーダーをLFOなどでコントロールできます。

また、プロジェクトレベルでのモジュレーションが可能になり、テンポなどをMSEGでコントロールしたりすることができるようになりました。

新しいパフォーマンスジェスチャー

クリップやシーンが次の小節線を待たずに、即座に切り替えられるようになりました。

リモートコントロールの追加

bitwig studio 5

ミキサーにリモートコントロール機能が追加され、選択したパラメーターをミキサーからコントロールできるようになりました。

新しいブラウザ

bitwig studio 5

プラグインや、プリセット、サンプルなどのブラウザが大幅に刷新されました。

Bitwig Studio の特徴

Bitwig Studio の特徴を、主にAbleton Liveと比較して解説します。

セッションビューとアレンジニューが同時に使える

Bitwig Studio

Bitwigには、Ableton Liveと同じくループ素材をグリッド状の画面に配置して曲のシーンをつくるセッションビュー機能があります。

Bitwigでは、セッションビューと一般的なアレンジビューを同時に表示して使うことができます。

あるトラックはセッションビューから再生、別のトラックはアレンジビューから再生するといったことができます。この機能はAbleton Liveにはありません。

また、セッションビューとアレンジビュー間で、MIDIクリップやオーディオクリップをドラッグして簡単に移動できます。

豊富なモジュレーション機能

Bitwig Studio

Bitwigには、LFOやエンベロープなど、モジュレーション用のデバイスが多量に収録されています。

Bitwig純正のデバイスや、サードパーティのソフトシンセやエフェクトなどのパラメーターに、モジュレーションをアサインして、LFOやエンベロープなどのモジュレーション機能を加えることができます。

Abletonにも同様の機能がありますが、Bitwigのほうが多機能でより使いやすくなっています。

複数プロジェクトを同時に開ける

Bitwigは複数のプロジェクトを同時に開くことができます。

昔作った曲のパーツなどを、今作っている曲にコピペするといったことができます。

Abletonは、複数プロジェクトを同時に開くことはできません。

Grid : モジュラーシンセ・エフェクト

Bitwig Studio Poly Grid

Bitwigには、モジュールを組み合わせてシンセやエフェクトを自作できるGirdというプラグインが搭載されています。

オシレーターやフィルター、エンベロープなどのパーツを接続するだけで、かんたんにシンセやエフェクトを作成できます。

Ableton Liveにも、シンセやエフェクトを自作できるMax For Liveが搭載されています。

Maxもパーツを組み合わせてシンセやエフェクトをつくるソフトです。MaxのほうがGridよりもパーツの粒度が細かく、フレキシブルに何でも作ることができます。しかし、MaxはGridよりもかなり使うのが難しいです。

すべてのエフェクトでマルチバンド、Mid/Side処理が可能

Bitwigには、信号を帯域ごとに分けるマルチバンド用のモジュールやMid/SIde(中央と両側)に分けるモジュールが搭載されています。

これらのモジュールで信号を分岐させてから、エフェクトを挿せばどんなエフェクトでもマルチバンドやMid/Side処理が可能になります。サードパーティ製のプラグインでも可能です。

MIDIとオーディオをひとつのトラックで扱える

Bitwigには、MIDIトラックとオーディオトラックを融合したハイブリッドトラックがあります。

MIDIトラックの1部分だけをオーディオ化して、オーディオ編集したい場合などに、別のオーディオトラックを作成する必要がなく便利です。

一般的なミキサー画面がある

Bitwigには、一般的なDAW(Logic、 Studio Oneなど)と同様に、上にタイムライン(アレンジメントビュー)、下にミキサー(フェーダー)を表示する画面があります。

Abletonは、タイムラインの下にミキサーを表示することはできません。

モジュラーシンセと連携できる

Bitwig Studio

Bitwigは、ユーロラックモジュラーなどと連携できるCV入出力デバイスが搭載されています。

Bitwigのモジュレーターを使ってユーロラックモジュールをコントロールしたりすることができます。

また、モジュラーシンセのオートチューニング機能があるので、1クリックでモジュラーシンセをチューニングできます。 Abletonにも、同じような機能があります。

クラッシュからの保護

Bitwig Studio

Bitwigは、プラグインとオーディオエンジン、その他の機能を別々のスレッドで動作させているため、プラグインがクラッシュしてもプロジェクト全体はクラッシュしません。

クラッシュしたプラグインをリロードしたり、別のプラグインに差し替えることですぐに復旧できます。

Ableton Live, FL Studioのファイルを読み込める

Ableton Live または FL Studioで作成したプロジェクトファイルをBitwigで開くことができるので、AbletonやFL Studioからなら簡単に移行できます。

Ableton Liveより安い

BitwigはAbleton Liveと比べると、かなり安いです。

Bitwigは、フル機能のグレードでも5万円強で購入できます。DAWとしては平均的な価格です。 Ableton Liveは、主要DAWの中で価格がもっとも高いもののひとつで、最上位グレードは8万円強です。

Bitwig Stuido フル版

50,800円

Ableton Live Suite

80,800円

Bitwig Studio の音源

Poly Grid

Bitwig Studio Poly Grid

Poly Grid は、Girdシステムを使ったモジュラーシンセ・サンプラーです。 自分で自由にシンセやサンプラーをつくることができます。

Polymer

Bitwig Studio Polymer

Polymer は、1オシレーターのシンプルなウェーブテーブルシンセです。 Gridでつくられているので、Gridを使ってPolymerをベースにした自作シンセを作ることもできます。 Serumなどのウェーブテーブルを読み込むこともできます。

FM-4

Bitwig Studio FM-4v

FM-4 は、4オペレーターのシンプルなFMシンセです。 FMシンセは、80年代に発売されたYamaha DX7が有名です。

Phase-4

Bitwig Studio Phase-4

Phase-4 は、フェイズディストーションシンセです。 フェイズディストーションは、FMシンセと似た原理で、音はほぼFMシンセと同じです。 フェイズディストーションシンセは、80年代に発売されたCasio CZシリーズが有名です。

Polysynth

Bitwig Studio Polysynth

Polysynth は、シンプルなアナログモデリング系のシンセです。

Organ

Bitwig Studio Organ

Organ は、シンプルなオルガン音源です。

Sampler

Bitwig Studio Sampler

Sampler は、シンプルなサンプラーです。 ピアノやエレピ、ギター、ベース、管楽器など生音系のサンプルライブラリーがBitwigに付属しているので、そのライブラリをSamplerに読み込んで使うことができます。

Drum Machine

Bitwig Studio Drum Machine

Drum Machine は、ドラム用のパッド型サンプラーです。

Bitwig Studio のエフェクト

エフェクトは、基本的なものはだいたいそろっています。 FabFilter / Pro-Q風のイコライザー「EQ+」もあります。

各グレード(フル版、Producer、Essentials)の違い

Bitwig には、フル機能の「Bitwig Studio」のほか、低価格な機能制限版「Bitwig Studio Producer」「Bitwig Studio Essentials」の3つのグレードがあります。

  • Bitwig Studio (フル機能版) : 399ドル/ユーロ
  • Bitwig Studio Producer : 199ドル/ユーロ
  • Bitwig Studio Essentials : 99ドル/ユーロ

主な違いは、インストゥルメント、エフェクト、モジュレーターの数です。トラック数はすべてのグレードで無制限に使えます。

詳しくは、Bitwig公式サイトを参照してください。

グレードEssentialsProducerフル版
価格99ドル/ユーロ199ドル/ユーロ399ドル/ユーロ
トラック数無制限無制限無制限
インストゥルメント数31113
オーディオエフェクト数173246
MIDIエフェクト数41124
モジュレーター数101842
Sound Packages数162243

Bitwig Studio 購入者・ユーザーのレビュー・感想

海外掲示板などからBitwigユーザーによるレビューを紹介します。 全体的なワークフローやモジュレーション機能の評価が高いようです。

AbletonとBitwigどちらがよいですか?(2021年3月)

Ableton or Bitwig? – reddit

Bitwigですね。Abletonのほうがオーディオデバイスはよいですが、ワークフローはBitwigのほうがよいですよ。

Bitwigのほうが何をするにも早いし、CPU負荷も軽いですね。BItwigはダークモードのスキンかカスタムスキンがあるといいのですが。

Ableton と Logicでは、私の大量のトラックとプラグインのプロジェクトを処理できませんが、Bitwigならできます。

AbletonからBitwigに乗り換えようかと思っているので、経験者の人感想を教えてください。(2021年3月)

Very close to switching over to Bitwig from Ableton. What are your experiences? – reddit

実験系の音楽やってる身としては、Bitwigのほうがかなり好きですね。モジュレーション機能がすごいし、Gridもいいですね。ポリフォニックでノートごとにピッチベンドできるし、マイクロチューニングもできるのもいいです。

Abletonにすごく似ているので、Abletonユーザーならかんたんに乗り換えられます。ワークフローはBitwigのほうがかなりいいと思います。

1年ぐらい前にAbletonから乗り換えました。試してみたらモジュレーション機能がすごかったので。特にサードパーティプラグインに対してモジュレートできるのがすばらしいですね。

数ヶ月前にAbletonから乗り換えましたが後悔ありませんね。いまのところあらゆる面でBitwigのほうが優れていると思います。

Ableton をバージョン1.0から使っていて、1年半前にBitwigに乗り換えました。最初の3ヶ月はストレスありましたが、MPEを使いたかったのでなんとか耐えました。今では完全にBitwigを愛しています。二度とAbletonに戻ることはないでしょう。Bitwig最高です。

Bitwigの買い方

Bitwigは公式サイトのほか、Plugin Boutiqueやサウンドハウス、楽天、Amazonなどで購入できます。 Plugin Boutiqueで購入するとおまけのプラグイン(月ごとに変わる)が無料でもらえますし、楽天などならポイントがつくので、公式サイト以外で購入するほうがお得です。

アップグレード版あり

「Producer」や「Essentials」からフル版への、アップグレード版もあります。 「Producer/Essentials」+「Producer/Essentialsからのアップグレード版」でも、フル版の価格と同じなので、最初はProducer/Essentialsから始めて、後でフル版にアップグレードしても損はありません。

クロスグレード版あり

他のDAWを持っている方が、割引価格でBitwigを購入できる「クロスグレード版」もあります。6000円ほど安くなります。

1年間のみ無料でアップデート可能

Bitwigは、購入から1年間は無料で最新バージョンへアップグレード可能です。メジャーアップデートの場合でも無料です。

1年をすぎると最新版にアップデートするには、また1年間アップデートできるようになる「12ヶ月アップグレード版(20,900円)」を購入しなければなりません。

「12ヶ月アップグレード版」は、必ず1年ごとに購入しなければならないわけではありません。最新版へアップデートしたい場合のみ購入すればよいです。

サブスクリプションではないので、アップデートしないでよいなら、1度購入すればそのままずっと使うこともできます。

まとめ

Bitwig Studio について紹介しました。

Bitwig は、シェアはまだ低いものの、ユーザーからの評価は非常に高いDAWです。

Ableton Liveに不満がある方は、検討してみるとよいかもしれません。 もちろん、Ableton以外のDAWからの乗り換えにもよいでしょう。

【初心者向け】DAW・作曲ソフトおすすめ5選!比較して解説【2024年】
この記事では、 DAWの選び方 DTM初心者におすすめのDAW5選 その他のDAW について解説します。 「DTMを始めたいけど、どのDAWを選べばよいか分からない」 という方は、ぜひ参考にしてください。 DAWとは DAWとは、Digit...
【4月中に何か買うとU78 Saturator / Audified他がもらえる!】Plugin Boutiqueの使い方・登録方法・買い方を徹底解説!
「Plugin Boutiqueって何?」 「Plugin Boutiqueの使い方がわからない」 「Plugin Boutiqueの安全性はどうなの?」 という方のために、 この記事では、 Plugin Boutiqueとは何か 利用する...