【2020年】おすすめソフトシンセ【初心者向け】

Xfer Serum プラグイン

ソフトシンセは、種類が多く初心者の方にはどれを選べばよいか分かりにくいです。

そこで、この記事では、おすすめ定番ソフトシンセを紹介します。

ソフトシンセの選び方

ソフトシンセは、得意な音色の傾向からおおまかに、EDM系、レトロ系、生音系の3つのタイプに分けられます。

  • EDM系
  • レトロ系
  • 生音系

EDM系は、今風のシンセ音が得意なタイプです。EDMやテクノ、フューチャーベースなどに向いているタイプです。

レトロ系は、70年代、80年代あたりのハードウェアシンセをコンピューターでシミュレートしたタイプで、レトロなシンセ音を出すのに向いています。

生音系は、ギターやピアノ、フルート、マリンバ、シンセなど実際の楽器の音を録音しておいたものを再生するタイプです。ポップスやヒップホップ、R&Bなどに向いています。

自分がつくる音楽にどんな音色が必要かを考慮してシンセを選びましょう。

おすすめソフトシンセ

Serum / Xfer

Serum / Xfer は、業界標準とも言える定番のEDM系ソフトシンセです。ウェーブテーブル式シンセのなかでも、最も人気があるシンセです。

波形がグラフィカルに表示されるので、直感的に音作りができます。Serum は、ユーザーが非常に多いため、チュートリアルが豊富で、無料のプリセットなども多数配布されています。初心者の方におすすめのソフトシンセです。

This is Xfer Records's Serum (PlugInGuru Sonic Tour)

Massive X / Native Instruments

Native Instruments Massive X

Massive X / Native Instruments は、2019年6月に発売された、最新型EDM系ソフトシンセです。

2007年に発売された Massive をベースに新たに再設計されたシンセです。旧Massiveは、ダブステップなどに多用された大人気のEDM系シンセです。

Massive X では、旧Massiveよりも音質が改善されEDM風のシンセ音だけでなく、アマログ風のマイルドな音色にも適しています。

音色合成には、ウェーブテーブル合成を用いています。

Massive X は、Native Instruments のプラグインバンドル Komplete に収録されています。

Massive X Presets \\ Demo – No Talking

Massive / Native Instruments

Native Instruments Massive

Massive / Native Instruments は、Serum / Xfer とならび定番のEDM系ソフトシンセです。

音色合成には、Massive X、Serum と同じくウェーブテーブルを用いています。Serumのように波形を表示することはできません。モジュレーション機能が充実していて、複雑な音作りがしやすいです。ユーザーも多く情報が豊富なので初心者でも安心して使用できます。

2019年6月に、Massiveをベースにした新しいシンセ Massive X がリリースされました。

Massive は、Native Instruments のプラグインバンドル Komplete に収録されています。

Pigments / Arturia

Pigments / Arturia

Pigments / Arturia は、Serum、Massive X と同様のウェーブテーブルシンセです。

サンプラー機能も搭載していて、実験的な音が出せるグラニュラーシンセシスにも対応しています。

Omnisphere 2 / Spectrasonics

Spectrasonics Omnisphere 2

Omnisphere 2 / Spectrasonics は、膨大な音色が収録されている定番のサンプラー音源です。

音色を加工する自由度は低いですが、音色を選ぶだけでよいので初心者でも簡単に使え、効率よく制作を進めることができます。

ポップスやヒップホップなどを作る方におすすめです。

Omnisphere 2 / Spectrasonics
Omnisphere 2 / Spectrasonics

Kontakt / Native Instruments

Kontakt / Native Instruments

Kontakt は、アコースティック楽器から生ドラム、民族楽器、シンセ音まで、さまざまな音色が収録されたサンプラー音源です。

Kontakt で使える音源ライブラリーは他社からも多数リリースされています。

Kontakt は、Native Instruments のプラグインバンドル Komplete に収録されています。

Diva / u-he

u-he Diva

Diva は、アナログシンセのクローンソフトの中でも最も評価の高いアナログモデリングシンセのひとつです。ソフトウェアとは思えないほどの、太くて暖かい音色を出すことができます。

モデルとなった5種のシンセのオシレーターやフィルターを自由に組み合わせることができます。

モデルとなったシンセ

  • Minimoog / Moog
  • Jupiter-8、Jupiter-6 / Roland
  • Juno α、Juno-60 / Roland
  • MS-20 / Korg
  • JP-8000 / Roland

レトロなアナログシンセ音色を求める方におすすめです。

Repro / u-he

Repro / u-he

Repro には、Repro-1、Repro-5のふたつのシンセが含まれています。

Repro-1 は、有名なアナログシンセ Pro-One / Sequential Circuits のクローン・ソフトシンセです。
Repro-5 は、有名なポリフォニック・アナログシンセサイザーである Prophet-5 / Sequential Circuits のクローン・ソフトシンセです。

Repro は、Divaと共に音質の評価がとても高いシンセです。アナログの実機に非常に近い音色を出すことができます。

Mini V / Arturia

Arturia Mini V

Mini V / Artuira は、伝説的なアナログシンセサイザー Minimoog / Moog のクローン・ソフトシンセです。

ベース、リードなどに適した太い音色です。レトロでファットなMinimoogの音色を出したい方におすすめです。

Mini V は、Arturiaのソフトシンセバンドル V Collection に収録されています。

Prophet V / Arturia

Arturia Prophet V

Prophet V / Arturia は、最も有名なポリフォニック・アナログシンセサイザーである Prophet-5 / Sequential Circuits のクローン・ソフトシンセです。

Prophet-5ならではの特徴のあるレトロな音色で、パッド系音色に最適です。

Prophet V は、Arturiaのソフトシンセバンドル V Collection に収録されています。

DX7 V / Arturia

Arturia DX7 V

DX7 V は、80年代の代表的デジタルシンセ DX-7 / Yamaha のクローン・ソフトシンセです。

音色合成方式に、FM合成を用いていて、FMならではのキラキラしたベル風のサウンドが得意です。

FMシンセは一般的に音作りが難しいですが、グラフィカルなインターフェースで、FMシンセの使いにくさを解消しています。音色はDX7の音そのものです。

DX7 V は、Arturiaのソフトシンセバンドル V Collection に収録されています。

FM8 / Native Instruments

FM8 / Native Instruments

FM8 / Native Instruments は、有名なFMシンセ DX7 / Yamaha のクローンシンセです。

FM8 は、Native Instruments のプラグインバンドル Komplete に収録されています。

Chromaphone / Applied Acoustics Systems (AAS)

Chromaphone / Applied Acoustics Systems (AAS)

Chromaphone / Applied Acoustic Systems は、 弦や膜などの振動特性をモデリングする物理モデリング合成を用いたシンセサイザーです。

減算、ウェーブテーブル、FMなどでは不可能なリアルな楽器音を出せるのが特徴です。ドラム、から弦楽器、ピアノ、オルガンなど様々な音色をつくることができます。

弦、膜、菅、棒、板などを組み合わせて現実には存在しない楽器の音をつくることもできます。

Chromaphone / Applied Acoustics Systems (AAS)
Chromaphone / Applied Acoustics Systems (AAS)

Reaktor / Native Instruments

Reaktor / Native Instruments

Reaktor / Native Instruments は、オシレーターやフィルター、エンベロープなどのさまざまな部品を自由に組みわせて、自分のシンセやエフェクターをつくることができるソフトウェアです。

自分でシンセやエフェクトをつくることができなくても、有料または無料で多数のデバイスが配布されています。

Monarkなど、いくつかの Native Instruments のプラグインはReaktorで作られています。

Reaktor は、Native Instruments のプラグインバンドル Komplete に収録されています。

ソフトシンセの音色合成方式

ソフトシンセの音色合成方式には、さまざまなものがあります。

その方式によって作れる音色が異なるので、自分がつくりたい音楽にどのタイプの合成方式を用いたソフトシンセがいいのかを知ることが重要です。

現在、よく使われている合成方式は、下記の4つの方式です。

  • ウェーブテーブル合成
  • アナログモデリング合成
  • FM合成
  • サンプリング式

この記事では、これらの合成方式を用いたソフトシンセを紹介します。

ウェーブテーブル・シンセ

ウェーブテーブルシンセは、波形テーブルに保存しておいた1周期分の波形を繰り返し読み出すことで、音を生成するシンセサイザーです。

ウェーブテーブルシンセの特徴は、音作りが簡単であることと、作れる音色の幅が広いことです。EDM、トラップ、ダンスホール、フューチャーベースなどに適した今風の音が出せます。エレクトロニックミュージックなどをつくるなら必ずひとつはもっておきたいシンセです。

アナログ・モデリング・シンセ

アナログモデリングシンセは、アナログシンセをソフトウェアでシミュレートしたシンセサイザーです。もっとも基本的なタイプのシンセのため音作りが簡単で、シンセサイザー初心者の方に最適です。

音作りの幅は、ウェーブテーブルシンセと比べると狭いです。レトロなアナログシンセ音を出したい場合に適しています。ハードウェアのヴィンテージ・アナログシンセのクローンがソフトシンセとして多数リリースされていて、実機のアナログシンセの音色にそっくりな音色を出すことができます。

FMシンセ

FMシンセとは、音響合成にFM合成を用いたシンセサイザーです。

FMシンセの代表的な機種は、1983年にYamahaが発売したDX7です。現在、発売されているFMシンセのプラグインは、DX7のクローン、または、DX7とほぼ同じアルゴリムを用いたものです。FM合成はデジタル合成なので、DX7などのハードウェアFMシンセの音色を、ソフトウェアでほぼ完全に再現できます。

FMシンセは独特のキラキラした金属的な音が出せます。音作りが難しいので、主にプリセットを使います。

サンプリング式シンセ

サンプリング式シンセとは、アコースティック楽器やシンセサイザーの音をサンプリングしたライブラリーから音色を選ぶタイプのシンセサイザーです。

サンプリング式シンセは、サンプラーの一種といえます。基本的に自分で音をサンプリングして、音色を追加することはできず、最初から入っている音の読み出しのみが可能です。このため、サンプリング式シンセは、ROMpler(ロムプラー)とも呼ばれます。

サンプリング式シンセの特徴は、ウェーブテーブル、アナログモデリング、FMなどでは出せないリアルな楽器音を出せることです。ライブラリーから音色を選ぶだけなので、音色を自分でつくる必要がなく、初心者の方でも簡単に使用できます。

サンプリング式シンセは、ソフトの容量が大きいため、ハードディスクに十分なスペースが必要です。

サンプリング式シンセは、ポップスからEDM、ヒップホップまで、ほとんどどんなジャンルでも使用できます。サンプリング式シンセがあれば、音作りの幅が格段に拡がるので、ひとつは持っておきたいシンセです。

まとめ

DTM初心者の方が、まず買うべきなのはウェーブテーブル式とサンプリング式のソフトシンセです。

この2種類のシンセを持っておけば、DTMでの音楽制作に必要な音色の大部分をカバーできます。また、ウェーブテーブル式もサンプリング式も使い方が分かりやすいので、初心者の方に最適です。

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